Googleは2018年4月28日,Android向けアプリのコンテスト
「Google Play Indie Games Festival 2018」 を東京都内で開催した。
このイベントは小規模開発で作られた,いわゆる
インディーズ の優良なアプリを選出/表彰するとともに,必要に応じてグローバル展開などをGoogleがサポートするという目的で行われている。欧米や韓国などでは同様のイベントが開催されているが,日本では今回が初となる。
対象となるアプリは,2017年1月以降にGoogle Playで配信,または2018年内に配信予定の作品である。ちなみに本イベントでは,個人/法人を問わず30名未満のチームによる作品を“インディーズ”と定義している。
当日は,Google Playによってノミネートされた20作品が会場内でプレイアブル展示されており,一般来場客がこれらを直接プレイしたうえで投票を行う。そして特別審査員による点数が加味され,10作品に絞り込まれる。
休憩を挟んだのち,10作品の開発者はステージ上でプレゼンテーションを行い,それぞれに対し各来場客がリモコンで採点。これらの投票データをもとに特別審査員の意見も踏まえ,最優秀賞として3作品が選ばれるという流れだ。
当日のイベントに出展された20タイトルは以下の特設サイトで確認してほしい。
それでは,今回のイベントで最優秀賞として選ばれた3作品について,プレゼンをもとにゲーム内容を紹介しよう。
「Craft Warriors」(Android / iOS )
ボクセルによるユニットの軍隊を編成して戦ったり,街作りに勤しんだりするストラテジーゲーム。ゲーム内にキャラ作成用のモデリングツールが含まれおり,作成したキャラをシェアするためのシステムも用意されている。
開発当初からグローバル展開が視野に入れられており,ゲーム内テキストも現在18言語に対応。現在は150万ダウンロードを突破しているが,そのなかの日本における割合は10%に留まっているという。
多数の動物を引き連れながらパレードを行うリズムゲーム。スマホ向けの多くのリズムゲームは,流れてくるノーツを目押しでタップするシステムを採用しているが,本作では音楽やリズムを体で覚えることで攻略できるバランスとなっている。クラブで皆と一体になって盛り上がるような感覚を,スマホ向けアプリで味わえるようにしたかったとのことだ。
イベントの特別審査員の一員であるNianticの
川島優志氏 によると,“音”を利用したスマホ向けアプリには大きな可能性を感じているとのこと。また,本作の開発作業がたった一人で行われたことにも驚いていた。
自分が描いた絵を他の人に見てもらったり,他の人が描いた絵のテーマを当てたりして遊ぶゲーム。ゲーム内のペイントツールは簡素な作りで,絵が上手い人だけではなく,絵が苦手な人でも,その楽しさを実感できるように作ったとのこと。
今回のプレゼンでは,絵心のない(失礼)人が描いた絵が何点か紹介されたが,その独特な味に会場内は大ウケ。その結果,本イベントの最優秀賞と,特別賞として用意された「週刊少年ジャンプ+賞」をダブル受賞した。
「週刊少年ジャンプ+賞」では,週刊少年ジャンプ+で連載中の作品のゲーム化ライセンスや,制作費などのバックアップが行われるとのこと
最優秀賞に選ばれた3作品の開発者たち
続いて,最優秀賞には選ばれなかったものの,トップ10に選ばれたそのほかの作品を,ざっくりと紹介しよう。Google Playのストア情報のほか,4Gamerの関連記事で別途紹介しているタイトルもあるので,それぞれ参考にしてほしい。
「Million Onion Hotel」 (
Android /
iOS )
「クリスタル・クラッシュ」 (
Android /
iOS )
「Ninja Flicker」 (
Android /
iOS )
「ねぇAI、本当の事がしりたい」 (
Android /
iOS )
「怪異掲示板と7つのウワサ」 (
Android /
iOS )
「ブロッククエスト・メーカー」 (
Android /
iOS )
「ねこかわいい ぼくゆうれい」 (
Android /
iOS )
トップ10に選出された上記の各タイトルは,Googleによるビジネス/マーケティング/アプリ内広告のコンサルティングが行われる。また,最優秀賞の3作品は,海外ローカライズなどのサポートや,バーチャルYouTuberのキズナアイさんによるゲーム実況なども予定されているとのこと。Google Playのプラットフォーム上でも全面的にバックアップされるそうだ。
ビジネスとしてのアプリ開発において収益化やグローバル展開は避けては通れないが,とりわけ小規模で作業を行うクリエイターは,必要なノウハウを得る機会が多くないかもしれない。この方面をGoogle Playがサポートするという本イベントは,彼等にとって大変有意義といえそうだ。本イベントで選ばれた各タイトルが,これから日本のみならず世界でも注目を集めることを期待したい。
����尊����贈����造����孫����造����属����造��但��|����造����足����造���束 G123����造���遜����促����族����臓����村����促����
��但��消���続����其����臓����臓����則G123