プレイレポート
短時間で白熱したバトルが楽しめる「テラウォーズ」のプレイレポートをお届け。「テラバトル」から1000年後の世界を描くストーリーも必見
クレイ細工で作られたキャラクターと,緻密に作り込まれたジオラマなど,現実に存在するものをストップモーションアニメーションで取り込み,ゲーム内で使用している点は,本作の大きな特徴といえるだろう。
本稿では,先が読めないストーリーや奥深いバトルなどを中心に,本作の魅力を紹介していこう。
描かれるのは「テラバトル」から1000年後の世界
本作のシナリオは,2014年にリリースされたスマートフォンアプリ「テラバトル」の世界観を引き継いでおり,同作から1000年後の世界が舞台となっている。
人類のほとんどが謎の生命体「ゲラーレ」によって滅ぼされている状態から物語が始まり,かつて「テラバトル」で活躍したキャラクターたちは「千年戦士」と呼ばれ,敵や味方として登場する。
千年戦士達は単なる戦闘要員というだけでなく,ほかの戦士達と言葉を交わし,しっかりと意識を持ったキャラクターとして物語に関わっている。「テラバトル」をプレイしていた人であれば,1000年後を舞台にしたストーリーに引き込まれること間違いなし。
本作はプレイヤー同士の対戦がメインとなる作品だが,読み応えのあるストーリーも大きな魅力となっている。オンライン対戦は苦手だが「テラバトル」シリーズが好きな人は,ストーリーモードをプレイするだけでも十分楽しめるだろう。
キングを動かせる!?
新たなルールを採用した対戦型RTS
「テラウォーズ」のバトルでは,8体のキャラクターを編成して相手のキングの撃破を目指すことになる。
バトルは中央のキングを操作しつつ,キャラクターを召喚するというシンプルな内容。いずれのキャラクターも召喚したあとは自動的に移動や攻撃をしてくれるので,基本的には“どこにいつ召喚するか”だけを考えればOKだ。
また,キングの左右にはガードとヒーラーが配置されており,キングやキャラクターを守る役割を担っている。具体的には,ガードは自身の防御力を上げながら敵の攻撃を引きつけ,ヒーラーはもっともHPの低い味方を回復できる。制限時間内に決着がつかなかった場合は,ガードとヒーラーが多く残っていたほうの勝利となる。
本作のキモになるのは,キングが自由に移動できるという点だ。キングを前線に配置するのは危険が伴うが,そのぶんキャラクターを前線に召喚できるため,相手に対して先手を打ちやすいというメリットが生まれる。
各キャラクターはバトル中に使用できるスキルを持っており,うまく組み合わせることで,戦いを有利に運べるようになる。HP回復や遠距離攻撃,瞬間移動などさまざまなスキルを使い分け,勝利を勝ち取ろう。
バトルで使用するキャラクターはレベルやスキルアップのほか,キャラクターの性能を底上げする「クラスアップ」も用意されている。同じキャラクターを入手したり,専用の素材を集めたりと少し手間がかかるが,その分成長の幅が広いので余裕のある人はしっかりと行っていきたい成長要素だ。
テラバトルの世界観を継ぎつつ,新しい遊びを取り入れた「テラウォーズ」。テラバトルシリーズ作品を知っている人はもちろん,対戦型リアルタイムストラテジーゲームが好きな人や,しっかりとストーリーを楽しみたい人などには,うってつけの作品となっている。本作が気になった人は続報に期待しておこう。
「テラウォーズ」公式サイト
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(C)MISTWALKER/(C)ARZEST
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