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[TGS 2018]一目見て,さんまの塩焼きに惹かれてしまった――スマホ向けRPG「フードファンタジー」で,おなじみの料理達と冒険に出てみた
たい焼きやさんまの塩焼き,桜餅など,さまざまな料理が擬人化されていると聞き,どんなゲームなのかを確かめるべく試遊してきたので,そのレポートをお届けしよう。
“グルメ擬人化RPG+経営シミュレーション”と謳われているように,本作のメインコンテンツはスマホRPGらしい冒険やバトルの要素と,レストラン運営を楽しめる経営シミュレーションの2つがメインコンテンツとして用意されている。
冒険パートでは5人の食霊(食べ物から生まれた霊体)でパーティを編成し,ステージに出現する堕神を撃退しティアラワールドを探索することになる。
ブースのスタッフに連携スキルが発動する組み合わせの法則を聞いてみたところ,「この2つを一緒に食べるとおいしいという,味や食べ合わせの相性がいいもの同士を試すといいかも」というアドバイスが得られた。
たしかにミルクと紅茶は混ぜればミルクティーとなり,コーヒーとチョコレートは味の相性が抜群だ。となれば,「桜餅とお茶系の食霊の相性もいいのでは?」と,ついついいろんな組み合わせを試してみたくなった。
スマホ向けRPGのバトルといえば,キャラクターの操作はオート機能にお任せできるスタイルが定番化しているイメージだが,本作のバトルはその逆をいく“プレイヤー介入型”のスタイルをとっている。
食霊達は近くの敵に向かってオートで攻撃を繰り出してくれるが,才能スキル(プレイヤーのスキル)や連携スキルはプレイヤーが任意のタイミングで発動させなくてはならない。加えて,食霊が凍る状態異常攻撃を受けて身動きが取れないときは,凍ったメンバーを連続タップで開放してあげたり,ボスが必殺技を発動させようものなら,体に現れるマーカーをタップして攻撃を阻止したりと,相手によってはただ見守るだけでは簡単に勝てない印象を受けた。
「オートこそ快適派」の人だと面倒に感じてしまうこともあるかもしれないが,オートに任せっきりのバトルに飽きてしまった人や,プレイヤースキルが試されるタイプのゲームが好きな人にはピッタリのシステムかもしれない。
各地を冒険していくうちに,バトルなどの報酬で料理の食材を入手できる。これを「レストラン」に持ち込めば,レシピ開発によって新たなレシピを習得し,店を訪れるお客さんに料理を振る舞える。レストラン内の調理台で料理を作ると,作成した料理がなくなるまでお客さんに給仕され,料理ごとに決められたお代と名声,そしてチップが得られる。
料理ごとに得られるお金や消費時間,名声が異なっており,回転率のいい料理で地道にお金を稼ぐか,回転率が悪いものの得られるお金や名声の高いもので時間をかけて回収していくかなど,いい意味でプレイヤーを悩ませてくれる。
レストランでの報酬としてチップを得ると,ショップ内で食霊のかけらやアイテムと交換できる。かけらを一定数集めれば,その食霊が仲間になってくれるので,レストランを極めて仲間を増やすこともできそうだ |
食霊を召喚するガチャも用意されている。キャラクターがみな料理や飲み物の名前なので,「あー,たい焼き出ないっすわー。刺身も出ないっすわー」と,ガチャの結果をついつい口に出したくなってしまう |
RPGパートもレストラン経営パートも,独立した1つのゲームとして成り立つぐらいに充実した内容になっている印象だ。普通のスマホ向けRPGでは満足できないというグルメでよくばりな人は,2つの要素を1つのゲームで楽しめる「フードファンタジー」のリリースを心待ちにしてみてはどうだろうか。
「フードファンタジー」公式サイト
4Gamerの「東京ゲームショウ2018」特設サイト
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(C)2014-2018 FunToy Game,LTD.
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