プレイレポート
[プレイレポ]海外適性を克服し,凱旋門賞勝利を目指せ。「ウマ娘」新育成シナリオ「プロジェクトL'Arc」先行体験会レポート
なお,今回体験できた内容はあくまでも体験会向けのビルドであり,最終バランス調整前の内容とのこと。こちらのレポートも攻略というより,物語の流れや新しい育成の仕組み,プレイフィールに焦点を当てて解説している。リリースに備えて,前もって雰囲気をつかんでもらえれば幸いだ。
凱旋門賞をゴールとするシナリオ。育成はシニア10月前半で終了
本シナリオの最終目標は,世界最高峰のレースである「凱旋門賞」の制覇を目指すというものだ。世界一のウマ娘育成を目指すトレーナーとなったプレイヤーは,新キャラクターの佐岳メイとともに,「プロジェクトL'Arc」に参加し,凱旋門賞勝利を目指して3年間を戦い抜く,という流れでシナリオは進行していく。
プレイヤーはサトノグループのVRウマレーターの助けを借りて,凱旋門賞へ向けたトレーニングをしていくのだが,節目でVR空間のロンシャンレース場で開催される「L'Arc 代表交流戦」に参加することになる。代表交流戦はジュニア級12月後半,クラシック級6月後半,シニア級3月後半,シニア級6月後半の計4回開催される。
代表交流戦に加えて,クラシック級とシニア級の10月前半で「凱旋門賞」に出走することになる。なお,ウマ娘ごとの目標レースはなく,すべて共通のシナリオの目標レースが設定されている。
そして,これまでのシナリオと大きく違うポイントが,「シニア級10月前半の凱旋門賞出走を最後にシナリオが終了する」という点だ。慣れないうちは,いつの間にかシナリオが終わっていたということになりかねないので,注意したい。
目標レースの凱旋門賞はロンシャンレース場の芝2400mで,そうなるとカレンチャンやハルウララのような適性外のウマ娘は育成できないの? と思う読者もいると思うが,救済措置が用意されている。後述する「海外適性」の項目で詳しく解説するので,その時にチェックしてほしい。
SSマッチを使いこなし,育成を有利に進めよう!
シナリオ特有の新育成システムに触れていこう。今回のシナリオでは,「SSマッチ」という条件を満たすことで実行できる特殊なトレーニングコマンドが存在する。SSマッチは,ライバルウマ娘と対決するトレーニングで,勝利することで基礎能力の上昇に加え,スキルヒントや体力回復,コンディションの獲得といったボーナスを受けられる。
SSマッチは,最大で5人同時に行うことができ,一緒にトレーニングをしたウマ娘からそれぞれ別のボーナスを獲得できる。基本的には最大の恩恵を得られる5人同時のSSマッチを行うのがセオリーのようだ。
肝心のSSマッチを行う条件だが,トレーニングに出現するウマ娘ごとに設定された「スターゲージ」と呼ばれるゲージを最大(3目盛り)まで溜めることで実行できるようになる。
ゲージを溜める流れとしては,通常のトレーニングに一緒に参加したウマ娘のスターゲージがトレーニング後に加算されるというもので,1回のトレーニングごとに最低1目盛り増加する。
トレーニングを繰り返し行い,ウマ娘のスターゲージが最大まで到達したら,そのウマ娘と一緒にSSマッチが行えるようになる。既存シナリオで言うと,アオハル杯の「アオハル魂爆発」に近い感覚と言うと分かりやすいだろうか。なお,アオハル魂爆発と同様にスターゲージはSSマッチを実行しない限り減ることはない。
スターゲージは友情トレーニングを行うことで,1度に2目盛り以上増えるケースを確認できた。ダブル友情トレーニングでは,1度に最大(3目盛り)まで到達しているのも確認できており, ほかのシナリオと同様に友情トレーニングを早く成立させることが重要となりそうだ。
また,ゴールドシップのボーナスに「愛嬌○」が設定されていたため,これを狙ってSSマッチを早めに成立させるのも悪くないだろう。
なお,確定で登場するシナリオリンクキャラのボーナスは固定されているが、それ以外のウマ娘は,あらかじめ決められているボーナス内容が自動的に割り当てられる仕組みだ。割り当てはランダムだが,ボーナスの総量や内訳は変わらないとのことなので,ボーナスの上振れを狙ったリセットなどは不要だ。
SSマッチは勝利することでスターゲージのLvが上昇し,Lvが上がれば上がるほど受けられる恩恵が大きくなる。SSマッチは友情トレーニングを用いてゲージをできるだけ早く貯め,5人分貯まったらガンガン消化していく形が良さそうだ。また,一定の確率でSSマッチではなく,「SSSマッチ」が発生することもあり,より大きな効果を得られるようになっている。
海外適性が凱旋門賞勝利のカギを握る!
本シナリオには,凱旋門賞を制するために必要不可欠な「海外適性」と呼ばれるシステムも用意されている。凱旋門賞やそのほかの海外レース,L'Arc 代表交流戦の出走時に,レースごとに用意された「課題」があり,これを克服しないと,ウマ娘は大幅なデバフを受けてしまう。
この課題を克服できるのが海外適性で,育成中に獲得できる適性Ptを使い,海外適性を獲得していくことになる。海外適性はLvで管理されており,Lv1はトレーニング関連のボーナスが得られ,Lv2を取得することで前述した課題を克服できる。
また,海外適性のLv2のボーナスには,「強制的に芝適性,中距離適性を育成中のみAにする」というものがあり,先に書いた適性外ウマ娘もこの効果により,凱旋門賞などを無理なく走れるようになる。
海外適性はトレーニング効果にも影響を与え,とくにLv3で得られる恩恵はかなり大きい。中には,本シナリオの夏合宿にあたる「海外遠征」時のトレーニング中のみに効果を及ぼすものがあり,どの海外適性をLv3にするか,どのタイミングで取得するか,といった部分はトレーナーの腕の見せどころとなりそうだ。
なお,今回の体験会では,海外遠征以外でも発動するボーナスや,スキルPtアップ,友情ボーナスアップ,消費体力ダウンといったものが確認できた。とくにスキル獲得面で有利になりそうなスキルPtアップのパッシブ効果は,早めに取得すればそれだけ恩恵を得られそうな感触だった。
さらに,海外適性には「クラシック級の凱旋門賞勝利」が取得条件となるものも確認できた。クラシック級の凱旋門賞は解除できないデバフがあり,難度はかなり高い。ただ,今回の体験会でも目覚まし時計を使いつつだがクリアできたので,腕自慢のトレーナーはぜひ挑戦してみてほしい。ちなみに勝利すると専用の特別な展開が用意されていることも確認できた。ウマ娘ファンであれば,間違いなくうれしくなる演出なので,ぜひこちらも確かめてみてほしい。
ロンシャンレース場の力の入ったレース演出は必見!
今回は凱旋門賞が舞台ということで,新たにロンシャンレース場芝2400mのコースが追加されている。このコースでは凱旋門賞のほか,前哨戦のニエル賞,フォワ賞を走ることになるのだが,従来の日本でのレースとはカメラアングルやリザルト時の演出が異なっており,海外の競馬中継を彷彿させるものになっている。実際の競馬ファンであれば,たしかに海外と思える仕上がりになっているので,こちらも必見だ。
レースの話で言うと,新要素として「リード確保」「スタミナ勝負」といった状態変化が確認できたことを伝えておきたい。内容までは分からないが,おそらくは余剰スタミナに意味を持たせるテコ入れ要素だと思われる。詳細は公式からの発表を待ちたいが,同時にレース仕様の調整をはじめとするバランス調整についても期待したい。
また,少しマニアックな話になるが,凱旋門賞の終盤入りタイミングは「最終コーナー」だった。そのため,試遊会からレース場のデータが変わっていなければ,終盤のコーナーで発動する加速スキルが有効に働くはずだ。
育成時間は短め。慣れれば30分程度で終わるバランス
最後に育成時間について触れておこう。あくまでも数回育成しただけの時点での体感となるが,全体的にサクサク遊べる短めのシナリオのように感じられた。最初は多少時間が掛かるかもしれないが,慣れてくれば1回の育成で30分ほどといったところだろうか。終了の時期がシニアの10月前半ということもあり,その分だけ時短に成功しているといった感触だ。
また,本シナリオの終了時にもエンディングのライブパートが用意されており,これが相変わらず高クオリティで素晴らしいものだった。こちらはぜひ,明日からのゲームプレイで自身の目で確かめてほしい。
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