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巨大ロボが登場するパズルアクション「Star Child」と,病院ホラーADV「The Inpatient」のプレイレポート
「Star Child」は,6月12日の「PlayStation E3 MEDIA SHOWCASE」で発表された(関連記事)PlayStation VR対応のアクションゲームだ。
VR対応コンテンツは主観視点での体験を主軸においたものが多いが,本作はサイドビュー形式で,立体視という部分を主軸においている。精巧なミニチュアのような世界を,第三者視点から楽しめるというわけだ。
舞台となるのは赤い土で覆われている大地の地下に隠された,遺跡のような施設。主人公の女性は,そこに宇宙船で降り立つ。この惑星には昆虫やサソリのような巨大生物が棲息しているらしく,遺跡の中ではとくに巨大な個体が主人公に襲いかかる。しかし,それを寸前で救うのが,謎の巨大ロボット……というのは,E3トレイラーで描かれている通り。
デモ版では,トレイラーで描かれている各シーンの途中に,パズル要素があることを確認できた。特定の装置にインタラクトすると球状のドローンが起動するので,それを使って電線のようなものをつないで施設を動かしていくのだ。そういったパズルを解くことで先へ先へと進んでいくのが,本作の基本的なゲームプレイの流れとなるらしい。
このパズル要素とSF的なバックボーンがどのように絡んでいくのか,全容が明かされるときに期待したい。
本作は,度々提示される2つの選択でどちらを選んだかによって物語が分岐していくアドベンチャーゲームだ。良い選択をした場合は青い蝶の群れが飛ぶという,「Unitl Dawn」と似た演出が採用されている。
普段の主人公は閉鎖病棟で同室の患者と暮らしているのだが,深夜になぜか室外の廊下を歩いたり,窓に貼りついた落ち葉を見て奇妙なフラッシュバックを起こしたりする。こういったシーンでは,絶叫する男が突然目の前に現れたり,ナースが密着して囁いたりと,ホラー的な演出が発生。VR空間内で不気味なおばちゃんナースに至近距離で脅されるのは,なかなか強烈だ。ホラー好きの人には,吐息さえ掛かって来そうなおばちゃんの囁きをぜひとも体験してほしい。
また,今回のホラー表現はゴア表現よりも精神的な方面に重点を置いたビックリ系のようなので,日本語版「Unitl Dawn」で批難されたような表現規制は,心配しなくてもいいかもしれない。
「The Inpatient -闇の病棟-」公式サイト
- 関連タイトル:
Star Child
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The Inpatient -闇の病棟-
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