インタビュー
Fateは歌と私をリンクさせてくれた原点。「Fate/EXTELLA LINK」のテーマソング「JUSTICE」を歌う,春奈るなさんにインタビュー
幼少期から,TVアニメが大好きだったという春奈るなさんらしく,アニメのタイアップ楽曲が多い印象だが,実は人前に立つ仕事を始めたのは,パンク,ロリータ,ゴシックなど個性的なファッションやカルチャー情報を取り扱うファッション雑誌「KERA」の読者モデルをしたことがきっかけ。
その後,先述した「空は高く風は歌う」でブレイクし,現在では,2017年10月から放送された「URAHARA」で主人公の須藤りとを演じて声優デビューを果たすなど,活動の幅を精力的に広げ続けている。
今回4Gamerでは,そんな春奈るなさんが本日(2018年6月7日)発売された「Fate/EXTELLA LINK」(PS4 / PS Vita)の,テーマソング「JUSTICE」を担当すると聞き,同楽曲に対する想いや,デビューのきっかけ,最近はまっているアニメや好きなキャラクター,興味のあるゲームなど,さまざまな話を聞いてみた。
ラクス・クラインから学んだ
「人のために歌うということ」
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。さっそくですが,2018年6月7日に発売される「JUSTICE」について聞かせてください。
※インタビュー収録日:2018年5月25日
この楽曲は去年から作りこんでいて,2017年10月にはレコーディングも済んでいる状態でした。また,今回は配信限定シングルなのですが,先行してMV(ミュージックビデオ)を公開しています。
4Gamer:
楽曲の力強さはもちろんなのですが,MVでは対称的な黒と白の衣装が印象に残っています。
春奈さん:
「JUSTICE」のモチーフは正義の女神「テミス」なんですが,彼女は右手に剣,左手に天秤を持っていて,そこから感じられる“静と動”,“剛と柔”といった対照的な印象を,“白と黒”の衣装で表現しています。
4Gamer:
撮影時に苦労したことはありますか。
春奈さん:
黒い衣装で女性の強い部分を表情し,白い衣装で優しさを表現しているのですが,シーンごとに前の演技に引っ張られてしまうと,印象が大きく変わってしまうので,対照的なものを演じ分けるのにはとても苦労しました。
4Gamer:
何度も撮り直すものだと思いますし,心の切り替えが重要になりそうですね。そんなMVですが,春奈るなさん的な見どころはどこでしょうか?
春奈さん:
すべてが見どころではあるのですが,私がおでこを出しているところには注目してもらいたいです(笑)!
4Gamer:
春奈さんがおでこを出しているのはとても珍しいこと,という話はうかがっています(笑)。
春奈さん:
おでこと眉毛を長らく封印してきたので,「それをこのタイミングで!?」と驚く方もいらっしゃると思います。それこそ春奈るなの新しい一面が見られると思います。
4Gamer:
ちなみに,おでこと眉毛を隠し続けた理由みたいなものはあるんですか?
とくに理由はないんですが,私が好むゴシックやロリータといったファッションでは,デコや眉毛を隠すのがステータスで,高校生になったと同時に前髪をパッツンにして以来,ずっとこのスタイルなんです。
例えばおでこが広いから隠したいとか,そういうネガティブなものではないので,出すことに抵抗はないんですけど,見てくれる人がどういう風に受け取るのかはちょっと不安ですね。「これ誰?」みたいな(笑)。
4Gamer:
たしかに(笑)。そのほかに注目ポイントはありますか。
春奈さん:
演奏してくれているバンドメンバーの衣装がかなり個性的で,完成したMVでおどろおどろしい雰囲気には注目してもらいたいですね。個人的には「新境地に来たな……」って感じてます(笑)。衣装をはじめ,本当に細部までこだわっているので,ぜひ隅から隅まで見てほしいですね。
4Gamer:
衣装と言えば,2年ほど前からウェディングドレスのプロデュースもされていますよね。これはなんのきっかけがあって始められたんですか。
春奈さん:
実は,サンセルモさんという結婚式場を経営されている会社の社長さんがすごいアニメ好きで,私のことを知ってくださっていたのがきっかけですね。
私がプロデュースしている「LUNAMARIA」というシリーズ名,実は「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」のルナマリア・ホークが元ネタなんです。
わりとコスプレチックで,普通ではありえないようなデザインをしているので,コスプレやロリータファッションが好きな人でも納得して着てもらえると思います。
4Gamer:
すでにいくつかのシリーズがあり,次で第4弾になるとか。
春奈さん:
第1弾の頃はまだまともだったんですが,第2弾あたりからおかしくなっていきます(笑)。
例えば,「Ange et Diable(天使と悪魔)」は白と黒を基調にした,コスプレ色が強いものになっています。「Bulle de Savon」は「シャボン玉」がテーマになっているんですが,実は裏テーマとして「おそ松さん」の六つ子のカラーも意識しているんです。
4Gamer:
なんと。そんな裏設定が。
春奈さん:
分かる人には分かるはずです!
4Gamer:
おそ松さんの話が出たのでアニメについても聞かせてください。春奈るなさんは「機動戦士ガンダムSEED」と「イナズマイレブン」がお好きと聞きました。
春奈さん:
そうですね,自分の人生に大きく関わっているのはその2つです。
4Gamer:
「機動戦士ガンダムSEED」を見始めるようになったきっかけなんだったのでしょうか?
春奈さん:
イザーク・ジュールという銀髪おかっぱのキャラクターが出ていたことですね。とてもツンデレなキャラクターで関 智一さんの声がドンピシャにはまっていて,イザークを見たいがために見始めました。
最初のきっかけはイザークだったんですが,見ているうちに「機動戦士ガンダムSEED」のメインテーマのひとつである「歌で世界を救う」という点にすごく惹かれていきました。きれいごとのように聞こえるかもしれませんが,本当に歌で世界を救えるかもしれないという可能性を感じさせてくれたのが,この作品だったんです。
4Gamer:
ラクス・クラインですね。
春奈さん:
まさにそうです! 「機動戦士ガンダムSEED」を見ていたのが中学生ぐらいだったんですが,この頃から本格的にアニソンに関わっていきたいと思い始め,ラクスの歌う姿勢を自分に重ねてレッスンを受けるなど,その影響はとても大きかったですね。
それまでは,自分が楽しいから歌うっていうスタンスだったんですが,「人のために歌う」ということをラクスから学びました。
4Gamer:
そういえば,この世界に足を踏み入れることになったきっかけも,アニマックスが主催していた「全日本アニソングランプリ」なんですよね。
春奈さん:
そうですね。第4回大会でファイナリストの3人に残り,そこからいろんなお話をいただいて,今につながっています。
4Gamer:
余談なんですが,個人的にはエンディングのSee-Sawさんを“鬼リピ”してました。MDで。
春奈さん:
MD懐かしい! 私もMDで聴いてましたよ! すごくいい曲ですよね。また,エンディングの入り方がいいんですよね。劇中に絡めてきて,何度号泣させられたか。
4Gamer:
自分も何度も号泣しました。続く「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」はT.M.Revolutionの「ignited -イグナイテッド-」がめちゃくちゃかっこよかったですよね。
分かります,あれを聞くと「さあ,観るぞ!」ってスイッチ入ります。「機動戦士ガンダムSEED DESTINY」で言えば,私の2番目の推しのレイ・ザ・バレルが,最終回で死んでしまって……。長髪で金髪,そしてピアノが弾けるという私好みのキャラクターだったんですが,そのとき,初めて“推し”が死に,とてつもない喪失感にさいなまれました。
最終回で「生き延びた!」と思ったら最後で爆撃に巻き込まれて,自ら死を選ぶんです。推しがいなくなるというのは,こんなに苦しいのかと……。あのときのエンディングは今でもまともに見られないです。
4Gamer:
これ以上は春奈るなさんが耐えられなさそうなので,「機動戦士ガンダムSEED」の話はここまでにしましょう。では,「イナズマイレブン」の話も聞かせてください。きっかけはアニメとゲーム,どちらだったのでしょうか。
春奈さん:
アニメですね。ちょうど無印の2期がやっているころで,9年前ぐらいにテレビでやっているのを見たのが最初です。それこそキャラデザがドストライクで,そこからもうどっぷりと……(笑)。
4Gamer:
4頭身くらいのSDっぽいデザインがお好きなんですね。
春奈さん:
そうなんです。しかも性別が分からないような中性的な子がすごく好きで,“女の子だと思ったら実は男の子だった”っていうパターンがすごく多くて,そこにも魅力を感じますね。
しかも中学生なので,大人でも子供でもない,いちばん神秘的な時期といいますか,声変わりや心の変化も一番大きいと思いますし。そういった青春を駆け抜けている彼らが大好きなんです。
4Gamer:
すでに目線は親御さんですね。
春奈さん:
なんかもうそういう風になってきてますね。
4Gamer:
現在は最新作の「イナズマイレブン アレスの天秤」が放送されていますが,推しキャラはいますか。
春奈さん:
推しキャラは4人いるのですが,とくに注目しているのはアフロディくんですね。本名は亜風炉照美(あふろてるみ)なんですが,フルネームで呼ばれることを好まない子なんです。見た目はとても中性的,というかもうほぼ女の子です。
4Gamer:
名前の由来はアフロディーテですよね,きっと。
春奈さん:
そうです。金髪長髪で,まさに女神のような雰囲気なんですよ。
4Gamer:
金髪で長髪……? あれ? さっきも聞いたような。
春奈さん:
だんだんと私の好みがバレてきましたね(笑)。基本金髪が好きで,ロンゲとおかっぱが重なると相当やばいです。
ただ,アフロディくんは,見た目とは裏腹にすごい男気の持ち主で,仲間のためなら自己犠牲も厭わない芯のある強い子なんですよ。
4Gamer:
聞いている限り,かなり熱血寄りですね。
春奈さん:
わりと熱血です。ゲームのほうではナルシストっぽいんですが,アニメでは熱血感のほうが強いですね。そんなアフロディくん,2期から主人公達の仲間になるんですが,最初は敵だったんですよ。
4Gamer:
転校してくるということですか。
春奈さん:
転校というか,いきなり空から降ってくるんです。羽が生えていて,天使なんですよ。
4Gamer:
え,ちょっと,頭が追いつかないです(笑)。
春奈さん:
ですよね(笑)。そもそもTVアニメでは,2期で宇宙人が侵略してきちゃうんですよ。言わずもがなで,主人公達がピンチになるわけですが,そこで助けに来てくれたのがアフロディくんですね。救世主みたいな立ち位置で,主人公達のチームに編入するんです。5話分ぐらいしかいないんですが,彼は強烈なインパクトを残していきました。
4Gamer:
アニメといえば,2017年夏に「URAHARA」で主人公を演じられていますよね。
春奈さん:
「URAHARA」は原宿が舞台の作品になっているのですが,私が「KERA」の読者モデルを一時期やっていたことなどから,原宿に近いイメージで選んでいただけたのではないかなと思います。
TVアニメ「URAHARA」公式サイト
4Gamer:
主演声優は初めてだったと思うのですが,当時はどういった心境でしたか。
春奈さん:
頭の中が真っ白になりましたね。アフレコの一週間ぐらい前は気が気じゃなかったですし,ひたすら台本を読んでも,実際にアフレコのマイクの前に立ったら,どうなるんだろうとか,そういう不安ばっかりで……。
楽しみよりも不安のほうが大きかったですし,アニメを見ている人間からすると,声優さんは神様のような存在なので,「その一員に自分がなるの?」と考えたとき,「まずい,丸腰じゃまずい」と思ったんです。
4Gamer:
確かに丸腰はまずいですね(笑)。
春奈さん:
第1話の収録時は冷静にやろうと思っていたんですが,手の震えが止まらなくなるほどに緊張してしまって……。ただ,共演させていただいたみなさんからアドバイスをもらったり,マイクの入り方を(上坂)すみれちゃんに教えてもらったりして,すごく助けていただきました。
4Gamer:
同じスペースクラフトですもんね。上坂さんとはそのときに仲良くなられたんですか。
春奈さん:
それより前に,何度か撮影などでご一緒させていただいていたんですが,LINEを交換したのは「URAHARA」のアフレコのときですね。
4Gamer:
最近も連絡を取られているんですか。
最近はないですね。アフレコの頃は毎週会っていたんですが……。ちょっとアタックしてみようかな(笑)。
4Gamer:
今回の記事をきっかけにぜひ! ちなみに,作品を振り返って「こうすれば良かったな」など,思ったことはありますか。
春奈さん:
反省点だらけなんですが,そのとき自分ではできていたと思っていたことが,実際に放送されたアニメを見返すと,イメージと違っていたのは衝撃的でした。本来なら勢いが必要なシーンで,実際に聞いてみるとエネルギーが足りていないなど,自分でダメ出しする部分はとてもたくさんありました。
でも,最終回を迎えて,アフレコが終わったときに「やってよかったな」という気持ちはすごく強くて,自分の殻を破れたことでもう1人の自分に出会えた気がして,(須藤)りとを演じたことが歌にもつながり,得たものはとてもたくさんありましたね。
4Gamer:
そのほか,最近注目している作品はありますか。
春奈さん:
「妖怪ウォッチ シャドウサイド」ですね。レベルファイブさんの作品がとにかく大好きで,毎週金曜日18:00〜19:00の“レベルファイブゴールデンタイム”は欠かさずにチェックしています。
6年ぶりにFate作品とタイアップ
「Fateは私と歌をリンクさせてくれた原点」
4Gamer:
それでは,「Fate/EXTELLA LINK」と「JUSTICE」の関わりについてのお話も聞かせてください。
春奈さん:
「Fate/EXTELLA LINK」のオープニングテーマということで,「Fate」シリーズに関わらせてもらうのが6年ぶりなんです。もともとすごく人気のある「Fate」ですが,今では「Fate/Grand Order」(iOS / Android)によって,もうすごいことになっているじゃないですか。日本の経済を回しているみたいな(笑)。
4Gamer:
たしかに(笑)。それぐらい人気ありますよね。
ここまで人気のある作品に,再び関わらせていただけることはとても嬉しいのですが,デビュー当時とは違う緊張感みたいなものがあって……。
当時以上に,ファンの方の「Fate」に対する想いが濃くなっていると思うので,そこに対してうまく応えられるように,緊張感を持って取り組みましたね。
4Gamer:
具体的にはどういったことを意識されたんでしょうか。
春奈さん:
「Fate」のキャラクターはきっとこういうことを思い描いているんだろうな,と自分の中で解釈してキャラクターと自分が重なる部分を見つけるなど,想像を膨らませてレコーディングに臨みました。
あと,「Fate」ってどの陣営も自分の持っている正義を貫くために戦っているじゃないですか。その“正義”と,今回の楽曲のタイトル「JUSTICE」は,非常にリンクしているんです。歌詞もすごく「Fate」に添った歌詞になっていますし。
4Gamer:
たしかに「Fate」って,どの物語もすべてが正解みたいなところありますよね。
春奈さん:
そうなんですよ。一見,とても狂っているようなキャラクターも,そこには自分を形成する大きな正義があって,見方によってはそれが正しいということも多いですよね。そうした見方によって変化するような正義を,楽曲から感じ取ってもらえたら嬉しいです。
4Gamer:
そもそも,こうしたタイアップ曲を作るとき,楽曲が「Fate」に入ったのか,「Fate」ありきで楽曲が作られたのか,どちらなのでしょうか?
春奈さん:
今回は「Fate」ありきですね。いろいろ候補曲がある中で,この「JUSTICE」に決まったんです。
4Gamer:
ほかの楽曲もあったんですね。
春奈さん:
基本的にどの作品でもそうなのですが,企画段階でいくつか候補があって,その中から選抜し,実際にレコーディングして「これやっぱり合うなあ」とか,いろいろと試しながら決めていきます。
4Gamer:
先ほど「Fate」は6年ぶりとおっしゃられていましたが,当時デビューして1年目で,「Fate」に関わったときの心境は覚えていますか。
春奈さん:
小さい頃から歌手になりたいと思っていましたし,アニメに携わる仕事をしたいと考えていたので,当時は,すごく舞い上がっていましたね。しかもそのデビュー作が「Fate」というビッグタイトルで……。
4Gamer:
不安よりも,楽しみのほうが大きかった?
春奈さん:
楽しみは大きかったですが,同じぐらい不安もありましたね。それこそ自分が歌うことによって,「Fate」のファンに受け入れてもらえなかったらどうしようとか,そういうことばっかり気にしてしまって……。
原作の「Fate/stay night」を読んだり,アイリスフィールはどういう気持ちなのかを深く考えてみたり,自分なりに研究して脳内にたたき込んで,妄想全開で挑みましたね。
4Gamer:
春奈るなさんにとって,「Fate」とはどういう存在なのでしょうか。
春奈さん:
そうですね。Fateは私と歌をリンクさせてくれた原点だと思います。
4Gamer:
「Fate/EXTELLA LINK」にもつながる素晴らしいお答えをありがとうございます。タイトルに使わせていただきますね(笑)。
イナイレは腐女子ホイホイ?
「好きだよ,円堂くん」
4Gamer:
さて,続いてはゲームの話もちょっと聞きたいと思います。普段ゲームは遊ばれているんでしょうか。
春奈さん:
たしなむ程度には遊んできました。とくにハマったのは,高校のときに遊んでいた「ディシディア ファイナルファンタジー」ですかね。おそらく300時間ぐらいはプレイしたと思います。
4Gamer:
それはすでにたしなむ領域を超えているような……(笑)。しかし,当時はすごく流行りましたよね。そのとき,自分は「ファイナルファンタジーX」しかシリーズ作品をやったことなかったんですが,ディシディアによって,ジタンやゴルベーザの魅力を知りました。個人的にはガーランドを愛用していて,だいぶお世話になりましたね。
春奈さん:
え,使いづらそう。
4Gamer:
そうなんです。だからめっちゃ弱くて,みんなにカモられてました(笑)。春奈るなさんはどちらかと言えば,あまりゲームをプレイされないかと思っていたので,正直意外でした。
春奈さん:
ゲーム結構好きですね。気に入った作品はめちゃくちゃやり込みますし,「イナイレ」シリーズはひととおりクリアしていますよ。
4Gamer:
「イナイレ」シリーズって,めちゃくちゃ種類ありあますよね。
春奈さん:
ありますね。一気に2,3タイトル出ることもあるんですが,タイトルごとに登場するキャラクターが違う場合もあるので,全部買ってスカウトしてます(笑)。
4Gamer:
さきほど「イナズマイレブン」はアニメから入ったとおっしゃったので,アニメからゲームという,ちょっと逆走した感じですね。
春奈さん:
最初は「2」を買ってやり込んで,「1」に戻ったあと「3」を買って,次に「GO」にいった感じですね。
4Gamer:
ギャラクシーとかもありましたよね。
春奈さん:
ありますね。その名のとおり宇宙に行くんですけど。
4Gamer:
サッカーゲームなのに,もうめちゃくちゃだ(笑)。そういえば,たしか「イナイレ」ってキャラクター同士合体できましたよね?
春奈さん:
はい,できます! 選手同士が合体して強くなる「ミキシマックス」ですね。お互いのオーラをまといあって2人が1人になるんですが,1人はどこにいっちゃったんだよ,って話ですよね(笑)。
4Gamer:
女性に人気のわけが分かった気がします。
春奈さん:
男子同士の絡みが多いのは要因のひとつだと思います。あと,告白シーンもあるので女性層を狙っている感じは出てますね。
4Gamer:
えぇ!? 男同士がですか?
春奈さん:
告白っぽいセリフがあるんですよ。「好きだよ,円堂くん」とか。
4Gamer:
ちょっと深いですね……闇が。
春奈さん:
実はかなりの腐女子ホイホイ系タイトルなんですよ。私も中学生くらいまでは,「鋼の錬金術師」のキャラクターの男の子同士のカップリングとかする腐女子だったんですが,今は自分と推しキャラクターの恋愛を妄想で楽しむ夢女子ですね。
4Gamer:
アフロディくんとの妄想を楽しむ感じですね。
春奈さん:
そのとおりです。なので男女カップルとかがちょっと地雷で苦手なんです(笑)。ただ,女の子のキャラクターもすごく可愛くて好きなので,内心はとても複雑なんです。
4Gamer:
最近のゲーム業界は,スマートフォンゲームの躍進がすごいのですが,春奈るなさんはスマホゲーをプレイされるのでしょうか?
春奈さん:
「妖怪ウォッチ ぷにぷに」(iOS / Android)は継続して遊んでいますね。もともとスマホゲーがすごく好きで,それこそ2年ぐらい前は「ボーイフレンド(仮)」をプレイしていて,「グッズ化を!」という願いを込めて2年ぐらい重課金していたんですが,ちょっと自分でもマズイなって思い,「おそ松さん」を見るようになりました。
4Gamer:
そこで「おそ松さん」なんですね。
春奈さん:
「推しを変えないとマズい」と思ったのがきっかけです。おかげで深い沼から抜け出すことができました。
4Gamer:
そしてまた別の沼へ……(笑)。さて,話は変わりますが,いただいた資料に夏アニメのオープニングを担当されるという情報がありましたが。
春奈さん:
はい,「ゆらぎ荘の幽奈さん」のオープニングテーマソング「桃色タイフーン」を歌わせてもらいます。
どういった楽曲になっているのでしょうか。
春奈さん:
ベースはとてもポップなんですが,和風要素やメロラップ,シャウト,セリフ,ライブで盛り上がりそうなコールなどが入っていて,かなり挑戦的な楽曲に仕上がっています。とくにシャウトでは感情を爆発させているので,ライブでどうなるかがちょっと楽しみですね。
4Gamer:
近々ライブも行われるとか。
春奈さん:
この記事が載る頃には発表されていると思うのですが,2018年10月に約1年ぶりのワンマンライブを行います。久々のワンマンなので,みんなの気持ちをぶつけられるような場所にしたいですね。
最近は,海外でのライブが増えていて,国内でのライブがあまりできていないので,私自身も楽しみにしています。
4Gamer:
海外はどういったところで活動されることが多いのでしょうか。
春奈さん:
最近だと,香港,シンガポール,マレーシアなどのアジア地域を始め,アトランタ,メキシコなどですね。メキシコって実はアニメがすごい人気なんですよ。
4Gamer:
おお,知らなかった。わりとアニメが人気の地域で活動されることが多いんですね。
春奈さん:
そうなんです。
4Gamer:
さて,最後になりますが,「JUSTICE」を楽しみにしているみなさんにあらためて一言お願いします。
春奈さん:
6年ぶりに関わらせていただく「Fate」関連楽曲ということで,とても緊張感を持って取り組めた楽曲となっております。「JUSTICE」は「Fate」の世界観に沿った曲になっているので,「Fate/EXTELLA LINK」と一緒に楽しんでいただけたらと思います。ぜひ聴いてください。
―――2018年5月25日収録
「Fate/EXTELLA LINK」情報
■楽曲情報
配信限定シングル「JUSTICE」
PS4/PS Vita用ソフト「Fate/EXTELLA LINK」OP
2018年6月7日(木)配信開始
■Live Information
- 「春奈るな LIVE 2018 “LUNAtic Typhoon”」
日時:2018年10月7日(日)
会場:品川インターシティホール
オフィシャルFC:https://harunaluna-fc.jp/
※6月18日までFC先行受付中
- 「Animelo Summer Live 2018 "OK!"」
日時:2018年8月24日(金),25日(土),26日(日)各日14:00開場/16:00開演
※春奈るなさんは24日に出演
会場:さいたまスーパーアリーナ
チケット:全席指定/前売9200円(税込)
アニサマ公式サイト:https://anisama.tv/
- 「Fate Night FES. 2018」
日時:2018年7月28日(土)
会場:幕張メッセ 国際展示場9ホール
イベントHP:http://fes.fate-go.jp/nightfes/
春奈るな | ソニーミュージック オフィシャルサイト
- 関連タイトル:
Fate/EXTELLA LINK
- 関連タイトル:
Fate/EXTELLA LINK
- この記事のURL:
キーワード
©TYPE-MOON ©2018 Marvelous Inc.
©TYPE-MOON ©2017 Marvelous Inc.