プレイレポート
あなたの北風になりたい「ドルフロ」夜戦指南の報告書! なりふり構わなければ,誰にだってクリアできる方法アリ
ちなみに第1弾「初心者指南の報告書+歴戦指揮官の35か条」もあります! 読んだら戻ってきてください! 読まないなら先へ進んでください!
いっぱしになれる「ドルフロ」初心者指南の報告書! 付録は,これだけは知っておきたい“歴戦指揮官の35か条”
サンボーンジャパンのスマホゲーム「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」は見た目のキャッチーさとは裏腹に,非常に硬派な内容です。ここ1か月で「遊び方がわかんない!」の声もチラホラと耳にしたので,はじめたばかりのプレイヤーに向けて“初心者指南の報告書”をしたためました。付録は“歴戦指揮官の35か条”です。
はじめての夜戦,おぼえていますか? 行く先も戻る道も見えない真っ暗闇,なにもできずに壊滅したメイン部隊,占領できる敵司令部が見当たらない,「なにこれバグ? いみふ」などなど……皆さんも散々な目にあったことでしょう! 私は事前に攻略情報を詰め込んでたのでそうでもないですけど。
というわけで今回は,好き嫌いが分かれる夜間戦闘こと“夜戦”について解説していきます。といっても,嫌っている人は単純に「よく分かってない」が大半だと思うので全然問題ないです! 覚えれば好きになれます! 私はそんなですけど。あと育成が追いつかないってのは言い訳にならないので諦めて育てましょう。みんな大好き,4-3eでね!
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」
公式サイト
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」
ダウンロードページ
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」
ダウンロードページ
「ドルフロ」4Gamer内サテライトサイト
夜戦を知りましょう
作戦任務には「通常」「緊急」「夜戦」があり,1-6をクリアすると1-1e(※緊急の意)が,2-4eをクリアすると1-1n(※1-1夜戦。MIDNIGHTのn。m派もいそう)がアンロックされます。普通に考えて“順番どおりに消化しようと思ってもクリアできない難度”なので,人によっては第六戦役クリア後まで放っておいてもいいくらいです!
まぁ,1-4nをクリアすると装備品をグレードアップできる「装備強化」が,2-4nをクリアすると闇のエンドコンテンツ「装備較正」が開放されるので,そうも言ってられませんけど。ともあれ,まずはストレスの原因である夜戦の特徴を見てみましょう!
・勝利条件がいつもと違うの!
・とっても暗くて見えないの!
・敵を撃っても当たんないの!
・装甲兵がやたらかったいの!
・私が物語で大活躍するなの!
すこしウザいですが,順番に考えていきましょう。
まず,夜戦の勝利条件はすべて「指定ターン以内に敵軍を全撃破」です。マップ上には慣れ親しんだ敵・味方の司令部が存在せず,勝利するためにはマップ内に存在する鉄血のクズどもをすべて見つけ出し,片っ端から撃破しなければなりません。やっぱり,鉄血の奴らはクズですね! でも仕方ないので,暗闇の中で北風に乗って進みましょう!
夜戦と言うくらいなので,戦場は夜です。高度な技術力を有する世界ですが,文明は瀕死寸前なので,気の利いた照明なんてごく一部にしか残っていないんでしょうね。辺り一面,真っ暗です。自分の部隊の居場所は分かっても,敵がどこにいるのかはさっぱり分かりません! 隣接している設備すら使えません! だから追加部隊も投入できません!
ですが,ご安心を。この問題は“部隊にハンドガン(HG)を入れる”と解決します。HGを1人でも編成すると「HGのおかげで光が差しました(周囲1マスが可視化)」「HGのおかげで空を飛べました(隣接の飛行場を使用可能)」ってなります! これには鉄血のクズどもも大慌て(笑)。なお,編成するHGは誰でもいいです。輝いていなくても大丈夫!
また,夜戦専用の施設「レーダー」を占拠すれば,周囲2マスの視界を確保できます。有用性は高く,敵軍の撃ち漏らしを最大限減らすことができます。ただ,占領の優先度はマップによりますね。レーダーを取らずに進むべき状況は多々あるので,自身の戦略眼でもって見極めてください。それと「レーダーがあるし,HGいなくていいか」は自殺行為なのでやめておきましょう!
周囲が見えるなら敵なし! って思っていると壊滅します。戦略的には明るくても,部隊単位の視界は暗いままなので,「夜戦時は命中率が90%低下」してしまうんです。視界の9割も見えないんですから,こちらの銃撃は敵軍はおろか,隣にいる味方すら撃ち抜けないかもしれません。そんなことをする子はあんまりいないと思いますけど!
そんな状況を打開すべく,HGやアサルトライフル(AR),サブマシンガン(SMG)は夜戦用アタッチメント「PEQ」(※1)を装備する必要があります。PEQにはレアリティや性能差があり,夜戦時の命中率を(低下率90%のうちの)50%〜90%ほど回復できます(※2)。☆5「PEQ-16A」があれば,昼戦とほぼ同等のスペックで戦えます。なお,夜戦の命中率とは“環境値”であって,人形のステータス「命中」とは異なるので注意しましょう。
■PEQ無しのARの場合(命中100)
夜戦命中率マイナス90%−人形の命中=10
■PEQ有りのARの場合(命中100,PEQ命中率70%)
夜戦命中率マイナス90%−PEQ命中率プラス70%=マイナス27%
マイナス27%−人形の命中=73
※1.「PEQ」とは,レーザー,フラッシュライト,IRレーザー(不可視の赤外線)などをひとまとめにした,銃器用のアタッチメントです。実在する軍製品でもあります。ゲーム内の「PEQ-15」「PEQ-16A」などもレプリカなら手に入れやすいようです。ドルフロの影響でサバゲーをはじめちゃった人,元からその素養を持っていた人はチェックしてはいかがでしょう! 「これ,PEQなんだけど」と思い人へのプレゼントにも最適ですね!
※2.命中率の計算は「夜戦命中率90%低下」の状態を100%と見て減算。(PEQ値×0.9)からの減算でも計算しやすい。まぁ,面倒なので「PEQ値が100に近いほどすげえ!」でいいと思います!
これで銃撃戦にも勝てる! って思っているとあっさり壊滅します。敵軍の中には昼戦では見かけなかった「装甲兵」がいるからです。
装甲兵は通常の鉄血兵(皆さんがいつも戦ってる普通のクズのほうです!)と違って,“装甲”という特殊なステータスを備えています。また,すべての戦術人形はステータス「破甲値10」を持っています。これがどのように影響し合うのかを見てみましょう。
■100ダメージ+破甲10の「AR」が,鉄血兵を攻撃
普通の鉄血兵には装甲とかない=100ダメージ
■100ダメージ+破甲10の「AR」が,装甲兵を攻撃
装甲70の敵には,100−(破甲10−装甲70)=40ダメージ
装甲120の敵には,100−(破甲10−装甲120)=1ダメージ(最低保証値)
単純に,装甲値のぶんだけダメージを減らされてしまうわけです! これにより,ARやSMGは苦戦を強いられます。状況によっては完敗もありえます。まとまったダメージが与えづらいですからね! しかし,そんな装甲をぶち抜くことを得意とする人形たちがいます。「ライフル(RF)」と「マシンガン(MG)」です。
RFとMGはなんと,破甲値を上昇させる弾薬「徹甲弾(アーマーピアシング弾,AP弾)」を装備することができるんです!
■100ダメージ+破甲70(徹甲弾)の「RF」が,鉄血兵を攻撃
・普通の鉄血兵には装甲とかない=100ダメージ
■100ダメージ+破甲70(徹甲弾)の「RF」が,装甲兵を攻撃
・装甲70の敵には,100−(破甲70−装甲70)=100ダメージ
・装甲120の敵には,100−(破甲70−装甲120)=50ダメージ
・装甲50の敵には,100−(破甲70−装甲50)=120〜140ダメージ
※破甲値が装甲値を超えると,超過値ごとに【破甲値1×1〜2】を加算
※破甲値はRFもMGも同等にできます
つまり,破甲の値だけ,装甲の値を無効化できるんです! しかも盛りに盛ればダメージを加算することだってできます! だから,破甲と火力に優れたRF(もしくはMG)がいると装甲兵をラクに撃ち抜けるわけですね。
これで装甲兵にも勝てる! ってなったらわりと本当に勝てます。
そして夜戦は昼戦と違い,戦闘ドロップがすべて「装備品」になるので,ドロップ次第でさらに夜戦能力を強化できます。まぁ,装備製造を回して☆5を出すほうがよっぽど早いのですが,強化用素材にもできるのでよしとしましょう! あと,最終マップでは特定の人形の「専用装備」が限定ドロップします。こりゃ周回も捗りますね!
※1-4nでは「スプリングフィールド」,2-4nでは「M1918」,3-4nでは「ST AR-15」,4-4nでは「GrMP5」の専用装備がドロップします。ドロップはしますが,いつドロップするのかは確約されていません。ふざけんな。
夜戦はストーリーも見どころです。通常や緊急で読めるエピソードは,この世界の深刻さの一部を切り取ったシリアスな内容ですが,夜戦では打って変わって“かわいい子たちのかわいいエピソード(ミスやドジもあるよ! てへっ!)”が描かれます! 戦況は相変わらず死と隣り合わせのどん底ですが,コミカルな雰囲気は夜戦の専売特許です!
本編じゃあ空気を読まないのはFF FNCくらいですが,夜は姉御肌のトンプソン,404漫才をする416とG11,脳筋コンビのAK47とSKS,私マカロフすき……などなど,いろんな子のいろんな一面が見えます! 本編が重すぎて呼吸ができなくなってきた,か弱き指揮官さんこそ夜戦攻略を目指しましょう! ちなみに4-nからは“あの子”が登場し,本編ともリンクしていくようですよ!
・勝利条件がいつもと違うの!
→制限ターン内に全員ぶっころせ!
・とっても暗くて見えないの!
→誰でもいいからHGを使ってS&D!
・敵を撃っても当たんないの!
→PEQ装備で鉄血のクズをきるゆー!
・装甲兵がやたらかったいの!
→RFならマフィンを焼いてるうちに終わります!
・私が物語で大活躍するなの!
→輝いてる私(M9)の活躍が見たけりゃやれなの!
ってなわけで,夜戦は「人形」と「装備」次第でクリア可能なことが白日の下にさらされました。明るい雰囲気の夜戦(笑)。
でも,準備ができたと思ったら大間違いです。ノンノンです。まだ足りません。指揮官としての腕が,ね? ですので! 次項で「効果的な攻略方法」を身に付けましょう!
夜戦部隊を知りましょう!
夜戦の特徴を加味していくと,夜戦部隊に求められるのは「視界役のHG 1人」「PEQ装備のAR 1人」「対装甲のRF 1人」「タンク役のSMG 1人」です。これが部隊の基本的な骨格になります。ぶっちゃけ,1-1nから4-4nまでは力こそパワーの5拡部隊でぶっ叩ける範疇にあるので,LV上げさえしていれば大きな支障はないですけど!
がっ! 夜戦に即した部隊編成としては,骨格のままの運用はやっぱり中途半端です。なんだかんだで各章のラストマップともなると,多少なりともコンセプトを尖らせていく必要があります。そうしないと作戦の命運は間違いなくノーマーシー(無,慈,悲)! そんなわけで,敵の特性を踏まえた部隊編成を目指していきましょう。
※注釈ですが,ダミー人形を増やす「編制拡大」は「ダミーリンクシステム」とも呼びます。そのため,人形の人数のことを「5拡」と呼ぶか,「5link」などと呼ぶかが,個々人やコミュニティによってバラバラです。ということを覚えておくといいですね!
■対装甲「RF」部隊
まずは憎々しき障害物である,人型の装甲人形鉄血兵「AEGIS」,後衛の装甲機械鉄血兵「NEMEUM」,そしてボス相当の大型機「MANTICORE」らのチキンな守りを貫くべく,暗闇の狩人たるRF(かMG)を主軸とした“対装甲「RF」部隊”から考えていきましょう。
装甲兵をスムーズに倒すには,RFの存在がカギと言えます。ほとんどの装甲兵は「資料収集に出てくるアイツ」のように回避能力0なので,どれだけ命中が低下しようが誰でも全発必中です。RFがPEQを装備できなくても夜戦に引っ張りだこなのは,こういう仕組みだからですね! そのため,最低1人か安定2人を確保したいところです!
えっ,どの子がオススメかって? すべてのRFの基準たるM14ちゃんとか,どこでもいっぱい出てくるワルサーゲヴェーアドライウントフィーアツィヒちゃんとか,誰でもいいんじゃないですか? 別に持ってる子でいいですよ。だってリー・エンフィールドさんとか持ってないですよね(笑)? 持ってねえよクソが。
とりあえずRF 2人を組み込んだら,視界役のHG 1人も確保しましょう。そしてここからが取捨選択になります。まず盾役としてSMGが1人欲しくなるところですが,一部のHGに関しては“LV90以上にかぎり,タンク役として抜擢可能”です! これを採用する利点は,SMGよりRF⇔HGのバフのほうが部隊全体のシナジーを高められるところにあります。
HGタンクの代表と言えるのは,高回避持ちの☆2「PPK」,敵命中を低下させる☆5「ウェルロッドMkII」,次点に敵火力を低下させる☆2「M1895」などですが,まぁ育てている子でいいでしょう。指揮官たるもの当然! 後々使うことが分かっているHG勢には毎日牛乳を飲ませて成長させているはずですしね!
最低限の注意事項としては,LV80にして「外骨格(回避装備)」を装備可能にしていないのなら,HGタンクは諦めるべきです。なんだかんだで低HPなので事故の可能性も増大します。コントロールで被弾を調整すれば安全を確保しやすいでしょうが,できないなら素直にSMGを採用したほうがよっぽどスムーズにクリア可能でしょう。
これでRF 2人+HG 1人+HG or SMG 1人となり,残り1枠です。完全に割り切ればRF 3人+HG 2人,より安定感に優れたRF 2人+HG 3人(できるのなら一番オススメ)もありですが,これをやるにはマップごとの理解度を完璧にしてからじゃないと危険です。
なぜかと言うと,RFは回避0の装甲兵には必中ですが,通常の鉄血兵に対しては夜戦命中率90%低下を適用のうえ,PEQも装備できないので“かわいいだけの置物”になってしまうからです! もちろん,すべての射撃が当たらないわけではありませんが,SMG相当の命中になりますからDPSは極めて残念! 装甲兵以外は相性が詰んでいるんです!
装甲兵と鉄血兵に両対応するには,露払いのためにPEQ装備のARが必要になります。マップ理解度が求められるとはつまり,「装甲兵のみ」「鉄血兵のみ」「ボス+取り巻き」(※ボスの回避・装甲は個体で異なります!)の配置を覚えて,装甲兵の部隊にのみRF部隊を当てることができるか否かです。そうすればRF+HGも最有力です。まぁ,当面はやめておくのが吉です。それなりに詰めないと,どちらかの部隊にだけ当てる位置取りは難しいので。
それに,鉄血兵の数によってはAR 1人では対応しきれなくなるので,AR 2人も十分選択肢に入ってきます。むしろ,スキル次第ではこっちのほうがより安定します。なので,夜戦のギミックを完全に理解できていないうちはARを入れておきましょう。
○RF 1人+HG 1人+SMG 1人+AR 2人(鉄血兵の排除向き)
○RF 2人+HG 1人+SMG 1人+AR 1人(装甲兵の排除向き)
○RF 2人+HG 3人(これやってる人に教えることなんてないよ!)
※SMGは「タンクHG(LV90)」に置き換え可能
※MGもRFと同等に使えるので,指揮官次第です
■対装甲「AR」部隊 (最終形は“対鉄血兵「AR」部隊”)
では,装甲兵に対するもうひとつのパターンを紹介しましょう。先ほど装甲に対する射撃の仕組みを紹介したとき,ARであっても「装甲値を大幅に超えたダメージを出せば戦える」ことをコソっと示唆してしていました。そうです。RFなんていなくても火力さえあれば,ARでも装甲兵をぶっころせるんです!
この場合,ほとんどの指揮官は「昼戦のメイン部隊を夜戦装備に換装し,HG 1人を入れる」で準備が済みます。バフをそのまま活かせるのも疲れた頭に優しく,火力や会心を底上げできているほど装甲を貫きやすくなります! とはいえ,装甲兵相手だとなんだかんだで前衛が削れがちなので,夜戦用のAR部隊では「スキル」を重要視しましょう。
夜戦に使われるARには「火力バフ」「榴弾」のスキルが求められます。前者は火力を引き上げるので単純に装甲を貫きやすくなり,後者は固定ダメージなのでまとまった火力を出すことができます! ちなみに榴弾・手榴弾のスキルは“完全必中”なので敵に避けられることはありません。安心して真っ黒こげにしてやりましょう!
AR小隊で分類すると,M4A1は火力バフだからOK,ST AR-15は射速バフだからNG,M4 SOPMOD IIは榴弾だからOK,M16A1は閃光手榴弾の防御的運用ならどちらでも,みたいな感じです。ほかにも,全員配布の9A-91は夜戦時に火力倍,120円ことFALは昼戦と同じような使い勝手,HKM4こと416は最大15倍ダメージというアホみたいな火力をぶち込みます!
まぁ,安定感を求めるなら416より,FALやチェーンブラスト持ち(※複数個所に榴弾を撃ち込むStG44やFr FAMASなど。ちょっと頼りないけどね!)のほうが無難ですが。
で,す,が! さっき言ったとおり,手榴弾も完全必中です。つまり,そゆこと。416のバフを一身に受けることで真価を発揮する放火魔SMGの筆頭,勝利の喜びは欠片もないけどMVPだけは大体かっさらっていく「Vector」の出番というわけです!(※スコーピオンやMicro Uziでもいいよ! あるいはステンMkIIのような単発手榴弾でも!)
SMGの手榴弾持ちは昼戦と同じく,目の前のすべてを業火で焼き払います。ただし,SMGもPEQを装備可能とはいえ,火力も命中も元から低く,弾薬「ホローポイント弾」の破甲マイナス値もあって,装甲兵に対する射撃はほぼ無力です。SR-3MPのようなスキル「火力260%上昇」でもあれば話は別ですが,それでも夜戦に優れているわけではないです。
しかし,Vectorたち焼夷手榴弾持ちは「昼戦より射撃が苦手だけど,焼夷手榴弾が本体みたいな子たちだから,使い勝手はほぼ同等」です。PEQを付けて,ホローポイント弾を外すより,火力追及装備で命中も破甲も捨てて,いつもどおりに敵を燃やし尽くしてもらうほうが好きです。個人的には,ですよ!
まぁ,HGを加える関係上,Vectorのような火力型タンクは人数的に入れづらいので,取捨選択ですが(※UMP姉妹,ステンMkII,トンプソンのような防御型タンクに比べて,攻撃力にガン振りのタイプのこと。通常はメインタンク 1人+サブタンク 1人のSMG 2枚編成で安定させる)。
補足として「手榴弾を投げたはずなのになんか消えた」という経験をしている人は多いと思います。これは“投げた対象(敵)が着弾前に死亡”することで起きる現象です。正直なところ,手榴弾,焼夷手榴弾,発煙手榴弾などを持つ人形には致命的な仕様です。だからサンボーンジャパンの方角(東京・六本木)に向けて,祈りましょう。願いましょう。「どこでも爆発するよーに! なーれ!」。
こんな風にテコ入れしても,RF部隊に比べるとAR部隊はどうしても「装甲兵が苦手」です。そのため最終的には“AR部隊は鉄血兵にぶつける専用部隊”とし,RF部隊+AR部隊の同時運用を想定しましょう。マップ上のSDキャラを見て,装甲兵なのか,鉄血兵なのかを確認し,得手不得手を踏まえてそれぞれの部隊をぶつけていくんです! これが夜戦の2部隊運用戦略です!
こうやって割り切ると,先ほど装甲兵にはNGと言ったAR-15もフルパフォーマンスで戦えます。AR部隊のARの選出は,「鉄血兵に特化」「装甲兵も対応」のどちらにしたいかで考えていくといいでしょう! で,結局のところは前述したとおりマップ理解度が壁になるので,最初のうちはRFも入れておく万能編成のほうがオススメという結論に。
○AR 3人+HG 1人+SMG 1人(どっちでもいい!)
○AR 2人+HG 1人+SMG 2人(どっちでもいい!)
○RF 1人+HG 1人+SMG 1人+AR 2人(最初は万能!)
※SMGは「タンクHG(LV90)」に置き換え可能
※「鉄血兵に特化」「装甲兵も対応」のどちらを選ぶかが重要
■最強戦力吶喊部隊 (※非推奨の局地型サブ部隊)
「私はオススメしません」と前置きしつつ紹介しますが,続いては第二部隊以降の編成です。HGを持っていない? 2人めを育ててない? そしたら割り切りましょう! 少なくともオフィシャルでは教えてくれない“戦略性度外視のトリガーハッピー部隊”の出番です!
まずいっそのこと,第二部隊からHGを抜きましょう。そして第一部隊の明かりやレーダーを用いて第二部隊を戦場に投入しましょう。
夜戦でHGを抜くのは,マップ上の戦略要素を投げ捨てることに等しいです。行動ポイントのやりくりもかなり苦しくなります。しかし,第一部隊や支援部隊のお供に着かせて,可視化されている場所に飛び込ませれば,まったく問題ありません! 多くの人が育成段階にある今の時期においては,HGを抜いたぶんだけ最大戦力の部隊として運用しやすいでしょう! レーダー確保役とすればそこから動きやすくなりますし,腐りづらいです!
それにマップが見えないからなんなんでしょう? なにも見えなくても,出たとこ勝負で突き進ませればいいんです。ボスがいそうなところに突っ込ませましょう! それでダメならまた挑戦して,ボスに当たるまで何戦も突撃させましょう! 決められたルールにとらわれることなく,鉄血のクズがいそうなところに死のロシアンルーレットをかますんです! 夜戦ルーレットの開幕です!
私たち指揮官には大変助かることに,グリフィンの戦術人形はロボット工学三原則には逆らえません。人でも,人形でも,指揮官権限を持つ者の命令は絶対厳守してくれるんです! ですので,安心して夜戦ルーレットしましょう!
○夜戦装備だけ整えて,自軍最強をぶち込みましょう!
○ご託はいりません! ひたすら吶喊です!
※第一部隊でこれやると,レーダー依存すぎて詰み率UP
※何度も言いますが,オススメはしません
それと,先ほどVectorを推したのは私情が8割ですが,つまるところ“自分で使ってきた人形”をもっと信用しましょう。「よええぇ……」って悩んでいないかぎりは。
今の環境では,どの子のほうが強い,どの子のほうがオススメだと言っても「持ってない」「持ってるけど育ててない(これがきつい!)」「僕は持ってないんですけど!」と反応が十人十色ですからね。仮にあなたがVectorを持っていなくても,あなたがネゲヴを持っていたら,私は怒り狂うと思います。おまえのかーちゃんネーゲヴ!
てなわけで,まずは自分自身の勘を頼りにしてください。当分は「うるせえ! うちは一〇〇式ちゃんなんだよ!」の判断が最善です。上から目線でオススメされたままに従ってプレイするのもこれまた一興ですが,それがやりたくてもやれないうちは,少しの能力と大きな愛を武器に攻略しましょう!
同様に,調べ込んで遊ぶのもまったく悪いことではありません。現に私はこっち側ですし。悪いのは誰かの発言に頼りきって,その結果を受け止めないことです。「みんなが“〜〜は使えない”って言うから分解しちゃったじゃん! どうしてくれんだよ!」とかね。指…揮…官(笑)。
夜戦攻略を知りましょう!
基本を知り,部隊を知り,最後に「どうやって攻略すればいいのか」を知りましょう! 基本的には昼戦と同じく,飛行場の確保が最優先です。敵軍の全滅のためにあって困るものではありません。マップによって異なりますが,場所によっては「今までこんなに行動ポイントが余ったことない」ってくらい行動Pを確保することだってできます。
また,夜戦では金・銀・銅といった勲章がないので,自軍で倒そうが支援部隊で倒そうが勝ちは勝ち。「勝ったらクリア」以外の制限はありません。自律戦闘も1戦で開放されます。夜戦部隊を揃えた戦友さんとズブズブの関係になっていれば支援部隊だけで……はさすがに難しいですが,強そうなボスは戦友に押しつけて,自軍の人形たちとお菓子でも食べていましょう。
しかし“夜戦で要請可能な支援部隊は1部隊のみ”なのはお気をつけください。昼戦と同じノリだと詰みますよ!
それではそろそろ,記事の見出しで大言壮語しました「なりふり構わなければ,誰にだってクリアできる方法アリ」の答えを教えましょう。
まず,思い出してみてください。夜戦の勝利条件は勝つことだけです。金・銀の勲章も存在しません。撤退しようが損害が出ようが関係ありません。敵を全滅させるための拠点として,飛行場も各所に存在しています。つまり「1戦か2戦したら,盾役のSMGやHGを緊急修復して,万全の体制で順番に鉄血のクズをぶっころす!」。これでいいんです。
当然,クリアまでの行動Pの逆算は求められますが,敵がどれだけいようと“自軍の戦力が準備万端のタイマンなら勝てる”のなら,快速修復をガンガン投入し,回復して,ぶっころす。これでいいんです! ほとんどの人の悩みは前衛が削れてしまうことですからね。幸い,文句を言ってくるのもそのへんに転がってる穴だらけの鉄屑だけですから!
こういうゲームでは「取れるものを全部取ってから進む派」と「とりあえず進む派」が分かれますが,前者ほど勲章取りのセオリーに囚われすぎて,思い至りません。私も2-4でブチキレそうになったときにようやく気づけました。「お母さんから快速修復は将来のために残しときなさいって言われた」って人には無理強いできませんが,通常の夜戦であれば効果的な攻略方法なので,ぜひぜひ憶えておくといいでしょう!
てなわけで「どうしても作戦中にHPが削れてしまう」とお困りの人は,不死身の軍団と化した夜戦部隊でもって,鉄血のクズどもに夜の支配者が誰なのかを教えてやりましょう! Let’s グリフィン!
最後になりますが,みなさんは目下,9月11日からはじまる初の大型イベント「キューブ作戦」にご執心のことと思います。イベントが“夜戦オンリー”ですからね。コミュニティを覗いていたら「LV70の4拡部隊×2が必要」と漏れ聞こえていることでしょう。ええ,そうです。イベントでは支援部隊が使えないので自軍だけが頼りなんです。
でも,通常の夜戦もクリアできないのにイベントに挑戦しても,せいぜい参加賞で終わっちゃいます。期間ものだからプレイすべきなのは確かだし,404小隊の活躍が見たいのも分かりますが,言葉だけではダメです。イベントよりもまず夜戦を,夜戦よりもまず編成を,編成よりもまず気持ちを,気持ちよりもまず手をです!
RF(かMG)とHGを育てていない人は,さっさと手を動かして,4-3eを回して,4-3eが終わったら4-3eを回して,編成を揃えましょう。すべての道は4-3eから通じています。周回もせずに「だってイベントなんでしょ!」「育ててないんだけど!」は甘えです。このゲームはお金を使っていようがいまいが,G11を手に入れようがいまいが,育成に時間をかけていない指揮官に人権はありません。基本的人権という概念すら残っているのかも定かではない,終末寸前の世界ですしね!
誰でも平等に体験できるのがスマホゲームのイベント,なんてのは観光地の温泉に浸りきった日本人プレイヤーの幻想なんでしょう。少なくともドルフロにおいては,イベントを楽しむ権利は誰にでも与えられても,“イベントをクリアするための権利(またの名を力)”はその先で勝ち取らなければならないものです。誰にでも救われる価値があるとはかぎりません。もしも「そんなの違う! 間違ってる! ドルフロの運営はもっと優しいはずだ!」という反論がありましたら,暗号コードで送ってください。
そんな風に厳しく言ったところで,現実問題として「どうしてもクリアできそうにない人」はいると思います。2062年の世界は戦場と化していますが,生きるうえなら2018年だって戦場です。「こうこうこうやれば,簡単にクリアできるよ!」と正解を提示するのは本意ではないので,最低限の労力で,最大限の効率を求めたいという人はよそ様のネタバレに託すほかありません。私が教えられる解決策は「育てろ。周回しろ」しかないので。やはり,この先も育成でどうにかしてもらうほかないです。育成さえすれば,どうとでもなるゲームなんですから。
まぁ,イベント期間はひと月ほど設けられるので,それこそどうとでもなりますけどね! ちゃちゃっと200周や300周すれば済むことですから! 改造を重ねて,いつかキューブ作戦を超えましょう! もしかしたらの未来に担保するなら“キューブ作戦は恒常コンテンツ化する”ので,そのときに託すのも手ですね。ひとつでも4拡〜5拡部隊を作ってしまえば,今後もほどほどで遊べるはずですし。まぁ「育てたい」の妄執に駆られないかぎりはですが。一応,4-3eを1527周もすれば後方支援部隊もALL LV70で揃えられますよ!
ただし,これを読んだあたりでゲームをはじめて,メイン部隊も整っていないままに夜戦部隊を作ろうとすると,さまざまな支障が生まれることかと思います。なにも分からないうちから「イベントではRFとHGが必須だから!」の声に流されるままだと,そもそも普通の攻略が滞り,スマホを投擲する可能性が高まります。こういう人は“なりふり構わず全力で調べものをして進行の最適解を探る”ほかないです。未練を残したくないなら。
なお,もうひとつ注意事項が。「キューブ作戦」の主役はUMP45率いる“404小隊”です。イベントストーリーでは,45姉の不敵な強キャラ感,9の飄々とした危なさ,416のウンザリしながらも小隊に寄せる信頼感,G11のなんかこう眠そうな感じがたっぷりと描かれています! イベントクリア時に“楽曲付きエンディング”が流されるところも一味違います! ただ,この話は第五戦役「火種」と,第六戦役「彗星」の間の物語なんですよ。
両エピソードでは物語の展開が大きく動きます。だから第五戦役をクリアせずにキューブ作戦に臨むと,イベントストーリーの序幕の1タップめから「はっ? なに? どゆこと?」となってしまうんです! ネタバレを恐れぬ剛の人には無粋な注意かもしれませんが,そうじゃない人は“イベント前に第五戦役まで絶対クリア”しておきましょう! 嬉しいことに,鉄血のフラッグシップ機の中でもひときわ人気であろう可愛いおバカちゃんと,黒幕感たっぷりのバカでビッチなイカレ女の姿も見られますしね!
というわけで,おしまいです! この夜戦指南の報告書をあなたたちに捧げます,同志よ。なお,今回は付録を用意していないのでこのまま帰って周回できますよ! いいなー周回できてー。うらやましいなー周回ー。経験値ちょうだいコアちょうだいお菓子ちょうだい。しゅうかいーしたいー。しゅーかいー。
一方,よだれを垂らしながらの周回なんてまっぴらごめんだという人は,これからも気を確かに持って,環境に流されず,自分なりのスピードで遊んでみてください。ドルフロは人に追いつかれるゲームではなく,明日に追いつかれてしまうゲームなんですから! 真っ当な指揮官として遊び続けたいのなら,攻略や育成ばかりじゃダメ。ドライブでも行こう?
注記:解説記事ではこれまで,「よーし! みんなに親しまれるよう! カリーナみたいな感じで書くぞ!」と志しておりましたが,聞く人聞く人に首を傾げられ,この度,どうも別のおぞましいなにかに見えていたことが判明いたしました。あまりのショックにこの1週間,4-3eを300周しかできなかったため,TIPS紹介も一通り済んだ今回かぎりで色鉛筆を折り,今後の更新では通常営業用の筆を取らせていただこうと思います。予定調和ですが。これからも指揮官各位の益々のご周回,お祈り申し上げます。
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」
公式サイト
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」
ダウンロードページ
「ドールズフロントライン(旧名:少女前線)」
ダウンロードページ
「ドルフロ」4Gamer内サテライトサイト
- 関連タイトル:
ドールズフロントライン(旧名:少女前線)
- 関連タイトル:
ドールズフロントライン(旧名:少女前線)
- この記事のURL:
キーワード
(C) SUNBORN Network Technology Co., Ltd. (C) SUNBORN Japan Co., Ltd.
(C) SUNBORN Network Technology Co., Ltd. (C) SUNBORN Japan Co., Ltd.