プレイレポート
「リネージュ2M」新武器種「チェーンソード」体験会レポート。伸縮する剣が唸り,魔の剣士が血をすする!
体験会ではレベル79のキャラクターと伝説級までのスキルブックが用意され,チェーンソードを実際に使った際の感触を確認できた。既存プレイヤーは今まさにチェーンソードを存分に楽しんでいるところだと思うが,本稿では「リネージュ2M」をお休みしていた人や,新たに本作を始めようという人に向けても,その面白さを伝えていこう。なお,記事で使用しているゲームクライアントはPC版で,キャラクターは黒い星の騎士団長「モードレッド」を利用している。
伸縮する魔剣「チェーンソード」を操る血の魔剣士
新武器種「チェーンソード」を扱うのは,黒魔術によって目覚めた「血の魔剣士」だという。チェーンソードは蛇腹の刀身が伸縮する特殊な剣で,剣らしい近距離攻撃はもちろんのこと,ムチ状に変形させて広範囲をなぎ払う攻撃や,伸ばした蛇腹剣を縮めるように突進し,その移動範囲の敵にダメージを与える技など,武器の特性を活かした戦い方が特徴だ。
「リネージュ2M」の特徴でもある,キレのいいアクションはチェーンソードでも健在で,スキル使用時のエフェクトが盛り盛りであるため,どの瞬間もカッコイイ。とくに「国立墓地」など暗めの狩り場では,身を包むオーラや刀身の輝きが引き立つだろう。
能力的には「ブラッディ フォース」(以下,フォース)というユニークな特性を持つ専用リソースの要素が面白い。これは特定スキルを使用した時などに手に入るもので,特性の1つにフォースを保有していると能力が上がるというものがある。上がる能力は「スタン命中」「状態異常耐性」「スキルダメージ増幅」で,多くのフォースを保有するほどプラス幅が上昇する。最大値の15個になると,スタン命中,状態異常耐性,スキルダメージ増幅がそれぞれ+20%となるのだから,その効果は強烈だ。
そしてもう1つが,フォースの保有量によって特定の状態異常を一定確率で防御(状態異常が効果を発揮しない)できるという能力だ。保有量が4〜9個なら,英雄級以下のスキルで引き起こされる「スタン」「ヘイト」「沈黙」「恐怖」「結縛」「麻痺」「暗黒化」を防御可能で,10〜14個なら伝説級以下のスキル,最大値の15個なら神話級以下のスキルが対象となる。
文字にするとサラっと読み飛ばしてしまいそうだが,英雄級スキルといっても簡単には手に入らないし,神話級に至っては現時点で最高位のスキルだ。状態異常を1回防御すると一定量のフォースが消費されるが,後述するさまざまなスキルで入手機会は増えていく。防御の確率自体は明かされていないものの,ロマン溢れる仕様と言えるだろう。
続いて,成長過程での特徴を見ていこう。アデナ(ゲーム内通貨)で習得できる「高級スキル」を使用する段階では,「チェーン ウィップ」でフォースを獲得でき,「チェーン ブースト」の攻撃&移動速度アップが便利なアタッカーという感じだ。
「希少級スキル」以降は,HP吸収や範囲攻撃,ノックバックなどを得て,急激にパワーアップ。「ブラッディ スラッシュ」は前方の敵をノックバックさせることができ,「ブラッディ スラッシュI」「II」「III」と連続発動できるので爽快感が増していく。
そして,多くのスキルが多数を相手取った立ち回りを可能としているのも特徴となる。例えば「リリース」を習得すれば,フォースを保有した状態で攻撃が命中したときに,確率で範囲ダメージを与え,さらにHPを吸収できる。ほかにも,「チェーン スター」でチェーンソードをムチのように振るって範囲攻撃を行い,「ヴァンパイアリック ゾーン」を展開すれば周囲の敵からHPを吸い取るといった戦い方もできる。敵のただ中でHPを吸い取りつつ大暴れする様には,ある種の禍々しさが感じられ,中二心をくすぐられてしまう。
その強さを支えるフォースも,「ダブル ウィップ」を始めとした複数のスキルで獲得率が上がり,「アドレナリン」で一定時間ごとに増加したり,ヴァンパイアリック ゾーン発動時に最大まで補充されたりなど,より集めやすくなる。
チェーンソードはPvPでも面白い立ち回りが可能だ。「チェーン チェイシング」は,突進して周囲の敵にダメージを与えるというもの。敵に囲まれた時に囲みから離れた敵をターゲットして使用することで,囲みから瞬時に距離を取って脱出するといったように,工夫次第でさまざまな活用ができそうだ。「バインディング」は相手を結縛し,持続ダメージを与えると同時にヒールの効果も減少させる。厄介な敵をバインディングで狙い撃ちできれば,効果的に敵を切り崩せるだろう。
そして,とくに印象的なのが「ブラッディ スティール」と「ヴァンパイアリック シールド」という2種の伝説級スキルだ。ブラッディ スティールは,一定確率で敵から有利効果(アクティブバフ)を“盗む”というもの。盗める有利効果は相手の武器種によって決まっており,片手剣はホールドやスタンへの耐性が上がる「ウィル オブ アイアン」,二刀流は各種速度アップの「ダンス オブ フューリー」,両手剣ならスタンを反射する「リフレクト スタン」など,いずれも有益なものばかり。そして“盗まれた”側は一定時間能力を使えなくなるのもポイントだ。「オーブ」(クラス)が持つ切り札,一定時間最大ダメージが適用される「インプルーブ オーブ」が“盗む”対象であるのも大きい。
オーブにとっては,ヴァンパイアリック シールドも厄介なスキルとなる。というのも,もう1つの切り札となる割合ダメージスキル「ペイン オブ カルマ」を防ぐばかりか,すでにかかっているペイン オブ カルマも強制解除してしまうからだ。クールタイム自体はヴァンパイアリック シールドのほうが長いため,完全な詰みにはならないものの,チェーンソード側はかなりのプレッシャーを与えられるだろう。
チェーンソードには先述のとおり,「ブラッディ フォース」による能力底上げや状態異常防御がある。周囲にいるたくさんのモンスターからいくらでもフォースを補充できる狩りとPvPは違うとは言え,スキルを揃えて特性を理解すれば頼れる戦力になれるはずだ。
以上のように新武器種「チェーンソード」を紹介してきたが,この大型アップデートが実装されたタイミングは,しばらく「リネージュ2M」をお休みしていた人が復帰するいい時期にもなりそうだ。柴田氏によると(休んでいた期間にもよるが)サーバー内の相場が変化しており,「状況によっては英雄級のスキルブックや装備が,以前より手に入れやすくなっている」という。
チェーンソードに関しては出回り次第といったところだが,以前にほかの武器種を使っていて,お目当てのスキルブックや装備がドロップしなかった……なんて人は改めて相場をチェックしてみるのもいいだろう。
なお,初めて「リネージュ2M」をプレイする人は,4Gamerの初心者向け記事も読んでほしい。本作のシステムは少し独特なため,スキルの覚え方や不要アイテムの効率的な処分方法など,とまどうところもあるかもしれないからだ。この初心者向け記事ではそうした点をキッチリ解説しているので,読んでおけば序盤〜中盤の効率が一気にアップするだろう。
また,PCにNCSOFTのクロスプラットフォーム「パープル(PURPLE)」をインストールすれば,スマートフォンだけでなくPCでもプレイ可能となる。その導入方法の解説記事も合わせてチェックしてみよう。
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「リネージュ2M」ダウンロードページ
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