［gamescom］可愛らしいアートワークが気になるサバイバルゲーム「Flotsam」をベルギーパビリオンでチェック

　ベルギーのPajama Llama Gamesが開発するサバイバルゲーム「Flotsam」（PC/Mac）が，gamescom 2017のビジネスエリアにあったベルギーパビリオンで公開されていた。細かな描写による絵本のようなアートワークに惹かれたので，紹介しておこう。


　“漂流物”を意味するタイトル名の「Flotsam」は，海面が上昇して陸地がなくなってしまった世界において，生き残った一団が流れ着くオブジェクトを収集しながら，筏（いかだ）のような生活圏を徐々に拡大させて，やがては村を建設していくという，都市建設シムの要素を持つサバイバルゲームだ。生き残るためには食料や燃料が必要になるし，生活圏を獲得する資材も必要になるので，船で基地の周囲を動き回ってアイテムを集めたり，筏の上から魚釣りをしたり，雨水を受け止める施設を作ったりしなければならない。村自体もずっと漂流しているためか，しばらくすれば漂流物はどこかに行ってしまうため，船が足りない場合は泳いで必要なものを確保しにいくこともあるようだ。


　もちろん，泳げば体力を消耗するなど，サバイバー達の健康面にも気を配る必要がある。また，漂流者達が流れ着くことで仲間も増えていくので，徐々にコントロールも忙しくなっていきそうだ。
　時には村を破壊してしまいそうなほど巨大なクジラが迫ってきたり，ゴミで動けなくなったカモメや魚がいたり，さらには過去の都市が水面下に見えたりと，ランダムなイベントも発生するという。


　エンディングがあるのかといった詳しい話は聞くことができなかったものの，Unityで開発しているというグラフィックスは見応えがあった。まだ発売時期は決まっていないようだが，じっくり楽しめるゲームになることを期待して，続報を待ちたい。

今回，デモを紹介してくれたリードアーティストのユダ＝ベン・ゴーディエール氏（中央）ら，Pajama Llama Gamesの共同設立メンバー達

「Flotsam」公式サイト

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