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[gamescom]エレキでパンクな世界観で恐怖体験するイタリア産ホラーアドベンチャー「Close to the Sun」が初公開
本作は,トーマス・エジソンと同じ時代に生きた,蛍光灯や無線トランスミッターなどの発明で知られる電気技師のニコラ・テスラを題材にしている。セルビアからアメリカに移住するまでは史実と同じだが,本作では電気関連の発明家として実験に没頭するため,豪華客船を1つの研究所にして公海上に漂っているという設定だ。その中で行われた何かの秘密実験が失敗し,姉が船内から脱出できない状態になってしまい,その中に潜入を試みる女性キャラクター“ローズ・アーチャー”が主人公となる。
今回デモを紹介してくれたプログラマーのFabrizio Marocchino(ファブリツィオ・マロッチーノ)氏によると,本作の時代設定は1890年代になっているとのこと。船内の様子は,木目調の壁や真鍮製の装飾などが,どこか「バイオショック」のラプチャーを連想させる。
デモでは,テスラの発明品が展示されている博物館のような場所に入ったのだが,それぞれの展示物の前にはテスラ自身が展示物の解説を行う録音装置が置かれていた。直接ゲームとは関係のないと思われる,こうした細かい作り込みにも期待できそうだ。
この博物館からエレベーターで階下に降りていくと,そこはもはや別世界。ホールは血糊で満たされ,白衣を着たテスラ配下の研究者たちと思われる人々の,上半身だけの死体が内蔵むき出しで転がっている。どこに行っても死体があるような惨状だが,ここでローズは部屋から部屋へと何かを探すように移動する。右手には円形のトランシーバーのようなものを持っており,姉と通信はできるものの,自分の身を守るような武器はないようだ。
部屋から部屋へは,扉の左側にあるレバーを倒すことで移動できるようになっているが,このレバーを動かすために必要な歯車がかけているものもあり,それを探し求めて船舶を動き回ることに。そうこうするうちに,ついに半透明のモンスターが研究者を引き裂いている場面に出くわし,そのまま逃走を試みたところで今回のデモは終わった。
ローズは,モンスターのことを“薄い空気”(Thin Air)と表現していたが,二コラ・テスラはここでどんな研究をしていたのだろうか。そもそも二コラ・テスラはこの豪華客船内部にいるのか? 囚われている姉は,どこまで周囲で起きていることを認識しているのか? といったさまざまな謎が湧いてくる。発売は2018年中を予定しているとのことで,続報を楽しみにしたいところだ。
「Close to the Sun」公式サイト
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(C)2019 Storm in a Teacup S.R.L.
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