スマホゲームのセルラン分析（2024年6月27日〜7月3日）。今週の1位は「ウマ娘 プリティーダービー」。4月〜6月の国内収益ランキングも紹介

　データ分析を専門に行うSensor Towerによると，2022年におけるスマートフォン向けゲームの国内収益は約2兆1422億円に達している（関連記事）。そんな世界有数のスマホゲーム大国となった日本で，いま最も売れているタイトルをはじめとした，さまざまなデータを毎週お届けするのが，本連載「スマホゲームのセルラン分析」である。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2024年6月27日〜7月3日）

順位	前週	タイトル	DL数の成長率 （前週比）	収益の成長率 （前週比）
1	8	ウマ娘 プリティーダービー	23％	127％
2	26	ドラゴンボールZ ドッカンバトル	112％	453％
3	13	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ	2％	161％
4	7	学園アイドルマスター	-6％	71％
5	2	モンスターストライク	-22％	6％
6	1	崩壊：スターレイル	-21％	-38％
7	11	Fate/Grand Order	-23％	96％
8	4	原神	5％	4％
9	5	ラストウォー：サバイバル	-38％	3％
10	3	eFootball 2024	-6％	-24％
11	17	荒野行動	4％	128％
12	9	プロ野球スピリッツA	-5％	8％
13	33	鳴潮	19％	238％
14	22	プロジェクトセカイ	13％	137％
15	38	ヘブンバーンズレッド	4％	233％
16	10	ドラゴンクエストウォーク	-19％	3％
17	50	LINE：ディズニー ツムツム	73％	263％
18	12	ロイヤルマッチ	-23％	-4％
19	52	三國志 真戦	-24％	249％
20	55	ディズニー ツイステッドワンダーランド	19％	250％
21	18	呪術廻戦 ファントムパレード	-37％	39％
22	32	あんさんぶるスターズ！！Music	18％	113％
23	14	Pokémon GO	9％	-6％
24	34	ロマンシング・サガ・リ・ユニバース	-35％	95％
25	15	ホワイトアウト・サバイバル	-7％	-7％
26	24	ブルーアーカイブ	20％	48％
27	6	パズル＆ドラゴンズ	-10％	-53％
28	29	ONE PIECE バウンティラッシュ	-8％	53％
29	27	信長の野望 覇道	-12％	42％
30	16	モンスターハンターNow	49％	-17％
31	20	パズル＆サバイバル	-11％	7％
32	58	七つの大罪 光と闇の交戦	5％	127％
33	104	プリンセスコネクト！Re:Dive	21％	383％
34	37	LINE ポコポコ	74％	44％
35	36	放置少女	-15％	36％
36	68	ブルーロック Project: World Champion	1％	157％
37	25	Age of Origins	17％	-6％
38	35	ブロスタ	-17％	20％
39	65	転生したらスライムだった件 魔王と竜の建国譚	-12％	125％
40	21	勝利の女神：NIKKE	5％	-23％
41	59	おねがい社長！	35％	76％
42	30	ガーデンスケイプ	5％	2％
43	23	トゥーンブラスト	-3％	-20％
44	47	メメントモリ	-28％	30％
45	71	Identity V	2％	117％
46	42	にゃんこ大戦争	-7％	10％
47	19	ドラゴンボール レジェンズ	-16％	-38％
48	93	雀魂	-10％	186％
49	49	ドット勇者	3％	22％
50	40	ホームスケイプ	6％	7％

※データはSensor Towerから引用
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

　国内収益ランキング1位は「ウマ娘 プリティーダービー」（iOS / Android）だ。新育成シナリオ「収穫ッ！満腹ッ！大豊食祭」（関連記事）を6月26日に公開し，新キャラクター「ドリームジャーニー」を実装した。前週比で収益を127％伸ばしている。


　「ドラゴンボールZ ドッカンバトル」（iOS / Android）は，「孫悟空（身勝手の極意“兆”）」が登場するDOKKANフェスを6月28日に開始。Top50のタイトルで最高の収益成長率となる前週比453％増を達成した。


　また，「プリンセスコネクト！Re:Dive」（iOS / Android）では，ストーリーイベント「あつまれイイコトクラブ！　ミソラの愉快な夏休み」が6月30日にスタート。水着姿の「ミソラ」「ネア」「リリ」が新登場し，前週比383％の増収につながった。

スマホゲームの国内収益ランキング
（2024年4月1日〜6月30日）

　今回は，日本のApp StoreとGoogle Playにおける4月〜6月の収益ランキングを紹介しよう。前期（1月〜3月，関連記事）と比較したデータも併記しているので，参考にしてほしい。

順位	前期	タイトル	DL数の成長率 （前期比）	収益の成長率 （前期比）
1	1	モンスターストライク	-28％	-48％
2	6	パズル＆ドラゴンズ	-22％	-11％
3	12	キノコ伝説：勇者と魔法のランプ	-72％	46％
4	8	崩壊：スターレイル	-7％	19％
5	3	Fate/Grand Order	-27％	-27％
6	9	原神	-28％	-9％
7	41	ラストウォー：サバイバル	77％	205％
8	2	ウマ娘 プリティーダービー	-27％	-57％
9	10	eFootball 2024	-28％	-17％
10	7	ドラゴンクエストウォーク	36％	-26％
11	21	荒野行動	-13％	13％
12	17	勝利の女神：NIKKE	-27％	-3％
13	15	ロイヤルマッチ	-45％	-10％
14	-	学園アイドルマスター（5月16日〜）	-	-
15	4	プロ野球スピリッツA	-21％	-55％
16	23	あんさんぶるスターズ！！Music	0％	-3％
17	18	プロジェクトセカイ	-20％	-25％
18	27	ホワイトアウト・サバイバル	-11％	14％
19	22	呪術廻戦 ファントムパレード	-48％	-16％
20	20	パズル＆サバイバル	19％	-21％
21	11	Pokémon GO	-3％	-50％
22	13	ブルーアーカイブ	-45％	-45％
23	16	LINE：ディズニー ツムツム	-43％	-42％
24	14	ONE PIECE バウンティラッシュ	-36％	-48％
25	25	モンスターハンターNow	-21％	-16％

※データはSensor Towerから引用。データのない箇所は「-」と記載
※App StoreとGoogle Playが集計対象。PC/コンシューマ版のデータは含まれていない

　今期は，1位の「モンスターストライク」をはじめ，ほとんどのタイトルが減収となった。正月イベントがある1月〜3月との比較なので，この傾向は毎年見られるものだ。

　収益を伸ばしたのは「キノコ伝説：勇者と魔法のランプ」「崩壊：スターレイル」「ラストウォー：サバイバル」「荒野行動」「ホワイトアウト・サバイバル」の5タイトル。いずれも海外パブリッシャのタイトルであり，国産タイトルと比べて季節イベントの影響が薄い。

　なかでも，ラストウォー：サバイバルは前期比205％の増収と，大幅な成長を遂げている。お笑いコンビ「かまいたち」を起用したTVCMを5月2日から放送するなど，積極的な広告展開で認知度を高めた。



　また，バンダイナムコエンターテインメントが5月16日にサービスを開始した，アイドル育成シミュレーション「学園アイドルマスター」も14位にランクイン。「アイドルマスター」シリーズの完全新作であり，シリーズで初めて学園を舞台にしている。
　プレイヤーはアイドル育成校「初星学園」のプロデューサー科の生徒として，アイドル科の生徒をスカウトし，立派なアイドルに育てていく。

Sensor Tower 日本語公式サイト

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