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  • Epic Games
  • People Can Fly
  • 発売日:2018/03/08
  • 価格:バトルロイヤル:基本プレイ無料+アイテム課金
    ファウンダーズパック:
    スタンダード:4320円(税込)
    デラックス:6480円(税込)
    スーパーデラックス:9720円(税込)
    リミテッドエディション:1万6270円(税込)
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[G-Star 2018]あっちは「フォートナイト」,こっちは「PUBG」。G-Star会場は,どっちを向いてもバトルロイヤル
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印刷2018/11/17 22:46

イベント

[G-Star 2018]あっちは「フォートナイト」,こっちは「PUBG」。G-Star会場は,どっちを向いてもバトルロイヤル

 2018年11月17日,韓国のゲームショウG-Star 2018一般公開が始まった。ビジネスデイの段階でも一般来場者は入場しているのだが,土日の一般公開日はより早い時間に入場でき,会場内の人の数も一気に膨れ上がる。もちろん,ステージイベントや配布物なども増えるので,ショウとしてのG-Starはここからが本番だ。

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「G-Star 2018」公式サイト


 そんな今年のG-Star会場で最も盛り上がっているのは何かというと,「バトルロイヤル」だ。今年は,Epic Gamesが初めてメインスポンサーとなり,世界中で人気のバトルロイヤルゲーム「フォートナイト」を大々的に出展している。一方,韓国で生まれ大人気タイトルとなった「PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS」(以下,PUBG)も,年々出展ブースを広げており,今年はフォートナイトブースの反対側にPUBGの巨大ブースがあった。どちらも,ものすごい規模の展開で,右を向いても左を向いてもバトルロイヤルという感じだ。

 ここ数年のG-Starは,Nexon Koreaの存在感が圧倒的で,同社のブース規模や出展タイトル数は今年も群を抜いている。しかし,盛り上がりという点では複数のブースで構成されたバトルロイヤルジャンルに押されていたようだ。韓国でのブームの勢いを象徴するようなG-Starになっていたので,会場のバトルロイヤルっぷりを,フォートナイトとPUBGの出展を見比べつつお届けしていこう。

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会場のBEXCOの装飾はフォートナイト一色。一般来場者に関係のない,BtoBフロアへ向かう通路にまで看板がぎっしり
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 さて,まずはフォートナイトだが,メインスポンサーだけあってプロモーションの規模が半端ではない。というか,筆者は毎年G-Starに来ているが,ここまで大きな規模で展開しているタイトルは初めて見る。建物内の装飾はどこを見てもフォートナイトだし,会場の外にもフォートナイトのブースが用意されているほか,会場前のホテルや最寄り駅の装飾もフォートナイトだ。さらには,イベントとはあまり関係ない,電車で数駅行った繁華街にまで,フォートナイトの体験スポットが用意されている。

会場に最も近いホテルには,例年G-Starの装飾が施されるのだが,今年はフォートナイト
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会場の外には,バトルバスやラマの群れ
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駅の装飾もフォートナイト。どこを向いてもドヤ顔が迫ってくる
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会場付近の宿泊先は限られており,筆者を含む海外からの来場者の多くが,電車で3駅ほど行った繁華街付近に宿泊している。繁華街の近くにはビーチがあるのだが,なんとここにも試遊スペースが用意されていた。バトルバス,何台あるんだ
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 言うまでもなく,フォートナイトのブースも非常に大きい。ステージイベントをメインにしつつ,ブース内で各プラットフォーム向けのフォートナイトを体験してスタンプを集めると,グッズがもらえるという趣向だ。配布物は,Tシャツやソックス,帽子などを複数もらえる豪華な内容であるため,試遊に来る人は完全にスタンプ目当てであり,ブースのスタッフも「一瞬でもコントローラを握ったら,はいOK!」みたいな割り切った対応でスタンプを押していたのがちょっと面白かった。
 配布グッズの中には,ツルハシ型のバルーンもあり,会場中で振り回している来場者も大勢見かける。みんなホールやブースを掘って,鋼材をいっぱい手に入れていることだろう。

フォートナイトブースはホールの端にあるのだが,混雑しすぎでその付近は交通渋滞を起こしている。階段型クラフトで回避したくなる
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ブースにはPC版PlayStation 4版スマートフォン版の試遊台が用意され,遊ぶとそれぞれでスタンプがもらえる
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ブースで写真を撮ってSNSに投稿したり,謎のラマ型ロデオに乗ったりしてもスタンプがゲットできる。スタンプ数に応じてグッズが豪華になっていき,4つ集めればTシャツ,ソックス,帽子から2つを選んでもらえる仕組みだった
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配布物はこんな感じ。スタンプ1つでもらえるバッグとツルハシバルーンに加えて,スタンプ4つのTシャツ,ソックスをもらってみた。中身は豪華なのだが,PUBGブースでもグッズをもらった場合,サイズと強度からPUBGのバッグに入れてしまうため,プロモーション的には,もったいなかったかも?
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 対するPUBGは,来場者参加型のステージイベントで大いに賑わっていた。PUBG Corporationの出展ブースで行われていたのは,「PUBG MOBILE」を用いた対戦だ。会場で参加登録を行うと,1日で5回ほど行われる大会に参加できるのだが,優勝賞品はなんと100万ウォン(約10万円)+「Galaxy Note9」。一般来場者同士の対戦となり,チキンディナー(日本語版ではドン勝)を目指して白熱の戦いが繰り広げられていた。こんなに食べたいチキンもそうそうあるまい。

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PUBG MOBILEでの対戦となるため,参加者はみんな下を向いてしまう。死んでしまったプレイヤーは,席を立って退場していく
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スペツナズヘルメット Lv3を装備して写真を撮れるフォトスポットもあった。会場では,このヘルメットを被ったコスプレイヤーを大勢見かけたのだが,韓国では,そのへんの部屋に入るとヘルメットが落ちているのだろうか
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 配布グッズに関しては,正直に言うとフォートナイトのほうが豪華だったのだが,PUBGは物販が充実していた。PUBG Corporationのブースで公式グッズが販売されているだけでなく,ほかのブースにもさまざまなグッズが出展されており,Tシャツやパーカー,ワッペン,キーホルダー,スマートフォンケースなどが購入できたのだ。
 このあたりの充実ぶりは,韓国内で人気を博しているタイトルならではだろう。

PUBGブースで写真を撮ってSNSに投稿すると,グッズがプレゼントされる。袋の中に入っていたのは,転写ステッカー,ウェットティッシュ,そしてレッドブルだった。いや,確かに,アップデートでデザインが変更される前のエナジードリンクは,かなりレッドブルっぽかったけど……。ほかの人の袋にはジグソーパズルが入っていたりしたので,中身はランダムだったのかもしれない
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PUBG Corporationの物販コーナー。リアルLv3バックパックが欲しすぎる
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韓国のゲームサイト「INVEN」がアパレル販売ブースを出展していた。チキンディナーTシャツのデザインがグッドだ。ほかに「オーバーウォッチ」グッズなども売られていた
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こちらはKakao Gamesブースの物販だ。Kakao GamesのキャラクターとPUBGのコラボグッズが並んでいた
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 PUBGの出展はこれだけでは終わらない。PUBG Corporation以外のパブリッシャやハードウェアメーカーのブースでも,大々的に扱われているからだ。とくに,PUBG Corporationブースの隣にあるKakao Gamesでは,ステージの上に80台のPCを並べての来場者参加型イベントが行われており,両ブースの前を通り過ぎると「PUBGコーナー,めちゃくちゃ長くない!?」となる。

 GIGA-BYTE TECHNOLOGYブースのステージイベントや,LG Electronicsブースで使われているタイトルもPUBGだ。ハードウェア関係のブースはけっこう大きいので,会場中のあちこちでPUBGを見ることになる。ちょっと前までは,こうしたブースでは「リーグ・オブ・レジェンド」や「オーバーウォッチ」をよく見たものだが,韓国ゲーマーの流行の移り変わりを見ているようで興味深い。

Kakao Gamesブースのステージには,輸送機を模したセットの左右に,ズラっとPCが並ぶ。でかすぎて写真に収まらない
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PUBGのヘルメットを装備したKakao Gamesのキャラクター。きみはディナーにされる側の生き物では?
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ハードウェアメーカーのブースでもPUBGが見られる。これが「どこへ行ってもバトルロイヤル」の大きな原因だ
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 以上のような出展内容であるため,今年のG-Starのバトルロイヤルっぷりは,……若干大げさかもしれないが,外は9割会場内の半分はバトルロイヤルといったところ。いや,ホントに。会場マップで各ブースを見ても,「ここはフォートナイト,ここはPUBG,ここもPUBG……え,こんなに?」という具合だ。
 メディアの立場からは,発表された新作が少なく感じられて残念に思える部分もあるのだが,流行しているタイトルやジャンルが会場を埋め尽くすイベントというのも,来場者にとって楽しい催しと言えるだろう。
 2019年のG-Starは,今年と同じくバトルロイヤルが山盛りなのだろうか。それとも,また違った雰囲気になっているのだろうか。

ステージイベントの混雑で大変なことになっているフォートナイトブース。来年の会場で何が見られるのか,ちょっと気が早いが楽しみだ
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