企画記事
今,「悪魔城ドラキュラ」(のコラボ)が熱い! さまざまなタイトルに込められたリスペクトを読み解く
その「キャスルヴァニア」と「メトロイド」という2タイトルの名を融合させた「メトロイドヴァニア」が2D探索アクションゲームのジャンル名となり,現在でも多数のタイトルがリリースされているのは,多くの4Gamer読者が知るところだろう。
ゲーム業界やクリエイターに大きな影響を与えているシリーズだけに,最新タイトルとのコラボも多く,特にここ数年は“コラボラッシュ”といった様相を見せている。ジャンルやコラボの形はさまざまだが,「悪魔城ドラキュラ」へのリスペクトがどのように表現されているのかを見ていこう。
“ドラキュラ愛”を捧げたコラボ
「Dead Cells: Return to Castlevania」
ローグライクアクションの金字塔「Dead Cells」が,発売から5年を経てついに「悪魔城ドラキュラ」とコラボした。それがDLC「Return to Castlevania」だ。
「ついに」と書いたのには理由がある。もともと「Dead Cells」には「悪魔城ドラキュラ」オマージュと思しき要素が多く,開発者の“ドラキュラ愛”が感じられるのだ。
たとえばゲームの舞台となるのは変化し続ける城であり,主人公はさまざまな能力を手に入れて探索を進める。武器の中には「ヴァルモントのムチ」なる品もあるし,城の壁からは体力回復のチキンも出現。そもそも公式サイト(外部リンク)で「Castlevania-inspired action-platformer」,そして「RogueVania」を謳っている。
そんな「Dead Cells」だけに,「Return to Castlevania」は「悪魔城ドラキュラ」へのリスペクトが込められた大型DLCとなっている。「Dead Cells」の城に突如として悪魔城への入口が開き,迷い込んだ主人公は棺で眠るアルカードを偶然目覚めさせる。さらにはリヒター,マリア,シャノアといった悪魔城と奇縁を持つ者たちの力を借り,復活を果たしたドラキュラに挑むのだ。
コンテンツとしては,悪魔城テーマのバイオーム(ステージのようなもの)が2つ追加され,そこには「アックスアーマー」や「ハーピー」「バエル」などお馴染みのモンスターが登場。新ボスとして「死神」「ドラキュラ伯爵」が主人公の行く手を阻む。そして伝説のムチ「ヴァンパイアキラー」や「クロス」など14種の武器と「アルカード」「リヒター」といった20種のスキン,51の原作曲とアレンジ12曲を楽しめるのだ。
プレイしてみると,「悪魔城ドラキュラ」のダーク&ゴシックな雰囲気が「Dead Cells」スタイルで再現されており,真っ赤な月の光を浴びながらハーピーやアックスアーマーと戦っていると,もう気分は「悪魔城ドラキュラ」だ。
通常バイオームのBGMも差し替え可能で,「VampireKiller」「Beginning」「血の涙」といったシリーズを代表する名曲も存分に楽しめる。長い歴史を持つシリーズの楽曲には“どのバージョンを使うか問題”が発生しがちだが,本作では複数バージョンを収録する曲もあるのだから愛が深い。
「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」でゲームを始める時に流れた「祈り」が「Return to Castlevania」のタイトル画面でも楽しめるなど,差し替え方にも「分かってるなー」と思わざるを得ない。
悪魔城ではところどころでドラキュラ伯爵が出現し,さまざまな妨害を仕掛けてくる。コウモリや火球を放つ,ショップを消す,近くの敵をエリート化するなどさまざまだが,ファン感涙なのが「画面を上下逆さまにする」技。「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」に登場する「逆さ城」がモチーフとなっており,ここでもスタッフの愛には恐れ入るばかりだ。
そうやってゲームを進め,悪魔城で特定の条件を満たすと,リヒターを操作して戦う「リヒターモード」が開放され,操作感まで含めてさらに「悪魔城ドラキュラ」に寄ったものとなる。
武器は「モーニングスター」で固定,ジャンプボタンを2回押せば「バック宙返り」が発動し,ステージ中に出現するサブウェポンも「聖水」をはじめとした「悪魔城ドラキュラ」由来のものとなる。サブウェポンの発動には燭台から出てくるハートが必要になるので,もはや「悪魔城ドラキュラ」そのままだ。
リヒターは「Dead Cells」の主人公と違って2段ジャンプやローリング回避はできないが,悪魔城を探索してアーティファクトを手に入れると「ハイジャンプ」や「ダッシュ」といった技が解禁され,行動半径が広がる。
残念ながら「リヒターモード」は,本編から独立した短めの1ステージのみだが,主人公やルールが変わるのだから凝ったオマケといえるだろう。
「Return to Castlevania」では,コラボ武器も見逃せない。「Dead Cells」のルール通り,コラボ武器にもランダムオプションが付与されるため,同じ武器でも性能が異なるものが出現する。
例えば「クロス」は,ブーメランのように戻ってくる十字架だが,「斜め上に向かって矢を放つ」「グレネードを投げる」といったオプションが付与されれば,十字架を投げる度に矢や爆弾も飛ぶのがユーモラスだ。
「聖水」も,「悪魔城ドラキュラ」ファンにはおなじみの「小瓶を地面に投げつけると割れて炎が上がる」というものだが,レジェンダリー品なら「アイテムクラッシュ」※をモチーフにしたと思われる「聖水の雨を降らせ,地面の至る所が燃える」能力が付与されるため,派手かつ強力。複数の聖水やクロスを見比べつつ装備を選ぶのは「Dead Cells」ならではの体験といえるだろう。
※通常よりもハートを多く消費する分,強力な攻撃を繰り出せるシステム
オリジナルに忠実なものだけでなく,アレンジされた武器も見どころ。「Dead Cells」の聖書は打撃武器だが,敵を殴っていくと本からページが舞い散り,「悪魔城ドラキュラ」ではお馴染みの,主人公の周囲を巡る動きが見られる。「聖書を使うとなぜ周囲を回るのか」という,「悪魔城ドラキュラ」のプレイヤーにとっての長年の謎(?)に,独自の解釈を加えているということかもしれない。
ヴァンパイアキラーはヴァルモントのムチと違って3段コンボの広範囲武器で,炎上した敵にクリティカルを出せる。敵を炎上させる聖水とのシナジーは抜群で,こういった細かな能力付けにもリスペクトがうかがえる。
コラボ武器の中には,敵の能力をモチーフにしたものもある。「デスサイズ」は死神が持つ大鎌に似ており,倒した敵が霊魂となって,敵に体当たりして自爆する。「コウモリの群れ」はドラキュラ伯爵のように広げたマントから無数のコウモリを呼び出す……といった技を自分で使える。
「Return to Castlevania」のボスであるドラキュラ伯爵は,DLCボスの中でも別格の強さを誇る強敵だ。人間の姿ではオリジナルを模したさまざまな攻撃を繰り出してくるため,ファンなら技を見る度に懐かしさがこみ上げてくるだろう。
これを倒せれば“お約束”の最終形態に。巨体で飛び回りつつ,ブレスや隕石,コウモリ召喚などダイナミックな大技を繰り出してくるため,迫力満点だ。倒せれば専用のエンディングも待っているため,総力を挙げて戦おう。
「Return to Castlevania」は,楽曲の使い方からコラボ武器の選定まで,「悪魔城ドラキュラ」へのリスペクトに溢れており,ファンにはたまらないDLCとなっている。プレイしてみると,タイトル名の「Return」には,「Dead Cells」の精神的原点であろう「悪魔城ドラキュラ」の世界,開発者がかつて衝撃を受けた懐かしの城へ“帰還する”という意味も込められているかのようにも感じた。
厳しい日々を,アルカードの服や悪魔城の調度でドレスアップ
「V Rising」
「V Rising」は,2024年5月8日にリリースされたばかりのサバイバルアクションだ。人間とヴァンパイアが激しく争う世界を舞台に,プレイヤーはヴァンパイアとなって生き残りを目指す。
しかしながら,この世界はあまりにも過酷だ。もちろんヴァンパイアである主人公は,狼に変身できたり,吸血して能力を強化したりといったことができるが,気を抜くと人間たちに倒されてしまうし,朝になると太陽が昇ってヴァンパイアの身体を灼く。
日の出に怯えつつ根城を目指し,間に合わないようなら日陰を探さなければならない。慣用句の「お天道様の下を歩けない」を地でいくのは,なんとも言えない情けなさだ。周囲に日陰がない状態で取り残されてしまうと,燦々と輝く陽光の中,テントや木陰に縮こまるようにして隠れ,人間に襲われないことを祈りつつ時間が過ぎるのを待つことになる。いざ自分がなってみると,ヴァンパイアというのはとてもか弱い存在だ。
サバイバル系のゲームゆえ,棲み家も自分で作らなければならない。ヴァンパイアといえば荘厳な城が定番だが,ゲーム序盤は夢のまた夢。おおざっぱに整地した地面を木の柵で囲い,寝床となる棺を置いて「これが我が城よ!」と言い張るしかない。
屋根がないので,朝になれば容赦なく陽光が差し込んでくる。灼かれないように棺に潜り込む様がゲーマー生活のようで親近感は湧くものの,ヴァンパイア的な高貴さにはほど遠く,サブタイトルを付けるなら“ヴァンパイアは辛いよ”とか“吸血鬼哀歌”という感じだ。
厳しくもやりがいがあるヴァンパイア暮らしだが,これを彩ってくれるのがコラボDLC「悪魔城ドラキュラプレミアムパック」だ。このDLCではアルカードの服装一式に加え,各種の変身フォーム用スキン,そして悪魔城風の壁やフローリング,絵画や彫像を作ることができる。
とはいえ,その道のりは平坦なものではなく,ゼロからスタートすると(筆者の場合)15時間弱ほどかかった。「仕立て台」を作れればアルカードの服装を生産できるのだが,そのためにはマップの北に広がる人間の領域に踏み込み,強敵の「Vブラッド」(特殊な血を持つボス)を何体か始末する必要がある。
本作には経験値というものがなく,各地に点在するVブラッドを倒すなどしてテクノロジーを手に入れ,生産できる装備のレベルを上げていかなければならない。つまり,装備のレベルを上げられない状態で,強いVブラッドと戦う必要があるのだ。
加えて人間の村は序盤に拠点を作るであろう場所からはやや遠い。夜の間にたどり着いて“用事”を済ませて帰宅する,なんてことは難しいうえ,何かしらの戦利品を持った状態ではファストトラベルもできないため,外出先で昼間を過ごす算段もしなければならない。村の周囲にある日陰に潜み,じりじりしながら夜を待つ様は,実にヴァンパイアらしい。
ヴァンパイア暮らしが大変なだけに,ファンならコラボコンテンツを入手したときの喜びはひとしおだろう。アルカードの服装は単体だと最低限の能力しか持たないが,“見た目装備”として使える。つまり,どれだけ装備を更新してもアルカードの服装のままでいられるということだ。
これを入手する頃にはある程度の城も手に入っているはずだが,壁や床といった調度を悪魔城風に飾れる「古のシンフォニー」シリーズを使えば,一気に豪華絢爛な内装となる。作成にはそれなりの素材も必要になるのだが,アルカードやマリアの像を飾ったり,棺の見た目を変えたりすればQOLが何段階も上がった気分だ。
そしてファン注目なのが「ミュージック・ボックス」という施設だ。開放されればわずかな素材で作ることができ,「血の涙」「シモンのテーマ」の「V Rising」アレンジを聴ける。シリーズの楽曲はさまざまなアレンジがされているが,海外の「悪魔城ドラキュラ」ファンが名曲をどのように仕上げているのか,気になる人は必聴だ。
アルカードとレオンが登場し,ケイドロで追いかけっこ
オバケイドロ!
ニンゲンとオバケが「ケイドロ」で追いかけっこする「オバケイドロ!」でも「悪魔城ドラキュラ」のコラボコンテンツが用意されている。こちらは無料で入手可能だ。
参戦するのは「悪魔城ドラキュラX 月下の夜想曲」のアルカードと,「キャッスルヴァニア」のレオン・ベルモンド。原作で人間を助けるアルカードはニンゲン側のキャラで,吸血鬼を狩るレオンがオバケ側のキャラクターとなっている。レオンの任務はアルカードを追うことなのだろうか?
ゲームから腕時計(外部リンク)まで,あちこちのコラボで引っ張りだこのアルカードだが,本作に登場する彼は,珍しいデフォルメ姿。このままぬいぐるみとして商品化してほしいくらいに可愛らしい。
本作のニンゲンたちは「ランタン」を光らせてオバケをスタンさせるのだが,アルカード用のランタンはなんとアルカードソード。構えた剣が光るとオバケがひるむ様には意外と違和感がなく,こちらも他のゲームとはひと味違った使われ方だ。
アルカードソードのスキルとして使えるのが「ヘンシン」と「バックダッシュ」。前者はコウモリ変化の高速移動「ソウルオブバット」,後者は後ろへの素早いダッシュという原作再現の能力で,「月下の夜想曲」の記憶が蘇ってくる人も多いのではないだろうか。
たとえオバケに捕まっても原作要素を楽しめるのがポイントで,牢屋の中では「ソウルスチール」「ダークメタモルフォーゼ」を使える。とはいえこれはあくまでエモートで,魂を奪ったり,返り血を浴びて回復したりといった効果までは伴わない。ニンゲンとオバケが仲良くケイドロを楽しむ「オバケイドロ!」世界を壊さない,アルカードさんの紳士ぶりがうかがえる。
レオンはアルカードらニンゲンを追い回すオバケ役。原作で魔物を懲らしめたムチも,「オバケイドロ!」世界ではニンゲンを捕獲するために使う。ボタンを連打するとコンボになるという,ほかのオバケとひと味違った性能を持ち,段数によって範囲が広かったり射程が長かったりといった個性が面白いところ。2段ジャンプも原作再現の能力で,屋根の上に乗るなど立体的な動きが可能となっている。
本物のオバケではないため,他のオバケのような壁抜けができないが,ムチや2段ジャンプを駆使してニンゲンたちを追いかけていこう。アルカードとレオンの使用中はBGMもコラボ曲となるのが嬉しいところ。「悪魔城ドラキュラ」ファンなら,「オバケイドロ!」購入後すぐにDLCを導入してみよう。
コラボしていなくてもコラボ済み? な「Vampire Survivors」
2021年に公開され,シンプルな操作やリプレイ性の高さで大ヒットとなり,「ヴァンサバライク」というジャンルを生み出した「Vampire Survivors」。
ムチや聖書,オノ,短剣,十字架といった初期の武器からは「悪魔城ドラキュラ」へのオマージュが感じられ,その動きまでそっくりに作られている。また,「ヴァンパイアを追って戦い続けていたら,死神に妨害される」というゲーム展開にニヤリとしてしまうプレイヤーもいるだろう。
だが,本作において「悪魔城ドラキュラ」とのコラボが行われたことはない。現在もっともコラボが望まれているタイトルかもしれない。
シモンによく似たアントニオの初期武器は「ムチ」。「聖水」や「短剣」なども手に入れて大暴れしていたら,後ろから怖い死神がやってきる
こちらのキャラはアルカードによく似たアルカ。衝撃波を放つ「ヴァルマンウェ」風の「聖なる風」,自身の周囲を旋回する「聖書」,放物線を描いて飛ぶ「斧」……と「悪魔城ドラキュラ」オマージュの要素は多々ある
もはやコラボしていなくてもコラボのような「Vampire Survivors」だが,今年5月に「悪魔城ドラキュラ」と同じKONAMIのIPである「魂斗羅」とのコラボDLC「Vampire Survivors: Operation Guns」がリリースされている。
ここでは,ビルとランスの元祖魂斗羅に加え,「魂斗羅ザ・ハードコア」のブラッドやブラウニー,最新作「魂斗羅 オペレーション ガルガ」のアリアナやルシアといった歴代作のキャラクターが登場。中には「魂斗羅ザ・ハードコア」の隠しステージでシモン・ベルモンドをセルフパロディした「シモンド」という,どう考えてもメジャーではないキャラクターまでいるのだから,開発者のコナミ愛は相当なものだろう。
「スプレッド・ショット」を撃ちつつ「聖書」「十字架」で身を守る。正式コラボとオマージュ武器が夢の共演を果たした
翼の生えたパワーアップアイテムや,ボムアイテムも登場
ボス「奴隷獣タカ」も登場し,魂斗羅たちに襲いかかる
こうなると,次こそ「悪魔城ドラキュラ」とのコラボに期待したいところ。ここからさらに「悪魔城ドラキュラ」色を強めるのは簡単ではなさそうだが,「Operation Guns」では,「魂斗羅」シリーズのアレンジ曲が流れる中,スプレッド・ショットで飛来したカプセルを撃ち落とす……という,「Vampire Survivors」のシステムで「魂斗羅」のプレイ感を再現した実績がある。コラボが実現したなら,きっと想像を超えたオマージュを見せてくれることだろう。
8月7日,謎に包まれたコラボの詳細が明らかに
「Dead by Daylight」
1人の殺人鬼と4人のキラーが入り乱れる非対称型対戦ホラー「Dead by Daylight」でも,「悪魔城ドラキュラ」とのコラボが発表されている。ダーク雰囲気のタイトルだけに,「悪魔城ドラキュラ」との親和性も高いと思われるが,現時点で明かされているのはティザービジュアルのみだ。
とはいえ,先の「ダンジョンズ&ドラゴンズ」コラボでは,リッチのヴェクナをキラーに,吟遊詩人をサバイバーにした「Dead by Daylight」スタッフだけに,「悪魔城ドラキュラ」コラボにも期待できそう。次なる情報は2024年8月7日に明かされる予定なので,楽しみに待ちたい。
今から38年前の1986年に日本で誕生した「悪魔城ドラキュラ」は,ダークでゴシックなムードで,世界中のゲーマーたちを魅了してきた。その人気や知名度をさらに高めたのが,ここ数年続くコラボの数々といえるだろう。その内容はキャラクター,武器,楽曲など多岐に渡っており,いずれのコラボも熱いリスペクトとディープな愛に満ちている。
こうなると欲が出てくるもので,本家「悪魔城ドラキュラ」の新作が欲しくなってくる。2Dアクションゲームはインディーゲームを主戦場に復権を遂げているし,「月下の夜想曲」オマージュのメトロイドヴァニアは定番ジャンルともなった。つまり,「悪魔城ドラキュラ」の復活に,これ以上ないほどの舞台が整っているのだ。
ドラキュラ伯爵は「人間の欲望が消えぬ限り,自分は必ず蘇る」と語っている。だからこそ「新作が欲しい」という欲望に応えて蘇ってほしいと願うのは,筆者だけではないだろう。
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- ライター:箭本進一
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Dead Cells: Return to Castlevania Edition(C)2023 Konami Digital Entertainment and(C)Evil Empire.
Published and distributed by 3goo K.K. in Japan. Developed by Evil Empire and Motion Twin. All rights reserved.
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