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[JAEPO2018]エレメカになった「PONG」プレイレポート。見た目はアナログながら1人プレイも可能に
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印刷2018/02/09 18:39

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[JAEPO2018]エレメカになった「PONG」プレイレポート。見た目はアナログながら1人プレイも可能に

 千葉県・幕張メッセで2018年2月9〜11日にかけて開催されている「ジャパンアミューズメントエキスポ2018(JAEPO2018)」。本稿では,タイトーのブースや加賀アミューズメントのブースに出展されていた「PONG」を紹介しよう。

画像集 No.001のサムネイル画像 / [JAEPO2018]エレメカになった「PONG」プレイレポート。見た目はアナログながら1人プレイも可能に

 本品は,アーケードゲームの始祖的なタイトル「PONG」をもとに,TABLE PONG PROJECTが開発したマシンだ。そのユニークさから,kickstarterで資金調達が始められたとき,世界中のレトロゲーマーから注目を集めた。日本では,加賀アミューズメントが輸入を,タイトーが販売を担当する。販売時期は,秋頃を予定しているとのことだ。

タイトー販売だが「エレポン」でなく「PONG」
画像集 No.002のサムネイル画像 / [JAEPO2018]エレメカになった「PONG」プレイレポート。見た目はアナログながら1人プレイも可能に

 フィールド部分に液晶やブラウン管は使われておらず,少なくとも「ビデオゲーム」とは呼べない。どちらかと言うと,「エレメカ」に属するものだろう。
 ゲームを構成するのは,白い直方体による2つのパドルと,白い立方体によるボールで,これらはフィールド裏の磁石によって動かされる。パドルの動きには物理的な慣性や摩擦が働くため,操作感はなかなか独特だ。

 パドルは,単に入射角と逆の反射角でボールを跳ね返すのではなく,オリジナルと同様にヒット位置で反射角が変わる仕様となっている。ハードはアナログだが,ボールの挙動はデジタルゲーム的なものなので,不思議な感覚が面白い。

 ゲームシステム自体はほとんどオリジナルのまま。ただ,フィールドの縁には多色LEDが備わっており,ボールが当たったときや点数が入ったときなどに発光による演出が行われる。

輝くLED。ちなみに非プレイ時は,点数用のLEDが時刻を表示する
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こちらは参考用に展示されていたオリジナル版の「PONG」。リリースはおよそ半世紀前の1972年
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 オリジナルの「PONG」はアップライト筐体で,左右にパドルを配置していたが,本作はテーブル筐体でプレイヤーと水平にパドルが存在するため,エアホッケーのような雰囲気だ。2人プレイはもちろん,COM相手の1人プレイも可能となっている。

 展示されていたのは通常タイプだが,それ以外にもアーケード向けにUSB給電端子やBluetoothスピーカーなどがオミットされたコインオペレートタイプも開発されている。比較的安価で省スペース,かつパドルやディスクが飛んでいったりする可能性もない「エアホッケー的な立ち位置のマシン」として,店舗にとっても魅力的なマシンではないだろうか。

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