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[TGS 2017]「聖剣伝説2 SECRET of MANA」スペシャルステージをレポート。 原作のテイストやシステムはそのままに,3Dへと生まれ変わる
ステージでは,聖剣伝説2のプロデューサーである小山田 将氏が先生役となって,ゲストとして登壇したポポイ役の声優である加藤英美里さんと,プリム役の山本希望さんに,本作について教える「特別課外授業」という形で,イベントは進行した。本稿では,その概要をレポートしよう。
その1時間めは,「聖剣伝説の歴史」として,聖剣伝説シリーズの歴史について小山田氏が解説した。
本シリーズは,1991年に「聖剣伝説 ファイナルファンタジー外伝」として,ゲームボーイ用アクションRPGとしてスタートしたシリーズだ。初代作品は,チョコボや飛空艇が登場するなど,ファイナルファンタジーシリーズと世界観を共有していたが,今回のリメイク元となった1993年登場のスーパーファミコン(以下,SFC)用ソフト「聖剣伝説2」では,ファイナルファンタジー外伝のサブタイトルが外れて,独立したアクションRPGのシリーズとして展開していくことになった。
ちなみに,本シリーズの生みの親は,現グレッゾの石井浩一氏で,聖剣伝説2は,現ガンホー・オンライン・エンターテイメントの田中弘道氏が,プロデューサーとして手がけている。
今回リメイクされた本作のサブタイトルにある「SECRET of MANA」とは,SFC版聖剣伝説2の海外向けタイトルだった。本作は全世界同時発売となるため,海外でも認知されているSECRET of MANAを,サブタイトルに付けたそうである。
2時間めの授業は,聖剣伝説2に登場する国々の話題だ。
本作には「タスマニカ共和国」と,同盟関係にある「パンドーラ王国」,そしてこの2国と対立する「ヴァンドール帝国」という3つの国家が登場する。
主人公のランディは,偶然に聖剣を引き抜いてしまったことから,神秘のエネルギー「マナ」を巡る3カ国の戦いに巻き込まれてしまうわけだ。
そして,3時間めの「実技」では,小山田氏による実機でのデモプレイが行われた。
最初に披露されたのは,ゲーム開始直後にランディが聖剣を引き抜いた後のシーンで,オリジナルの雰囲気やゲームシステムなどはそのままに,3Dグラフィックスへと進化したゲームの様子を伝えている。もちろん「リングコマンド」も健在だ。なお,いまどきのゲームらしく,宿屋でのセーブ以外でも,順次オートセーブが行われるそうだ。
会話シーンには,声優陣によるボイスも収録されていた。ゲーム中の幕間には,キャラクター同士の新たなかけ合いなどもあり,原作では語られなかったエピソードも楽しめるようになっている。
小山田氏は,加藤さんと山本さんを加えてのマルチプレイも披露している。こちらも原作と同様に,手軽に入って一緒に遊べるスタイルで,プレイヤーごとに,リングコマンドによる装備の変更や魔法の使用ができる仕組みだ。
なお,細かい仕様変更として,誰かが魔法を使ったときにも,ゲームがストップしないようになっているという。
残念ながら本作は,TGS 2017でのプレイアブル展示は行われなかったのだが,スクリーンで実際に動いている様子を見て,原作の雰囲気を損なうことなく,時代に合わせてリメイクされていることが分かったという人も多いのではないだろうか。
最後に小山田氏は,「完成まではもう少し時間あるので,引き続きブラッシュアップを進めていきます」とコメントして,ステージは幕を下ろした。
「聖剣伝説2 SECRET of MANA」公式サイト
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(C)1993, 2018 SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved.
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