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  • DICE
  • 発売日:2018/11/20
  • 価格:スタンダードエディション:6264円,デラックスエディション:1万584円(いずれも税込)
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ついに日本軍が登場する「バトルフィールドV」の新アップデート「チャプター5」プレビューレポート。「硫黄島」が戦いの舞台に
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印刷2019/10/30 00:00

プレイレポート

ついに日本軍が登場する「バトルフィールドV」の新アップデート「チャプター5」プレビューレポート。「硫黄島」が戦いの舞台に

DICE
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 第二次世界大戦を舞台にしたシリーズ最新作「バトルフィールド V」PC / PS4 / Xbox One)。欧州戦線がメインの舞台となっていた本作だが,最新アップデート「チャプター5」にて,ついに太平洋戦争の戦地が舞台となり,日本軍と米軍が登場する。スウェーデン・ストックホルムにあるDICEの開発スタジオにて,チャプター5の内容を先行体験できたので,その模様をお届けしたい。

 日本軍と米軍の登場はE3 2019にて告知(関連記事)されていたが,2019年10月21日のトレイラー公開を皮切りに,新たな情報が続々と公開されている。10月31日のチャプター5配信時点で戦いの舞台となるのは「硫黄島(Iwo Jima)」「Pacific Storm」の2マップだ。
 硫黄島はシリーズ初代作品の「バトルフィールド1942」でも舞台となっていたが,今作では大幅にそのフィールドを広げ,よりリアルで臨場感あふれる戦場となっている。もう1つの「Pacific Storm」は「バトルフィールド4」に登場した「Paracel Storm」のリメイクマップだ。
 また,12月には「バトルフィールド1942」以来,何度もリメイクされた「ウェーク島」が追加予定となっている。

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 また当然ながら両軍の武器・兵器も追加される。代表的なモノではセミオートライフルの「M1ガーランド」,中機関銃「M1919 A6」,サブマシンガンの「一〇〇式短機関銃」,狙撃銃の「九九式有坂銃」が追加。兵器では「M4シャーマン」「LVT」「九七式中戦車」や,「零式艦上戦闘機」「F4U(コルセア)」などが登場する。このほかにも「Tide of War」にて追加されるものがあるとのことだ。
 さらにバトルピックアップ要素も復活し,「軍刀」「M2火炎放射器」も使える。これらはトレイラーにも出ていたので気になっている人も多いだろう。

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 今回体験できたのは「硫黄島」と「Pacific Storm」のコンクエストとブレイクスルー,そしてまだ開発中の「ウェーク島」のブレイクスルーだ。

 「硫黄島」のブレイクスルーでは米軍が攻撃側として「上陸用舟艇(LCVP)」を用いた上陸戦から始まる。海岸の上陸拠点を確保し,敵防衛陣地を破壊しながら最終的には摺鉢山の頂上を制圧すると勝利だ。日本軍は言わずもがな,米軍の攻勢を阻止することが目的となる。

硫黄島
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硫黄島のマップ(コンクエストモード)
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 「硫黄島」で戦場となるのは黒い砂浜から海岸堡,摺鉢山拠点までの一帯。飛行場地帯は戦場には含まれないものの,1942にはなかった地下陣地もしっかりと描かれている。コンクエストマップとしてはやや広すぎる気もするが,ブレイクスルーだとちょうどいい広さだ。
 米軍側は最初の上陸戦が鬼門で,上陸用舟艇は海岸に設置されている沿岸砲と零戦による砲火にさらされ,なかなかの地獄感が味わえる。やっとの思いで上陸してもそこには日本軍が溢れており,生半可な攻撃では突破できない。水陸両用戦車であるLVTの上陸を待って強襲し,海岸の上陸地点を確保したあとも,その奥にある陣地を確保するためには見晴らしのいい砂浜を駆け抜けなければならず,「BF1942のオマハみたいだなぁ」と思った次第である。



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 今作の硫黄島はその再現度にこだわっているとのことだ。摺鉢山に築かれた地下陣地や,上陸地点の各所に置かれているトーチカ,火山島特有の黒い砂浜などが,細部にわたって再現されている。もちろん,ゲーム的な要素が必要なため,事実と異なる部分もあると思うが,激戦地となった「硫黄島」らしさを感じた。

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 もう1つのマップ「Pacific Storm」は嵐が訪れるマップギミックなどはそのままだが,BF4で猛威を振るった戦闘艇やヘリはもちろん登場しないため,また違った感覚で楽しめる。両マップとも研究が進んでくればその真価が分かるようになってくると思うが,筆者がプレイした限りでも十分に面白いと感じるマップだった。とはいうものの,筆者は一方的にやられているシチュエーションでも楽しめるタイプの人間だということは補足しておく。

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 最後はバトルフィールドシリーズでお馴染みとなっている「ウェーク島」だ。まだ開発中のバージョンで,EAゲームチェンジャーのフィードバックを受けて調整が行われている状況のため,まだ伝えられることが少ないが,その出来には期待できそうだった。

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 個人的には日本軍が登場することよりも米軍が登場することの方が嬉しい。“カキーン”というクリップ排出が特徴的な「M1ガーランド」が使えるのはとくに胸を躍らせる。「プライベート・ライアン」などの第二次世界大戦モノの映画で育った世代としては,それだけでプレイする価値があるといっても過言ではない。
 零戦や硫黄島に代表されるアイコニックな兵器やロケーションはそれだけでテンションが上がる。惜しむらくは日本海軍にももう少しフォーカスしてほしいところだ。戦艦「大和」などが登場したり,太平洋戦争以外では起きていない空母決戦などを描いたマップなどが登場すればより嬉しい。

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 また米軍が登場したことで,「オマハビーチ」や「バルジの戦い」,「マーケット・ガーデン作戦」などをテーマにするマップが追加できる下地はできた。クリエイティブ・ディレクターのLars Gustavsson氏は,欧州西部戦線への言及は「答えることができない」と避けたが,それでもプレイヤーとしては否応なしに期待が高まるところだろう。

 10月31日に「チャプター5:太平洋の戦い」が配信される。実装後の11月1日〜4日にかけて無料トライアルが実施される予定だ。日本軍と米軍が追加されるこの機会にプレイしてみてはいかがだろうか。
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