［TGS 2019］メインストーリー第2部新主人公・郷田龍司演じる岩崎征実さんが登壇！ 「龍が如く ONLINE」のステージレポート

　東京ゲームショウ2019の最終日（2019年9月15日），ステージイベント「『龍が如く ONLINE』ステージ」が，セガブースにて開催された。


　このステージには，「龍が如くスタジオ」ゼネラルプロデューサー・佐藤大輔氏（7月からスタートした「龍オン」再生プロジェクト「REBORN PROJECT」の後見人），推進担当・ドラゴンマスク1号氏ほか，春日一番につづく第2部「黄龍放浪記」の主人公・郷田龍司を演じる声優の岩崎征実さんらが登壇。彼らによって，メインストーリー第2部の最新情報が発表されたので，そのステージ模様をお伝えしよう。

「龍が如く ONLINE」公式サイト

「龍が如く ONLINE」ダウンロードページ

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　ステージが始まると，まずは佐藤氏とドラゴンマスク1号氏が登場して，場を盛り上げた。プロジェクト名にある「REBORN」の如く“生まれ変わり”という意味も込めて，第2部の情報がここから明らかにされていく。

　その幕開けとして，第2部新主人公・郷田龍司の声優を務める岩崎さんが“龍司”として，身体の奥底から唸り立たせているようなと声と共に「みなさんこんにちは！」と，ステージ前に集まるファンへ盛大に挨拶。ファンがレスポンスする形で「こんにちは〜！」と返すと，岩崎さんが「声が小さい！！！」とファンに喝を入れる一幕も。このインパクトある登場に，きっと通りすがりの人たちも注目したに違いない。


　ここから，岩崎さんを交えてトークが進んでいき，龍司について話が展開されていく。「なぜ，新主人公が郷田龍司に選ばれたのか？」という質問に対して佐藤氏は，「過去のシリーズで人気のあるキャラクターメインにした話をやると，ファンの人には好評なんです」と，答えた。それも踏まえて，これまでコンシューマにしか登場してこなかった龍司にスポットを置き，彼の背景を描くストーリーを第2部でやろうと思ったのだという。

　ドラゴンマスク1号氏は主人公を決める話し合いの際，桐生一馬と並ぶ強烈なキャラクターは龍司くらいと踏まえたうえで「龍司のキャラクター性をいつか主人公として見てみたい」と感じていたのだという。こういった開発者側からの熱い想いもあり，「郷田龍司」という男が第2部の新主人公として選ばれたのだろう。

龍司のコスプレをした本作の宣伝部長もステージに登壇

　そんな龍司は，2006年に発売された「龍が如く2」から登場している。かれこれ10年以上の付き合いになるということで，時代の早さには驚きを隠せない。岩崎さんは，新主人公の話を聞いた際の気持ちを尋ねられると，嬉しそうに「何年かに一度，龍司を出したくなるんですよ」と，話がくる前もずっと「龍司を演じたい」という欲が自分に中に溢れていたことを教えてくれる。

　「龍司の思い出」については，「声優の仕事は，演じたい役をそう簡単に演じれるものではない」と語ったうえで，本当に演じたかったのだという気持ちを明かし，その当時，自身の中にあるすべてを出して巡り合ったキャラクターだと振り返った。

龍司を紹介した映像も公開に。バイクを運転する龍司のシーンは何とも誇らしげ

　ここで，第2部主人公決定記念として，「龍司の実装ボイスをみんなで決めよう」と題されたコーナーが実施される。これは，龍司がゲーム内で実際に使用する台詞をファンに決めてもらおうという企画だ。台詞にはテーマが用意されているので，ファンそれぞれがそれに1番似合う台詞を決める流れとなる。

　なぜ，このような企画が計画されたのかというと，本作はスマートフォン向けのゲームということで，ファンの声を取り入れながら作品を作り上げていきたいという開発側の思いがあったからとのこと。すでに公式Twitterでも行っており，2つの台詞の実装が決定している。


　このステージで募集するのは「初入手時の挨拶」の台詞だ。選択肢となる台詞は，「ワシはワシの道をぶっ飛ばすだけや。誰にも邪魔はさせへんでぇ!!」「ははは！でっかい空や！ワシにはこっちのが似合っとる。そう思うやろ？」「さっぶう！バイク舐めとったわ！おう！あっついうどん買うて来いや！」の3つだ。

　決め方はファンによる拍手の大きさで，ステージにある測定器で判断される。決める際には，岩崎さんがそれぞれのパターンの台詞をその場で披露してくれたので，これにはファンも大盛り上がり。岩崎さんに結果の判断が委ねられると，数値と実際に感じたファンの拍手の大きさを汲み取り，「さっぶう！バイク舐めとったわ！おう！あっついうどん買うて来いや！」案に決定へ。この台詞をこれから収録することになる岩崎さんは「『さっぶう』の言いかた考えときます」とつづった。


　最後に，2019年冬に実装予定の「わっしょいシステム」が紹介された。このシステムは，真島組や冴島組などのシリーズに登場した組織の構成員となり，日々のプレイを通じて，「オヤジ」に認められていくという新要素になっている。「わっしょいゲージ」を溜めると，謁見が可能になり，オヤジに認められるとスペシャルなご褒美が手に入れられる。ほかにも，オヤジにまつわるコレクションアイテムやシリーズのBGMも用意しているとのこと。

第1部のクライマックスを振り返る場面も

　また，ゲーム内では現在，春日一番が最後の決戦に向かうところまでが描かれているということで，先行して春日一番のイラストが公開となった。さらに，このイラストが【SSR】春日一番のカードとして，今後ゲーム内に実装されるという。カードは，すべてのイベントに特攻で使えるものとなっているので，これまでの【R】春日一番と変更して使用すると良いとのことだ。


　第1部が終わりを迎えてしまうのには寂しい気持ちもあるが，第2部ではきっと，龍司による壮大なストーリーが楽しめるはずなので，続報を心待ちにしておこう。

エンディングでは，ドラゴンマスク2号氏も登場

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