2019年11月23日,コーエーテクモゲームスの主催によるファンイベント
「DEAD OR ALIVE FESTIVAL 2019」が,ニューピアホール竹芝で開催された。
その名のとおり,
「DEAD OR ALIVE」(以下,DOA)シリーズのファンを対象とした同イベントでは,
「DEAD OR ALIVE 6」(
PS4 /
Xbox One /
PC)(以下,DOA6)の世界大会決勝トーナメントや,
「DEAD OR ALIVE Xtreme Venus Vacation」(以下,DOAXVV)のステージなどが開催され,多くの観客で賑わっていた。
本稿では同イベント中に発表された「DOA6」,および「DOAXVV」のアップデート情報を中心に,イベントの模様をお届けしよう。
レイチェル参戦+コラボ施策などが発表された「DOA6」最新情報
まず会場で発表された最新アップデート情報からお伝えしよう。
この日おこなわれた世界大会決勝で,トップレベルの戦いにひとまず区切りがついた感のある「DOA6」では,11月26日にキャラクターの技性能変更などを含む
アップデートが行われることが,プロデューサーの新堀洋平氏から発表された。
またこの発表に合わせて,シーズンパス特典として予定されていた新コスチューム“汗だくトレーニングウェア”の詳細や,テレビアニメ
「ダンベル何キロ持てる?」とのコラボ称号が手に入る
“マッスルコラボキャンペーン”,そして基本無料版が200万ダウンロードを達成したことを記念した
無料アンロックコスチュームの配布も明らかとなっている。
シーズンパス3の新コスチュームとして有料配信される“汗だくトレーニングウェア”。一部キャラクターには新たな髪形も追加され,かすみの小刀や女天狗の扇はダンベルに変化している
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汗だくトレーニングウェアと親和性の高い(?),「ダンベル何キロ持てる?」とのコラボ称号。こちらは無料で手に入るアイテムだ
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“基本無料版200万DL記念”は,かすみの私服コスのアンロックを皮切りに,3パッチ連続で配信予定
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さらに直近のアップデート情報だけでなく,12月には新たなプレイアブルキャラクターとして,魔神ハンター“レイチェル”の参戦+コスチュームセットの登場がアナウンス。
さらに具体的な時期は不明だが,「ライザのアトリエ」を中心にしたガスト作品とのコラボコスチューム配信,また「DOAXVV」からのコラボキャラクター参戦も発表された。
「NINJA GAIDEN」シリーズのコラボキャラクターとして,前作「DOA5」にも参戦していたレイチェルがカムバック。参戦と同時に5種類のコスチュームも配信される
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ガスト作品とのコラボコスチュームの詳細は,後日発表予定とのこと。しかし「ライザのアトリエ」とのコラボは確定しており,そのコスチュームを着ることになるキャラクターの太ももは「揺らします!」と新堀プロデューサーが力強く断言していた
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ステージイベントでの発表直後に実装された「DOAXVV」の大型アップデート
「DOAXVV」のアップデート情報は,ステージイベント
「『DOAXVV』公式生放送出張版 第2弾『オーナーさん大集合! ヴィーナスだらけのDOAフェス』」にて発表が行われた。サービス開始2周年を記念した期間限定ガチャや,ログインボーナスが紹介されたほか,新たなアクティビティとなるブラックジャックの実演などが行われた。なお,これらはすべてその日のうちに実装され,記事掲載時点ではすでにゲーム内で体験できるとのことだ。
「DOAXVV」のステージイベントには,ほのか役の野中 藍さん(写真右),たまき役の大西沙織さん(写真中央)が出演
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サービス開始2周年を記念した期間限定ガチャやログインボーナスが発表に
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第1回ヴィーナス水着デザインコンテスト,キュート/セクシー部門を受賞したプレイヤー作の水着も実装された
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アップデート内容の中でも目玉ともいえる新アクティビティ,カジノでのブラックジャックや,カジノで入手できるアイテムを使った撮影は,ディレクターの作田泰紀氏,野中さん,大西さんによる実演が行われた
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 カジノで遊べるゲームは一定期間で変化する予定。またカジノで必要になるコインは課金による購入ではなく,純粋にゲーム内の賭けに勝って増やしていく形式とのこと |
 カジノで入手したコインは,撮影時に使える小道具の購入にも使える |
小道具の追加のほか,表情を任意に変更できるなど,撮影自体もパワーアップ
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ステージでは新情報の発表のほか,直近3か月のデータの公開も
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野中さん,大西さんがVストーン配布を賭けたクイズに挑戦する一幕も。観客からのアシストもあり,結果は全問正解となった
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野中さん,大西さんは2周年記念メッセージの生アテレコや,ゲーム内アイテムがかかったリアルガチャにも挑戦
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バラエティ豊かなステージイベント&展示
DOAシリーズのファンを対象にしたイベントだけに,会場内にはさまざまな展示物が用意され,またステージイベントもバラエティに豊んだラインナップが用意されていた。前述の「DOAXVV」公式生放送出張版のほか,「DOA」シリーズを題材にした
イラストコンテストや
フォトコンテストなども行われ,来場者の興味を惹いていた。
中でも目玉といえるのが,「DOA6」の世界大会
「DEAD OR ALIVE 6 World Championship」の決勝大会だろう。「DOA5」で開催された昨年よりも海外からの参加者が増えた印象もあり,またコスプレイヤーも心なしか国際色豊かな印象だった。
フォトコンテスト,イラストコンテストの発表には新堀プロデューサー(写真右から2番目),斎藤 豊アートディレクター(右から3番目),中村彰宏ディレクター(左端)ら,「DOA6」の開発スタッフが登壇
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イラストコンテストで選ばれた4名が描いたコスチュームは,後日「DOA6」で実装される予定だ
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13名が参加したコスプレコンテスト
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アジア,アメリカ,ヨーロッパの各地でおこなわれた予選を勝ち上がってきた13名に,当日予選を突破した3名を加えた16名により,その頂点が争われる決勝大会。しかし壇上で試合が行われるのはベスト8以降とのことで,まずはその8名を決めるオープニングマッチが,イベントの開幕より始まった。
アジア,アメリカ,ヨーロッパで開かれた予選大会を勝ち上がってきた13名(1名は都合により欠席)
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大会の基本ルール。ただしLoser'sおよびWinner'sのFinal,Grand Final は3本先取で行なわれた
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結果,Winner's Finalを制したのはアメリカのリグ使い,
CO-D|HOODLESS選手となった。Winner's準決勝で優勝候補の最有力者と目されていたAXL|XCaliburBladez選手,前作から日本トップクラスのプレイヤーとして知られるCOMP|SIOLOGICA選手を破り,無傷でGrand Final進出である。
一方,Loser'sを勝ちあがってきたのも同じくアメリカ勢の
CRAZYSTEADY選手だ。こちらは初戦で負け,早々にLoser'sに落とされたものの,その後の快進撃でLoser's Finalにまで到達。1回戦で敗北したSIOLOGICA選手にサブキャラ(というには憚られる仕上がりだったが)のエレナというカードを切って,セットカウント3-0でリベンジを果たした。
Grand Finalに臨むHOODLESS選手(写真奥)とCRAZYSTEADY選手(写真手前)
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Grand FinalはHOODLESS選手がリグ,CRAZYSTEADY選手がエレナを選択してスタート。先手を取ったのはCRAZYSTEADY選手で,Loser's準決勝,決勝を3-0で駆け抜けてきた勢いで1試合目を先取する。しかし2試合目に入ると,HOODLESS選手が逆襲を開始。3ラウンド連取で2試合目を取り返すと,続く3試合目もほぼ危なげなく勝利。優勝へとリーチをかけた。
あとがないCRAZYSTEADY選手は,ここでメインキャラであるニコを投入する。試合内容は2,3試合目よりは拮抗するも,思い切りよくゲージを吐いて一気にトドメを刺しにいく積極的な動きと,相手の出方をうかがう冷静な立ち回りを織り交ぜたHOODLESS選手が4試合目も勝利。結果,HOODLESS選手がWinner'sのまま「DOA6」初代世界チャンピオンの座に輝いた。
優勝したHOODLESS選手には,賞金1万5000ドルが贈られた
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なお,本イベントで行われたステージイベントの模様は,
YouTubeからアーカイブを確認できる。詳しい試合の模様が知りたい人は,そちらも合わせてチェックしてみよう。