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[E3 2018]「ボーダーランズ」のGearboxの新作は,FPSとカードゲームを融合させた「Project 1v1」
マップによっては,溶岩が流れていたり,毒水が溜まっていたりすることがあり,中に落ちると死んでしまうのだが,瞬時にリスポーンし,数秒もすれば敵にまた出くわすという感じで,かなりサクサクとプレイできる。
「Project 1v1」公式サイト
Project 1v1には,同じランクのプレイヤーがマッチを行う「Ranked」,ランクとは無関係に,用意されたさまざまな課題をこなしていく「Challenge」,そしてアリーナの勝者が次々に挑戦を受けていく「Arena」という3つのモードが用意される予定だ。
プレイアブル版でアンロックされていたのは「Arena」のみで,連続して勝利すれば自分のハンドルネームに王冠マークが表示され,ほかのプレイヤーの目標になりやすくなるという。
1人対1人なので,プレイヤーのFPSスキルが顕著に出てしまうかと思いきや,そうならないのは,カードゲームの要素が多く含まれているからだ。武器は2スロット分,アビリティは3スロット分を手持ちのカードから自由にセットできるので,それらをとっかえひっかえしながら,自分のプレイスタイルを追求できる。
「アバター」と呼ばれるプレイヤーキャラクターが複数用意され,それぞれに異なるロードアウトをセットしておくというシステムになっていた。
もちろん,敵のロードアウトとの相性などもあって,エイムの正確さや移動のうまさなど,FPSのスキルは必要だ。カードを多く持っているだけでは,必ずしも勝利にはつながらない。
デモでは,25キルのたびにカードが1パックもらえたが,カードの販売も考えられるところだろう。とはいえ,欧米ゲーム市場では最近,ルートボックスが批判の対象になっており,ランダム性の高いカードパックという要素を持つ本作について,Gearbox Softwareはビジネスモデルを決めかねているようだった。事実,カードとして付け加えられるアビリティは,勝敗に影響しやすい印象だ。
現時点でGearbox Softwareはそういったことを十分に理解しており,2018年夏に始まるというクローズドβテストにむけて,例えば購入できるのはプレイヤーキャラクターのコスチュームに限定する,といった試行錯誤を続けているとのことだった。中・長期的にはeスポーツへの参入も狙っていると思われるGearboxの新作,今後も注目していきたい。
4Gamer「E3 2018」特設ページ
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