インタビュー
[インタビュー]「サカつくRTW」5年目のシーズンは,世界的なサッカーの祭典の開催でメモリアルな1年に。宮﨑伸周氏が5周年を振り返る
4Gamerでは,2021年と2022年にそれぞれ行った3周年と4周年に引き続き,今回もプロデューサーの宮﨑伸周氏にメールインタビューを実施。節目の年であり,世界的なサッカーの祭典の開催という大きな出来事があった5年目のシーズンと,新たにスタートした6年目のシーズンについてうかがった。
「プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド」公式サイトの5周年記念ページ
「プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド」ダウンロードページ
「プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド」ダウンロードページ
サッカーが世界的に注目され,いつもより“刺激の多い日々”だった2022年末
4Gamer:
5周年という区切りの年を迎えた今の心境を聞かせてください。
まずは,クラブオーナーの皆さんにお礼を申し上げます。
長く遊べるサカつくを目指し,日々精進してまいりましたが,遊んでいただいているクラブオーナー(プレイヤー)の皆さんのおかげもあり,まずは折り返し地点に到達できたことにホッとしております。
今もなおサカつくRTWが長く続けられているのは,クラブオーナーの皆さんが積極的に改善要望やご意見をしっかり私たちに届けていただいたこと,これが大きいと思います。ありがとうございます。
開発や運営メンバーにもお礼を伝えたいです。
サカつくRTWは,長期的に遊ぶゲームとしてはまだコンテンツが足りていないという状況で垂直立ち上げをしたタイトルで。最初の1〜2年は開発スタッフに相当な苦労を掛けてしまいましたが,そのおかげで,いまこうして多くの人たちに楽しんでもらえるゲームになりました。このゲームに関わる全ての人たちに感謝しています。
4Gamer:
2018年4月のリリースからこれまでで,とくに印象的だった出来事はなんでしょうか。
宮﨑氏:
この5年を振り返ると……やはりJリーグモードの搭載がとても印象に残っています。
過去のコンシューマタイトルに限りなく寄せた遊びにできないか,日々議論を重ねていたのですが,簡単にはいかず苦労しました。年棒交渉や,選手がクラブ間を行き来する移籍要素など,サカつくRTWの世界でも独立した形で作りたいと思っていましたが……難しかった!
理想とした形での搭載は叶いませんでしたが,こういったチャレンジを続けていくことが,今後よりよい“サカつくらしい遊び”に到達するために大事なことではないかと,いまもそう考えています。
4Gamer:
5年目のシーズンは,やはり2022年12月に開催されたFIFAワールドカップが大きかったと思います。3周年のインタビューの際,開催時期にはリリースすることが必達目標と話していましたが,サカつくRTWにとっても重要な世界的なサッカーの祭典を迎えたときのことを教えてください。
宮﨑氏:
普段はサッカーを見ない人たちも注目する大イベントなので,サッカーゲームをつくる我々としましても,とても貴重な機会であり,そして勝負所となりました!
開催時期は,「どれだけリアルタイムに近い運営ができるか」という点が重要と考えていました。例えば,グループリーグの戦いの雰囲気をゲームの中に持ち込んで表現してみたり,通常時より広い層の方々が見ていただけることを意識してプロモーションで一工夫したりと,定常と違う動き方をしていました。
この大会をきっかけにサカつくRTWを始めたという方もいらっしゃいますので,やはり巨大な追い風を生み出すイベントだったなとあらためて実感します。しかも年末に近かったですからね。大会が終わってからクリスマス,そして年末年始向けのイベントと矢継ぎ早な展開で,本当に刺激の多い年末でした。
プレイヤーとの交流で充実した1年に。6年目はさらなるゲーム体験を生むため新たな“勝負”に挑む
4Gamer:
ワールドカップ以外ではいかがでしょうか。コラボやイベント,選手の実装など,この1年で印象的だった話があれば知りたいです。
宮﨑氏:
とくに印象的だったのが,ロベルト・バッジョ選手ですね。ファンミーティングも兼ねて発表の場を設けたのですが,会場で起きた「うぉおぉぉ!!」の反応に感動して鳥肌がたちました(笑)。
これは忘れられない思い出ですね。私自身もファンでしたので実現できて本当に良かったです!
ほかには,サッカーに関わる著名な企業様とのコラボに,積極的に取り組んでいたことでしょうか。PIZZA-LA様,サッカーショップKAMO様,adidas様などにゲームに登場していただくイベントも行いました。
キャンペーンも充実しましたし,ゲーム内外の両方で楽しんでいただく機会を増やすことができましたので,6年目も引き続き注力していきたいですね。
4Gamer:
この1年で実施した新たな試みがあれば教えてください。
宮﨑氏:
やはり,クラブオーナーの皆さんと直接コミュニケーションをとるために企画したオーナーズミーティングですね!
皆さん本当にサッカー愛にあふれていて,一瞬,サッカー好きのオフ会イベントと錯覚してしまうくらい私自身も楽しめました。もちろん楽しかっただけではなく,皆さんとお話しできたことは,私だけでなく開発/運営メンバーにとっても貴重な体験となり,良い刺激が得られたと思います。
Twitter投稿やSNSの施策ももちろんですが,ファンの皆様との向き合いにこれまで以上に意識して取り組んでこれたと思います。
「サカつくRTW」,ロベルト・バッジョ選手の参戦も明かされた“オーナーズフェス 2022 ウィンター”レポート&プロデューサーインタビュー
セガは2022年12月10日,「プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド」のファンミーティングイベント「オーナーズフェス 2022 ウィンター」を開催した。50名のファンが参加し盛り上がったイベントの模様を,プロデューサーの宮﨑伸周氏へのインタビューとともにお届けする。
4Gamer:
5周年記念特番でVer.6.0.0アップデートの情報が解禁されましたが,6年目のシーズンはどのような1年になるのでしょうか。
宮﨑氏:
まだ多くは語れませんが,新モード投入や一味違うコラボなど,新しい勝負がしたいですね。5周年記念特番でも紹介した「エリア特徴」などの編成攻略における新要素は,ここからさらに広げていくことになりますし,選手の育成まわりでも新しい体験を用意できればと考えています。ぜひ楽しみにしてください!
4Gamer:
サカつくRTWのプレイヤーにメッセージをお願いします。
宮﨑氏:
おかげさまで,サカつくRTWは5周年を迎えることができました。「気づけばもう5年?」という感覚ではありますが,それだけ刺激的な体験が多い日々だったのだと思います。。
クラブオーナーの皆さんとの交流があったからこそ辿り着けた,5年目という区切りの年でした。この経験を,6年目に向けて大事につなげてまいります。
皆さんとの交流を楽しみにしつつ,スタッフ一丸となって運営を進めてまいります。今シーズンはよりエキサイティングなゲーム体験をお届けするので,楽しみにしてください!
4Gamer:
本日はありがとうございました。6年目のシーズンのさらなる盛り上がりを期待しています。
「プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド」公式サイト
「プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド」ダウンロードページ
「プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド」ダウンロードページ
- 関連タイトル:
プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド
- 関連タイトル:
プロサッカークラブをつくろう! ロード・トゥ・ワールド
- この記事のURL:
キーワード
(C) SEGA
(C) SEGA