連載
ヒロインは脳みそ。スマホ向け育成ゲーム「MyLove.」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第1628回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,脳みそのヒロインと愛を育む,スマホ向け育成ゲーム「MyLove.」(iOS / Android)を紹介しよう。誇張でも例えでもない,ヒロインはマジの脳みそだ。ちなみに本作は,連載第1375回で紹介した「TimeMachine」の作者の新作である。
「MyLove.」ダウンロードページ
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主人公は謎の地下研究施設で,妻の体を取り戻すべく奮闘していく。妻には頭,胴体,右手,左手,右足,左足の6つのパーツが必要となるので,研究施設に訪れた動物や人間を倒し,素材を入手していこう。基本はメニューの「そざいあつめ」から,侵入者を撃退するミニゲームで遊んでいく。
攻撃したい箇所をタップすると,そこに雷を落とせる。敵を攻撃すると素材の「ネジ」を落とすことも |
倒した敵は,画面右上の「いぶくろ」へとスワイプしよう。よく咀嚼して,素材に変換してくれる |
雷は「アップグレード」で強化できる。これ以外にも防衛用の設備があるので,素材を消費して適宜購入するといい |
扉の耐久力がゼロになると,ヒロインの親愛度が下がってしまう。アップグレードの「ドア修理」で細かく回復しよう |
敵を一定数倒すとボス戦となる。ボスは強力なぶん,獲得できる素材も多く,ヒロインへの「プレゼント」を入手できることもある。プレゼントは親愛度が上げる大切な要素なので,見つけたときは活用しよう。また,何度もコミュニケーションしていると,なんだか徐々に脳みそが愛おしくなってくる。ヒロインの珍妙な脳みそギャグ(?)も見どころだ。
敵には動物と人の2種類がいるが,本作の醍醐味はここからだ。ゲーム中は人を倒して回収すると「殺人」カウントが上昇する。さらに,人から入手できる素材「肉」を使って,「機械」のパーツに変換したり,ヒロインの体を再生することもできる。
本作はマルチエンディングとなっており,さまざまな条件によって,各エンディングへ分岐していく。これらの条件は,ゲーム内でヒントを購入すると見られる。脳みそとの奇妙な夫婦生活は,一見するとコミカルでケミカルな雰囲気だが,人か機械かの選択からは,本作ならではの鋭い切り口がうかがえる。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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