プレイレポート
言葉を武器に戦う新感覚RPG「共闘ことばRPG コトダマン」,クローズドβテストのプレイレポートをお届け
そんな本作のクローズドβテストが,2018年2月8日から2月20日まで実施されていたので,実際にプレイして感じた魅力を本稿で紹介する。
ストーリー
何もない世界に生まれたニューワードと呼ばれる神が5人の神子を作り,“言(こと)”と呼ばれる木の種を与えた。瞬く間に大樹へと成長した“言の木”は文字が刻まれた葉をつけ,ニューワールドはその文字の羅列を“コトバ”と命名,何もなかった世界に言葉が誕生する。
ボキャブラリーの数だけ強くなれるRPG
本作最大の醍醐味は,歯抜けになっている文字列に文字を当てはめ,完成した言葉の数や長さによって敵に与えるダメージ量が変化したり,必殺技が発動したりするバトルシステム。レアリティやステータスの高いキャラクターが強いわけではなく,プレイヤー自身のボキャブラリーが大ダメージの原動力になっているのが特徴だ。
7文字からなる歯抜けの文字列に法則性はなく,デッキに編成できる文字は手持ちの限られたキャラクターのみ。そんな状態で言葉を生み出すなんて難しそうだと思っていたのだが,実際にプレイしてみると想像以上にコンボが頻発して抜群の爽快感を味わうことができた。
たとえば,「か◯◯◯◯せい」というお題に対して,最初に与えられたのは「とうかす」の4文字。文字数の多い言葉を生み出すのは難しいが,2文字前後の短い言葉であればひらめきやすい。
そこで筆者が考えたのは,その後追加された「き」を組み込んだ「かどすきかせい」(角,ドス,隙,気化,帰家性,枷,火星)の7コンボだ。狙い通りの言葉が出来上がっていく喜びはもちろん,偶然生まれた言葉に驚かされることも多く,その積み重ねから日本語の奥深さを再確認する場面もたくさんあった。
最初は言葉を作るのにかなり苦労したが,公式の初心者ガイドを参考に,言葉を作りやすいとされる「い」「う」「か」「し」「よ」「ん」などをデッキに組んでみたところ,かなり言葉を作れるようになった。
本作では,バトル中に作った言葉をクリア後に閲覧できる便利な機能が用意されている。これはプレイヤー自身が作り上げていく辞書のようなもので,思いがけない言葉が開放されたときの再確認用のツールとして役立つ。「あのときの言葉は何だったかな?」と,確認することで新しい言葉を学ぶきっかけとなるので,学習ツールとしての活躍も期待できるだろう。
このほか,本作の全キャラクターにはモーションが設定されており,2Dデザインでありながら奥行きを感じられる作りになっている。イラストと複数のパーツを組み合わせて動かす(Live2Dのような)アニメーション,といえば想像しやすいだろうか。
多くの人が日々当たり前のように使っている“言葉”が武器となり,プレイヤーの“ボキャブラリー”が世界を旅する大きな力となる本作。時間を気にせず,じっくりと考えられるシングルプレイはもちろん,全国のプレイヤーと最大4人で共闘できるマルチプレイも本作の魅力となっている。
マルチプレイは,各プレイヤーが順番に文字を配置して言葉を完成させるというもので,4人でプレイした場合,自分の4文字に加え,ほかのプレイヤーの12文字,計16文字から選択する必要がある。すべての文字を把握するのは難しいが,ほかのプレイヤーのターン中は,自分の文字を空マスにスライドさせて出せる文字をアピールすることで,仲間を手助けできる。なお,マルチプレイには1人あたり30秒という制限時間があるものの,残り時間が少なくなると焦りが生まれ,それがまた盛り上がりに一役買っている。
ちなみに,面と向かってプレイしている場合は,口頭での相談が自ずと増えるのだが,実はこれがものすごく盛り上がる。にぎやかなメンバーがそろっているとまさにどんちゃん騒ぎとなってしまい,なかなか収拾がつかなくなるが,足並みがそろって長い言葉がたくさんできたときは,ほかのゲームでは味わえない達成感に満たされるはずだ。
クローズドβテストは終了しているので現在プレイすることはできないが,公式Twitter(【公式】コトダマン開発会議@kotodaman_pr)をフォローするとサービス開始直前まで行われる開発会議に参加&開発協力欄に名前を刻むことができる。
開発会議では,キャラクターのイラストチェックをして好きなほうに投票したり,開発現場の様子を覗いたりと,間近で本作の進捗を追いかけられるのだ。サービス開始までおそらくあとわずかな本作の公式Twitterをフォローして,みんなのコトダマを開発陣にぶつけていこう!
「共闘ことばRPG コトダマン」公式サイト
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