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[TGS 2017]これがオレのチカラだ! インディーゲームコーナーで遊んだ「Last Standard」は,Twitterの投稿から武器を生み出す対戦アクションだった
「Last Standard」公式サイト
本作は,現代の日本を舞台にしたステージで,武器を持ったキャラクター同士が戦う対戦アクションだ。試遊版は1vs.1だったが,複数人での対戦を盛り込むことも検討しているという。
本作最大の特徴となるのが,「サイコダイブシステム」だ。これは,プレイヤーのTwitterアカウントと連携することで,投稿内容を解析してキャラクターが装備するオリジナルの武器を生成する,というもの。生成される武器は,投稿内容によって剣やナイフ,鎌,斧,ハンマーなど,さまざまな形状に変化し,さらには同じ見た目の武器であっても攻撃アクションが変化する。武器ごとに6種類のアクションが用意されていて,投稿の内容次第でモーションがまったく違ったものになるのだ。つまり,プレイヤーの能力を具現化した専用の武器が生み出されるわけで……こ,これがオレのチカラか!!
操作は少々独特だ。以下のシステム紹介のムービーを見ると分かりやすいのだが,攻撃は左右のトリガー+3種のボタンを同時に操作することで行う。左トリガーと右トリガーで属性の違う攻撃という扱いになるので,1つの属性につき3種類の攻撃モーションがあるという具合だ。
この攻撃を防ぐガードも同じく2種類の属性に分かれており,属性が合っていないとガードが成功しない。そのため,“右”の属性に強力な攻撃モーションが固まって生成された武器の場合は,ガードされやすいということになる。そうした相手の武器のクセを読んで攻防を展開するのが,対戦に勝利するコツだ。「ヤツのチカラは一体なんなんだ!」と読みあう様は,少年漫画的で実にアツい。
筆者も会場でTwitterと連携させてサイコダイブシステムを使ってみたところ,刃が3本ついた面白い形状のナイフが生成された。リーチは短いかもしれないが,きっと手数で華麗に攻める武器のはずだ。頼んだぞ,我が愛剣!
……などと意気揚々と戦場に降り立つ筆者。しかし,問題はここからだった。肝心の攻撃モーションが,大振りで当たる気がしない攻撃が3種類,そして残りが「攻撃するふり」だけしてダメージ判定のないフェイントなのである。いや,そんなにフェイント必要ある? というかロクな攻撃ないんだけど? 「姑息だけど大雑把」って,筆者の内面をきっちり解析した結果な気がしないでもないけど,いくらなんでも弱すぎない? こ,これがオレのチカラかあ……。
Twitterという自分の日常が記されたツールから自分だけの武器が生まれるというのは,それだけで楽しい。もしTwitterをやっていなくても,試遊版のサイコダイブシステムでは,いくつかの質問に答えて,その内容から武器を生成できるというものも用意されているので,会場に足を運ぶ人は,自分だけのチカラを具現化させてみてほしい。
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