企画記事
普通に余裕なドルフロ攻略! 第1回「担当編集に縛られて着任した新米指揮官が第二戦役クリアを目指す」
はじめに紹介しておくと,ドルフロはサンボーンジャパンが2018年8月1日から配信しているスマホゲームで,戦術人形と呼ばれる少女たちが,世界各国の銃を持って戦う,戦略シミュレーションとなる。大元の中国では「少女前線」の名で配信されているので,こちらの名称のほうが親近感がある人もいるのかもしれない。
そんなドルフロが日本でも盛り上がりを見せている昨今,筆者は急にきた連絡で「ドルフロ知ってます?」「名前は知ってます」「じゃあいけますね」と担当編集にそそのかされ,いちプレイヤーとして普通にプレイして,到達目標である第六戦役までを余裕でクリアするまでの体験記を,全3週にわたって書いていくことになっていた。
正直なところ,気づいたらやることになっていた時点では,第六戦役とやらを“普通に余裕に”クリアできるのかよくわかっていなかったが,担当編集がそう言ったのだから,きっとできるのだろう。たぶん。そして栄えある第1回では,「担当編集に縛られて着任した新米指揮官が第二戦役クリアを目指す」ことになった。まぁ,普通にいけるんだろう。
なお,一般的な攻略記事についてはすでに掲載済みとのことなので,本連載では筆者の体験に即した内容にフォーカスしていく。攻略情報を求めている人は,下記の記事に目をとおしてもらいたい。
いっぱしになれる「ドルフロ」初心者指南の報告書! 付録は,これだけは知っておきたい“歴戦指揮官の35か条”
サンボーンジャパンのスマホゲーム「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」は見た目のキャッチーさとは裏腹に,非常に硬派な内容です。ここ1か月で「遊び方がわかんない!」の声もチラホラと耳にしたので,はじめたばかりのプレイヤーに向けて“初心者指南の報告書”をしたためました。付録は“歴戦指揮官の35か条”です。
「ドルフロ」4Gamer内サテライトサイト
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」公式サイト
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」ダウンロードページ
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」ダウンロードページ
第一戦役「教えてくれよ。普通ってやつをさ」
攻略に入る前に,筆者が本連載を執筆するにあたり,担当編集から課せられているそのほかの条件についても知っておいていただきたい。それは“確定で手に入るキャラクター+☆2キャラクターのみで攻略する”というものだ。
正直,これが縛りプレイに相当しているのかもイマイチわかっていないのだが……担当編集は「だいじょうぶ,だいじょうぶ,ねげぶ」と言っていた。
本当か? 本当に大丈夫なのか? 疑惑と不安が胸の中でむくむくと膨れていたが,「そもそも普通に余裕って言ってる企画だし……」と自身を納得させ,トゲのある感情のいっさいを押し込めて,ひとまずプレイを開始した。
あらかじめドルフロのストーリーを要約しておくと,民間軍事会社「グリフィン」に所属する戦術人形の女の子たちが,世界の平和のために,制御不能で暴れている「鉄血工造」の人形たちと戦うというものだった。しかも,ゲーム冒頭からまさかのクライマックス展開に。
さっそく泣ける。
敵の拠点から重要なデータを回収したらしいグリフィンの「AR小隊」は,本拠地への帰還を目指す最中,鉄血(はクズらしい)の追撃にあってしまう。そこで小隊の面々は我が身を犠牲にしながら,リーダーである「M4A1」にデータを持たせて,単身で逃がすのだ。泣いた。
ストーリーの導入部を読み進めていると,先ほどの戦地から逃げ延びているかもしれない戦術人形たちを救うべく,筆者はグリフィンの「戦術指揮官」として活動することになった。そのままチュートリアルみたいな“1-1”と“1-2”をクリアし,勢いに任せて“1-3”にも挑戦してみる。
あれ,“1-3”も難なくクリアできました。まだまだ敵との戦力差にも余裕がありそうなので,とりあえず編成は変えずに行けるところまでいってみようと思う。まあ,本当の理由は“確定人形+☆2人形のみ”という縛りのなかで,ベストな編成について考えるのがまだ億劫だったからなのだが。担当編集には内緒だよ。
続く“1-4”も“1-5”も,ときおり人形たちを修復(HPの回復作業)する必要はあったものの,順調に攻略できてしまった。あれれ? もしかしてドルフロってチョロくないっすか? この調子だと“普通に”第六戦役までクリアしちゃいますよ。
このスコーピオンという少女。いや,ここはあえてサソリと呼ぼう。
筆者は,仲間を想うサソリの美しくも気高いその姿勢に,心を撃ちぬかれた(銃だけに)。ということで,さっそく“重”大なポストに入ってもらうことにした(銃だけに)。メインの打撃部隊である,第一小隊の再編のときだ。
サソリだけLV1というところに,やや不安があるものの,そのまま勢いで第一戦役の最終ステージ“1-6”に挑戦してみる。
「とりあえず小隊」のメンバー。P38とMP40は第一戦役を普通にプレイしていたら余裕で手に入った。最後までこの子たちでいけるのかは分からない |
これまでとは段違いに広いマップ。かつてない敵の多さに恐怖を覚え,とくに意味もなく友軍の支援を要請した。どうも友軍はめちゃくちゃ強力らしいし |
鉄血のボス「スケアクロウ」のHPは,ほかの敵とは比べものにならないほど多く,攻撃の威力もかなりのものだった。しかし,ステンとサソリを前衛とした筆者の部隊は,スケアクロウ相手に見事な勝利を収めた。投入したてのサソリにいたってはMVPに輝くほどだ。
無自覚にさ。出ちゃったのかな。名指揮が,さ。敗北を知りたいぜ。
初陣で獅子奮迅の活躍を見せたサソリを擁する我が小隊をもってすれば,第六戦役まで負け知らずでいけることを確信してしまった。よし,第二戦役もこのまま蹂躙していこう。
すみません。無理みたいです。
第二戦役「助けなんて誰もこない。俺以外はな」
第二戦役に入った直後,ザコ敵との戦闘でも人形のHPがみるみる減るようになっていき,ビビって撤退しました。だっ,だって,撃破されちゃったら,小隊のみんなからの好感度が下がるみたいだし……。
清々しいくらいに鼻っ柱を折られ,鉄血との歴然たる力の差を見せつけられた筆者は,しばし第一戦役に戻って,レベル上げをすることにした。ついでに,これまであまり考えていなかった編成と陣形も見直してみよう。
どうやらARは火力が高いらしい。「ARなんていた?」と思って確認してみると,いつの間にか仲間になっていて,第二小隊に編成していた☆2 AR「ガリル」がいた。鳥取生まれFPS育ちの筆者には馴染み深い,ともに歴戦をくぐり抜けた銃の名をいただく戦術人形。頼もしいことこのうえない。
これが現状の最強小隊だ。なお,編成・陣形については担当編集が手がけたという,冒頭の攻略記事「いっぱしになれるドルフロ初心者指南」を参考にしている。まあ,あまり参考にならないことか,意味のわからないことしか書かれていなかったが。
とりあえず,第一小隊の全員をLV10まで育成し,能力を大幅に向上させるという「編制拡大」も済ませた。果たして,これで通用するようになるのだろうか。試してみる。
できた! クリアできた! しかもクリア時にまだまだ余裕が残ってた!
これなら,次の“2-2”もこのまま楽に攻略できそうだ……おっと,いけないいけない。こういうときは勝って奢らずの精神が大切だ。こういうときこそ慎重に攻略していこう。戦術人形たちに嫌われたくないから。
確実な勝利を掴むためには,まず敵を知らなければならない。そのためにも作戦開始前の戦役一覧の画面で「敵作戦能力」(以下,戦力)を確認しておく。鉄血の戦力は1200,我が第一小隊の戦力はおよそ2100。勝てない相手ではないと判断し,戦地に突入する。
結果は……我が小隊の大勝利! もしかしなくても,筆者はやはり,名指揮官なのだろうか? 先ほど辛酸を舐めさせられた相手を,こうもやすやすと倒せてしまうようになるとは……我ながら成長の伸び率が恐ろしい。
さて,お次は“2-3”だ。このステージを攻略すれば,苦戦からはじまった第二戦役もいよいよ折り返しに突入する。
どうやらこの連載では担当編集による,うっとうしい注記が随所に入るらしいので,このあたりで箸休めの感想も挿んでおく。ネタバレになるので詳しい言及は避けるが,ドルフロのストーリーは予想外の展開が連続で,非常に楽しめるのだ。
正直なところ,筆者はストーリーの続きを読みたいがために,ステージ攻略を進めていくようになっているほどだ。
そして本題の“2-3”攻略のために敵戦力を確認していたところ,筆者は気づいてしまった。この世界の法則に。
第二戦役の敵戦力は“2-1”が1000,“2-2”が1200,“2-3”が1400と,200ずつ上がっている。つまり,この法則によれば“2-6”の敵戦力は2000になるはずだ。
な〜んだ,やっぱりイケるじゃん! 今の時点でこちらの戦力は2000を超えているので,苦戦することはもはやないようだ。今週の目標をさっさと消化しようと思い,あとは“2-6”まで続けざまに挑戦することにした……のだが。
敵戦力1600の“2-4”の攻略後,筆者は早くも考えをあらためることになった。
というのも,400程度の戦力差では削り合いを強いられるのだ。つまり,こちらの戦術人形のHPが継続戦闘によって削られていくと,ダメージ受けすぎの個別撤退などのタイミングで戦力が低下してしまう。だから数値を鵜呑みにして戦っていると,再び痛い目にあうのは火を見るより明らかだった。
少年マンガでデータを用いて戦う理系キャラクターが「こっ,こんなのデータにありません……!」と策に溺れ,無様な姿で散々な目にあっているのを見て,「俺はこうはならない」と思って育ってきただけに,彼らと同じ轍を踏むつもりはない。“2-5”を前にして,素直に実直に,レベル上げをすることにした。いつの時代も努力系が強い。
ただ,第一小隊の戦力自体は大幅に上がっていたため,レベリングも第二戦役で行えるようになっており,人形たちの成長はスムーズだった。
さらに縛りプレイの影響で,資源と引き換えに戦術人形が手に入る「人形製造」が,ぬか喜びするだけの用途になっていたこともあって,戦闘に必要な資源に関しては,使いきれないほど溜まっている。そのため,修復にかかる費用を惜しむこともなく,“2-2”をひたすら周回し,レベル上げをすることができた。
それに☆4や☆5といった強そうな人形は,編制拡大に使うアイテム「代用コア」を多く必要とするらしいが,今回のプレイではさして問題にならないようだった。これも縛りの利点,なのだろうか。
徐々に“2-2”の攻略時間も早まってきた。ここまでくれば準備も万全と言える。いよいよ“2-5”に挑戦するときだ。
当初は「さぞかし楽にクリアできるんだろう」と想定していたが,実際のところは意外とそうでもなかった。なんとかクリアできたものの,あくまで辛勝という感じ。押し寄せる敵を倒すのに手間取ってしまった。敵のHPも数も増えてきた影響か。
しかし,これでは強力な鉄血ボスが出現するであろう“2-6”では苦戦必至だろう。レベルは十分なはずだが,どうも火力が足りていないみたい。そんな問題を抱えていたところ,“2-5”攻略によって大きな収穫が得られた。新たに☆2 AR「L85A1」が部隊に加わったのだ。
さっそくL85A1の育成をはじめる。前回のレベリング時よりも全体のLVがさらに上がっているので,L85A1に関しては最初は軽めに第一戦役で様子を見つつも,すぐさま“2-4”周回にシフトして成長速度を高めた。なにごとも効率だ。
L85A1が新たに加わり,編成・陣形も変化させた。火力もアップしたはずだ |
レベリングで指揮官LVも10になり,「装備製造」が開放された。人形たちのステータスを上昇させる装備を活用して,なるべくフルパワーで“2-6”に挑むことに |
ステンも,M1895も,サソリも,ガリルも,新顔のL85A1も,ここまでよくついてきてくれた。かなり強くなった彼女たちならきっと,第二戦役の最終ステージ“2-6”も制圧してくれることだろう。
このときは,ステージの全貌すら見ていないのに「満足いくまで育成できた」という充足感ですでに勝っていた。気持ちだけが。
すみません,無理でした(銃だけに)。
鉄血のボス「エクスキューショナー」が強すぎる。こちらのダメージがほとんどとおらないのに,相手からの被ダメージは尋常ではないのだ。正直,どの程度まで育成すれば倒せるのかもわからないくらい強い。“2-1”でつまづいたとき以上の絶壁を感じる。
……そんなことを言っても,やるしかないので,模擬作戦の「経験特訓」も活用してレベルを上げて,人形強化後に再戦して敗北し,さらに育成し直すというサイクルをくり返すこと5度め。人形たちがLV30後半に差しかかったあたりで,前衛のサソリとステンが相手の攻撃をかなりの確率でかわすようになっていた。
あれだけ苦戦したボスの攻撃をほとんどかわす,サソリとステン。前衛における回避の数値は,こんなにも偉大だったのか。これまでの努力がようやく実を結んだことを体感し,思わず小躍りした(リアルで)。そのままじりじりと善戦を続けて,エクスキューショナーを処刑する。“2-6”クリアです。
つい,ため息が漏れるほどうれしかった。
ササッとクリアできた第一戦役に反して,第二戦役がこれほどまでに苦労するとは思ってもいなかった。ここまでの道のりは初心者にとっては厳しい戦いだったが,「初心者でもサソリとステンがいればクリアできるのだろう」とも思った。
そして第二戦役からその先,筆者は来週までに「第三戦役〜第四戦役」の攻略を目指さなくてはならない。敵がどれだけ強くなっていっても,第六戦役を終えるまで,筆者の戦いも終わらない。早くも普通に余裕どころではなくなっている気もする。果たして,私はこの先,生き残ることができるのだろうか? 引き続き,暖かく見守ってほしい。
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