イベント
宇宙空間を舞台に繰り広げられるアメコミテイスト溢れるストラテジー「Rogue Universe」がG-Star 2017に出展
BtoCは,有名メーカーの注目作が煌びやかにアピールされる「ゲームショウ」そのもので見応えがある。一方のBtoBは,未発表ながら光るモノを持ち合わせたタイトルが散見され,個人的にはトレハン気分で取材するのを毎年楽しみにしている部分だ。
そんななか,今年のG-Star 2017で個人的に“お宝”だったのが,Epic Gamesブースの一角に出展されていた「Rogue Universe」である。
Rogue Universeは,韓国の開発会社MUST Gamesが開発中のストラテジーゲームである。当面はiOS/Androidのスマホ向けに開発しており,将来的にはPCやブラウザにも対応予定とのこと。
造船やクルーの雇用,パーツのアップグレードや冒険などの各アクションそのものは自動で行われ,それぞれ数分から数時間を要する。プレイヤーは画面に張り付いて遊ぶというより,ちょっとした合間に短時間ログインして,成果を確認してから次の指示を出すのを繰り返すタイプのゲームだ。
こういった類のストラテジーゲームは,スマホを中心に定番のジャンルといえよう。それらのタイトルの多くはミリタリー系の世界観だが,本作ではSF系が採用されている。登場キャラクターのイラストもアメコミテイストで,アジア圏のゲームショウであるG-Starで,こういったタイトルを目にするのはちょっと珍しい。
開発作業を行うMUST GamesのSeok Young Song氏に話を聞いたところ,本作は最初からグローバル展開を視野に入れており,Rogue Universeのようなタイトルが登場するのは必然とのことである。
なぜかというと,グローバル市場ではストラテジーは依然として人気のジャンルである。またSFに関しても,映画「スター・ウォーズ」などの例を出すまでもなく定番のジャンルだ。そういったなか,ベテランのゲーム開発者であるSong氏らが集まり,「EVE Online」や「Homeworld」などのSF系ストラテジーの面白さをスマホ時代に適した形で実現するべく,MUST Gamesを設立してRogue Universeを開発しているという。
あたかも手のひらのスマホ端末のなかで,宇宙空間を自在に移動できる気分で,たとえばGoogle Earthが好きな人なら,雄大な宇宙を眺めるだけでも思わず癒やされそうなゲームだ。
現在の開発進行度は60%で,開発作業が順調に進めば2018年3月にグローバルでソフトローンチを予定としている。以下のPVをぜひ見てほしいのだが,ゲームの節々からセンスの良さが感じられ,今からグローバルローンチが待ち遠しい。こういったタイトルに遭遇できるから,G-StarのBtoBの取材はやめられない。
「Rogue Universe」公式Facebook
- 関連タイトル:
Rogue Universe
- この記事のURL: