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[TGS 2018]「ペルソナ」声優陣が一緒にボコスカするメンバーは? 「ペルソナQ2」トークショーレポート
イベントには,本作のプロデューサー/ディレクター・金田大輔氏や,ペルソナシリーズの豪華声優陣が出演。作品への想いが語られたステージの模様をお届けしよう。
トークショーは,「ペルソナ5」(以下,P5)の男性主人公とモルガナ,「ペルソナ3 ポータブル」(以下,P3P)の女性主人公,そして「ペルソナ4」の天城雪子によるナレーションで幕をあけた。
「フン」とジョーカーのマネをするP3P女性主人公,それに爆笑する雪子,ツッコミを入れるモルガナと,各キャラクターの関係性がうかがえる内容に観客から笑い声があがる。
そしてP5男性主人公の「ショータイム」の声に合わせて,ステージのスクリーンにオープニング映像が映し出された。
ここであらためて,司会を担当するフリーアナウンサー・松澤千晶さんの紹介で,P5主人公役の福山 潤さん,モルガナ役・大谷育江さん,天城雪子役・小清水亜美さん,P3P女性主人公役・井上麻里奈さん,PQ2のプロデューサー/ディレクター・金田大輔氏が登壇。
並びは向かって左から,金田大輔氏,大谷育江さん,福山 潤さん,井上麻里奈さん,小清水亜美さん,松澤千晶さん。福山さんはP5主人公が“怪盗”時に使用しているマスクをつけて登場した |
ステージでは,最初にPQ2のプロモーション映像が流れる。まずは世界設定をおさらいしようというわけである。
PQ2で,P5主人公ら怪盗団は,閉ざされた映画世界に迷いこみ,映画館に閉じこめられた管理人・ナギと少女ひかり,そして同じ力を持つペルソナ使い達と出会う。プレイヤーは総勢28名のペルソナ使いから自由にパーティを組み,謎に満ちた世界を探索していくことになる。パーティ全員での攻撃や,ペルソナを使って敵の弱点を突くというシリーズでおなじみのシステムはPQ2でも健在だ。
大谷さんが「二頭身なのにカッコいいのがすごい」と絶賛したり,福山さんがP5の敵キャラクター・鴨志田の登場を喜んだりと,声優陣も映像を楽しそうに見ていた姿が印象に残っている。
ちなみに金田氏は「今回はレトロ風にしてある」と,デザインについて言及していた。
ボイスの収録について福山さんは「みなさんほどセリフは多くないですが,いろいろな“息”のパターンをやらないといけないんです」と主人公キャラクターならではの苦労話を披露。井上さんも「ペルソナの種類が(当時よりも)かなり増えていて,読み方が分からなくなるので,福山さんの声を聴きながらやりました」と,やはり苦労話である。
それを聞いた福山さんから「ザオウゴンゲンだけ力が入らなかった?」と予想外な質問が。語感のためか,どうしてもザオウゴンゲンを読む時は力が入ってしまうそうだ。逆に,名前が可愛いスダマは力が抜けてしまうらしい。
P3Pの女性主人公登場について金田氏は「秋葉原で開催した20周年イベントで,ユーザーのみなさんに黒板に思い出を描いていただきました。それをはがしたものをしばらく開発チームで飾っていて,PQ2をどうしようか悩んでうろうろしている時,そこに描かれた女性主人公と目があったんです」と運命的なエピソードを語ってくれた。
9年ぶりに女性主人公を演じた井上さんは「収録の時期から10年ぶりくらいですが,舞台もあり,私の中ではつながっている感じもあって,久しぶりに会った感じはしないです」と,女性主人公への想い語る。
ステージでは,P3の主人公とP3Pの女性主人公が初めて出会うシーンのアニメーションも公開された。これまで出会うことのなかった2人がどんな会話を繰り広げるのか。本編への期待が高まるところだ。
金田氏はPQ2のストーリーについて,新キャラクターの3人がポイントになるとコメントしていた。前作の「出会いが人を変える」というテーマに対して,PQ2は「出会いが人を強くする」がテーマであるという。新キャラクターがどう物語に関わってくるかに注目してほしいとのことだ。
ステージ後半には,ゲスト4人が公式サイトで公開されている「ボコスカジェネレーター」(関連リンク)に挑戦。これは,PQ2の「総攻撃」を疑似体験できるコンテンツで,福山さんがP4主人公と雪子,小清水さんがモルガナと荒垣,大谷さんが竜司と杏,P3P女性主人公,P3主人公,アイギスと,次々にゲスト陣のキャラを引き当てるという見事なバトンタッチを見せる。
なおボコスカジェネレーターはスマホでも手軽に試せるので,興味のある人はぜひ挑戦してみよう。
イベントの締めは,声優陣からの挨拶だ。
小清水さん「やりがいがとってもあるゲームなので,キャラクターの可愛さもちろん,コツコツとプレイしていただけたら嬉しいです」
井上さん「久しぶり声をかけていただき,嬉しかったです。女性主人公ファンの方々に喜んでいただけるような内容になっていると思います。楽しんでいただけたら嬉しいです」
福山さん「映画館,そしてPQ2。映画の始まりというのは“キュー”(の合図から始まりますから,スタートボタンを映画の撮影を開始するような感じで楽しんでいただけたら幸いです」
大谷さん「ペルソナシリーズのメンバーが集まった今回,誰が何の役をやるのかをメモで確認して,こんな風に演じるかあなとテンションを上げながら会話させてもらいました。ぜひぜひ楽しみにしてください」
そして金田氏からも「3DSでの最後のペルソナとして,スタッフも最高の形にまとまっています。ぜひ楽しんでいただきたいと思います。よろしくお願いいたします」と力強いコメントを聞くことができた。
TGS 2018ではPQ2がプレイアブル出展されており,セガブースのアトラスコーナーで,物語の冒頭からあらすじを体験できる「プロローグ編」,ダンジョン探索が楽しめる「プラクティス編」のいずれかをプレイできる。最終日に幕張メッセへ行く予定だという人は,足を運んでみよう。
「ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス」公式サイト
4Gamerの東京ゲームショウ2018特設ページ
- 関連タイトル:
ペルソナQ2 ニュー シネマ ラビリンス
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