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プレカトゥスの天秤
  • フジゲームス
  • 発売日:2018/10/31
  • 価格:基本プレイ無料+アイテム課金
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「Project7」の正式タイトルが「プレカトゥスの天秤」に決定。迫力の“朗読音楽劇”も披露された制作発表会をレポート
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印刷2018/08/04 14:43

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「Project7」の正式タイトルが「プレカトゥスの天秤」に決定。迫力の“朗読音楽劇”も披露された制作発表会をレポート

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 フジゲームスは2018年8月3日,同社の新作タイトル「Project7」の制作発表会&朗読音楽劇を実施した。

 Project7は,フジゲームスが2018年5月に発表した新作タイトルだ。今回のイベントでは,これまで謎に包まれていた本作の詳細が発表された。本稿では,ステージ上で明らかにされた新情報や,代永 翼さんをはじめとする声優陣が登場した“朗読音楽劇”の様子などをお伝えしていく。

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 イベントの冒頭ではローンチトレーラーが公開された。その中で,これまで“Project7”とされてきた本作の正式タイトルが「プレカトゥスの天秤」iOS / Android)であることが明らかにされた。

「プレカトゥスの天秤」公式サイト

「プレカトゥスの天秤」事前登録ページ



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スマイルラボ,プロデューサーの伊藤隆博氏
 映像の上映に合わせて,本作のプロデューサーであるスマイルラボの伊藤隆博氏が登壇。伊藤氏は本作に関する紹介を行ってくれた。

 まずは,本作の制作体制について語られた。初報で公開されたとおり,本作にはキャラクター原案にRejetの前田浩孝氏,音楽にノイジークロークの坂本英城氏,シナリオ原作協力に暁 影二氏など,多くの著名なクリエイターや企業が参加している。
 伊藤氏はこれについて「非常に頼もしいです」と語りつつも「どこからも力強い作品が上がってくるので,それらを上手く組み上げるために努力しています」と話していた。

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 次の話題は,キャラクターやストーリーについて。本作の舞台となるのは,いくつもの国家がひしめく大陸「オルディア」だ。

 蒸気を利用した機械技術や銃器が発明されたオルディア大陸の文明は,産業革命を迎えていた。物語は,次世代のエネルギーとなる鉱石「マギカイト」の発見によって始まる。
 大陸の盟主であるオルディス連合王国は,マギカイトの平和利用のために“主要七カ国”を招集し,国際会議を開催。しかし,会議場は爆破テロに見舞われる。時を同じくして,強大な軍事力を持つヴェルム帝国が大陸全土に宣戦を布告した……というのが,本作のあらすじとなる。

 先に発表されていたとおり,本作のストーリーは7人の主人公によるマルチシナリオ形式で展開される。7人の主人公はオルディア大陸“主要七カ国”の別々の国に住んでおり,それぞれの視点からの物語が描かれることになるという。

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行方不明になった父を探す天才少年リーンハルト(CV:代永 翼)が主人公となる「ヴェルム帝国」。規律と実力が支配する機械化軍事国家で,近隣国家への侵攻を行っている

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オルディア大陸内でもとくに長い歴史を持ち,大陸の宗主国にあたる「オルディス連合王国」。主人公はオルディア貴族のアシュレイ(CV:中村悠一)で,政治の腐敗と戦う物語になるという
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第4皇女セラフィーナ(CV:茅野愛衣)が主人公の「ジェリーダ皇国」。厳しい気候の北国ゆえに戦乱から逃れていたが,現在は資源不足と技術面の遅れに苦しんでいる

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各地で抑圧を受けてきた人々が集まり,国家となった「パラディア群国」。5つの“ファミリー”と呼ばれるマフィアによって支配されている。主人公は,パラディア軍に所属した過去を持つイーヴァル(CV:杉田智和)
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オルディア大陸の商人連合を前身とする「アルス=フォルマ共和国」。主人公は共和国の情報部に所属する女スパイのラシェル(CV:花澤香菜)

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オルディス連合王国から独立した研究都市「リベル独立領」。警備隊に所属する青年ジャスティン(CV:梶 裕貴)が主人公となり,“とある事件”によりゴーストタウンと化した地域の調査を行うことになる
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レンカ(CV:尾崎由香)が主人公となる「アマツ巫国」は,オルディア大陸の外部から移住してきた民が暮らす島国だ。アマツは物語の後半に登場する国で,大陸内での出来事を外部から傍観する立場になる

 伊藤氏によると,主人公以外にも各国に約15人ずつのキャラクターが用意されており,その人数は合計100人以上になるという。個々のボリュームについても,現時点で単行本2000ページに相当するシナリオがあるとのこと。

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 声優のキャスティングにも力が入っており,今回はヴェルム帝国に所属する7人のキャラクターが一例として紹介された。また,キャラクター全員にしっかりとマッチする声を探すため,兼役などは使わない方針とのこと。
 伊藤氏は「現在オファー中の声優さんもいらっしゃいます。出演交渉を重ね,リリースまでにはすべて収録を終える予定です」と,現在の制作状況を語ってくれた。

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 また,ゲームシステムについても少しだけ触れられた。本作のバトルはターン制で「陣形」に関するシステムが用意されており,配置した位置によって同じキャラクターでも使い勝手が変化する仕組みになっているという。
 育成面では,好きなパラメータを伸ばせる「育成ボード」という要素があり,プレイヤーによって違う育成が楽しめるようだ。

 残念ながら今回はゲーム画面の公開は行われなかったが,こちらの詳細は後日発表されるとのこと。期待しつつ続報を待つとしよう。

 ゲーム内容についての紹介は以上で終了となり,ステージ上では声優陣による朗読と,オーケストラによる生演奏を合体させた“朗読音楽劇”が実施された。
 朗読を担当したのは,リーンハルト役の代永 翼さん,クリスティア役の伊藤 静さん,シエラ役の明坂聡美さんの3名。演じられるのは,いずれもヴェルム帝国の軍に所属するキャラクターだ。

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演奏にあたってはノイジークロークの坂本英城氏が登壇。朗読劇の最後にピアノの演奏を担当した
 脚本は今回のために用意されたオリジナルのもので,クリスティア率いる部隊が,オルディス連合王国への侵攻作戦に参加するシーンが描かれた。

生演奏に合わせて行われる朗読は臨場感抜群。ときには効果音やライトアップによる演出も用意されるなど,この場限りの演目とは思えないほどの作り込みに驚かされた
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 朗読音楽劇が終了したあとには,出演声優陣によるトークステージも設けられた。代永さんによると,すでにヴェルム帝国のストーリーはひと通り収録が終わっているとのことで,収録は順調に進んでいるようだ。

 また,明坂さんは今回の朗読音楽劇を気に入った様子で「定期的にやりたい」と,イベントの継続的な開催を伊藤氏に要望していた。伊藤氏によると,今回のような朗読音楽劇の制作には緻密な事前準備が必要のようで,残念ながら頻繁には開催できないとのこと。次回が開催されるとしても,しばらく先の話になりそうだ。

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リーンハルト役,代永 翼さん
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クリスティア役,伊藤 静さん
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シエラ役,明坂聡美さん

 そしてイベントの最後には,本作のスペシャルサポーターとしてガチャピンムックが登壇。本発表会の終了直後から開始された,事前登録キャンペーンについて紹介してくれた。

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 事前登録は現在公式サイトで開始されており,登録者数が一定人数を超えるごとに特典が追加されていく形式が取られている。本作をプレイしてみたい人は,今のうちに登録を済ませておこう。

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