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  • シティコネクション
  • 発売日:2018/08/30
  • 価格:通常版4800円(+税)/限定版5800円(+税)/ダウンロード版3800円(税込)
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帰ってきた“危険行為推奨STG”「サイヴァリア デルタ」Nintendo Switch版の試遊レポート。HD振動は予想以上に爽快だ
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印刷2018/05/24 14:25

プレイレポート

帰ってきた“危険行為推奨STG”「サイヴァリア デルタ」Nintendo Switch版の試遊レポート。HD振動は予想以上に爽快だ

 2018年5月20日に行われたゲーマー向けファンイベントにてシティコネクションがプレイアブル出展していた,「サイヴァリア デルタ」PS4 / Nintendo Switch)を紹介したい。

 本作は,サクセス開発・タイトー販売で2000年3月にリリースされたアーケード向けタイトル「サイヴァリア ミディアムユニット」と,同作のマイナーチェンジ版で,2000年9月にリリースされた「サイヴァリア リビジョン」をセットにしたものだ。グラフィックスはすべて高解像度環境に対応するよう描き直されているうえ,新たな機体や楽曲の追加も行われる。2018年5月12日と13日に京都で開催された「BitSummit Vol.6」にも出展されていたが,関東での出展は今回が初だった。

 今回出展されていたのはNintendo Switch版で,「Nintendo Switch Proコントローラー」と,ホリの「リアルアーケードPro.V HAYABUSA for Nintendo Switch」でプレイできる環境が,それぞれ用意されていた。自機とステージ,BGMは,いずれも「ミディアムユニット」「リビジョン」の両方を選択できるうえ,BGMは新規の「デルタ」版も搭載されていた。

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「Nintendo Switch Proコントローラー」試遊台
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「リアルアーケードPro.V HAYABUSA for Nintendo Switch」試遊台

 オリジナルを知らない人のために,「サイヴァリア」はどのようなゲームなのかを紹介しよう。サイヴァリアは縦スクロール型のシューティングゲームで,派手な弾幕と非常に小さい自機の当たり判定,そして“BUZZシステム”を特徴としている。BUZZシステムは,自機を敵弾にかすらせることで,RPGのように経験値を獲得するというものだ(経験値は敵の撃破でも入手可能)。経験値は一定数溜まるとレベルアップして自機が強化されるうえ,レベルアップの瞬間は無敵となる。とくにリビジョンでは,レベルアップの無敵時間を使って敵の弾幕に突っ込み,大量の敵弾にかすって連続レベルアップを行い,無敵時間を継続させていくのが攻略のキモとなる。


 自機は,素早く左右移動を入力することで“ローリング”という状態になる。ローリング中は自機のショットが前方集中型になるほか,当たり判定が縮小したり,移動速度が上がったり,BUZZ判定の仕様が変化して経験値を獲得しやすくなったりする。このローリングは方向入力をする都合上,操作ミスで被弾してしまいがちだったが,デルタでは方向入力だけでなく専用のボタンを押すことでも発動可能だ。そのほかBUZZ範囲の表示/非表示が可能となっているなど,初心者でもプレイしやすい機能が盛り込まれている。ベテランなら,より高いスコアを狙っていけるだろう。

画面の左右には,レベルアップまでのEXP量を示すゲージや無敵時間のタイマーといったプレイヤーステータス,耐久力と残り時間を示すボスステータス,現在のBGM,オンライン対応のスコアランキングなど,プレイに役立つ各種ガジェットが配置されている
画像集 No.006のサムネイル画像 / 帰ってきた“危険行為推奨STG”「サイヴァリア デルタ」Nintendo Switch版の試遊レポート。HD振動は予想以上に爽快だ 画像集 No.007のサムネイル画像 / 帰ってきた“危険行為推奨STG”「サイヴァリア デルタ」Nintendo Switch版の試遊レポート。HD振動は予想以上に爽快だ

 本作における「ミディアムユニット」と「リビジョン」は別々のゲームとして実装されているのではなく,自機と共に任意の選択式となっている。つまり,「ミディアムユニットの自機でリビジョンに挑む」「リビジョンの自機でミディアムユニットに挑む」といったことができる。
 ミディアムユニットは敵弾1発に対して1BUZZだったが,リビジョンでは敵弾1発に対して複数BUZZが可能となり,それに合わせてバランスも再調整されている。そのため「ミディアムユニット」自機で「リビジョン」をプレイすると,かなりマゾい。

プレイスタート前のセッティング画面。左上に「NORMAL GAME」と表記されているが,他のゲームモードもあるのだろうか?
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 レベルデザイン自体はアーケード版そのままで,ゲームの根幹にかかわるような変更はないが,グラフィックスはリニューアルでさらに美しくなっており,入力遅延はとくに感じられず,カクつくような処理落ちもなかった。
 また,Nitnendo Switch版はHD振動が予想以上に心地いい。緻密な操作が要求されるタイプのシューティングゲームで振動は邪魔になりがちだが,連続レベルアップに合わせて生じる繊細なHD振動は,弾幕に肉薄するときの高揚感を煽ってくれるのだ。そのほか画面回転に対応しているので,テーブルモードでも本体を縦置きにすれば,画面を最大限に活用できる。
 PS4版にHD振動はないが,SHARE機能を使いたい人やトロフィーを集めたい人,あるいは「アーケード版が動いていたタイトーのG-NET基板はPlayStation互換設計だったから,やっぱりPlayStation後継機で遊びたい」というコアな人なら,こちらを選ぶといいだろう。

 「ミディアムユニット」と「リビジョン」をミックスしたうえ,惜しくもサービス終了となった「サイヴァリア・リアセンブル」用楽曲の搭載や,新機体の追加(購入特典DLCで提供)も行われる本作。8月30日の発売が非常に楽しみだ。

 現地ではシティコネクション代表取締役の吉川延宏氏から,「今のところ発売が確定しているのはPS4 / Nitnendo Switchの2プラットフォームだが,Steamでのリリースも予定している」という話を聞くことができた。PCゲーマーにとっては嬉しい知らせだ。

「サイヴァリア デルタ」公式サイト

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