連載
美しい世界で月を目指して。iOS向けアドベンチャーゲーム「月見花」を紹介する「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」第1403回
スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが,「じゃあ,どれが面白いの?」「そもそも,数が多すぎて好みのタイトルが探せない!」と思っている人も少なくないはず。そんな問題を解決すべく,スタートした連載が「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで,スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして(ほぼ)毎日お届けする。
本日の「(ほぼ)日刊スマホゲーム通信」では,ギミックを解きながら物語を進めていく,iOS向けアドベンチャーゲーム「月見花」を紹介しよう。
「月見花」ダウンロードページ
本作では,謎の少女を誘導しながら,さまざまな世界を冒険し,月を目指す旅路を体験できる。ゲーム中は説明などのテキストが一切ないので,物語の内容も想像で補うしかないが,少女の動向はいわば象形的で分かりやすい。
少女の移動はオートなので,直接操作をすることはない。しかし,道中に青い花びらが現れたときは,プレイヤーによる謎解きの時間だ。
謎解きはいわゆる一筆書きパズルとなり,スワイプ操作で答えを探っていく。背景や小物など,さまざまなオブジェクトに描かれた図形が答えのヒントとなっているので,どんなときも周囲を確認することが大切だ。
各ステージは月の形で表現されておる。最初は今にも消えそうな三日月が,ステージをクリアするたびに少しずつ大きくなり,やがて満月になる。少女がどこから来て,どうして月へ向かうのか,文字を介して知ることはできないのに,なぜか旅情が湧く。
ゲームクリアまでの約1時間,アーティスティックな体験を楽しめる本作。パズルゲームとしての難度はやや高めだが,ただの雰囲気ゲームとは言えない内容に仕上げられているので,花と月を巡る,儚くも美しい物語を堪能してみるのはいかがだろう。
著者紹介:トリスター/目代将規
ゲームやアニメの書籍企画,編集,シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや,一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”好き。
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