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  • 日本一ソフトウェア
  • 発売日:2017/09/07
  • 価格:パッケージ版:6980円(税抜)
    ダウンロード版:7538円(税込)
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祝姫 -祀-

祝姫 -祀-
公式サイト http://nippon1.jp/consumer/iwaihime/
発売元・開発元
発売日 2017/09/07
価格 パッケージ版:6980円(税抜)
ダウンロード版:7538円(税込)
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  • 作者を縛る「ひぐらし」の呪縛 40
    • 投稿者:にわか乙(男性/40代)
    • 投稿日:2017/10/18
    良い点
    ・全体の構成がうまく、上手にまとまっている
    選択肢が(ほぼ)無いのでシナリオの破綻がない。日常と非日常(白昼夢)がバランスよく織り込まれていて、飽きさせないつくりになっている。

    ・グロすぎない怖さ
    あまり言うとネタバレになりますが、日常の中から始まる怖いモノ・コトは○。徐々に浸食されてゆく感も良い。
    内臓をどうこうする、という場面も出てきますが、直接的にそれらを描写した一枚絵は無いです。
    ただ、唐突に始まるエロ展開は勘弁。

    ・ヒロインたちが可愛い
    美濃部先輩かわいい 椿子ふつう 黒神さんアホかわいい  雛型先生オトナかわいい
    布川莉里杏てめーはダメだ
    悪い点
    ・選択肢がほぼない点
    最初の「出題編」は、正直どのヒロインから見てもいいと思うので、そこも選ばせてほしかったです。

    ・ドタバタコメディ的な部分が入るタイミングが悪い・長い・無意味
    ひぐらしでは、キャラの特技などの伏線になっていたのに…(´・ω・`)
    ネタバレになりますがはっきり言います。終盤のプロレス部分とプールの部分は飛ばしてかまいません。(特にプロレス部分)
    がんばった登場人物へのごほうび的な感じなのでしょうが、シナリオ上の意味は全くありません。プールのやりとりも、「解答編」へ入る部分のツノの人達のやりとりで十分です。

    ・時系列が「?」
    極力ネタバレにならないように書きます。
    各ヒロインにスポットをあてた「出題編」っぽいものが前半に続き、それらが出尽くしたら「解答編」に入ってゆくのですが、それらの関連性の説明が皆無です。
    「出題編」のラストは、たいてい大変なことになるのですが、そこから時間が巻き戻ったのか、パラレルワールド(並行して同時進行)なのか、それとも全て幻覚(白昼夢)なのか等の説明がありません。

    ・登場人物の特色から強く香る「ひぐらし」感
    美濃部先輩=魅音  椿子=魅音+沙都子?  黒神=梨花(黒) 莉里杏=詩音  涼=赤坂(構えまで一緒)  ツノの生えた人たち=羽入  ステレオタイプな不良(チンピラ)たち
    作者の作風と言えばそこまでですが…

    ・主人公が八方美人な完璧超人すぎる
    八方美人はシナリオ上仕方ないことなんですが…ネタバレになるのでこれ以上は言えません。
    ただ、能力的なところは完璧でいいんですが、女の子の扱いに慣れすぎで納得できませんでした。
    年齢不相応に落ち着きすぎていて、いわゆる「天然ジゴロ」的なセリフがぽんぽん飛び出すのにイライラさせられます。
    ただし、ハーレム的になる必然性、そして「そうなってはいけない」必要性が設定に落とし込まれているのはうまいと思いました。
    総評
    竜騎士07さんの作品は、ほぼ「ひぐらしのなく頃に-祭-」のみプレイ済み。
    祝姫-祀-は本編終了までプレイ。追加シナリオの「結姫」はまだ未プレイ。
    ボイスを消してプレイするという特殊な縛りをしているので、声優さんについては触れることができません、ごめんなさい。

    祟りや呪いや都市伝説といった類のホラーが好きなので、Amazonで見かけてほぼ即断で買いました。
    プレイの冒頭からホラー的な展開で始まり、掴みはバッチリ。
    その後も、日常と非日常のバランスが良くどんどん読み進めていきました。

    えぇ…どういうことなの?(´・ω・`)という展開になったところでOPムービー。
    ムービーあけたら何事も無かったように日常パートで「???」となりつつ、それが2回、3回と続いてようやく「そういうことか」と理解しました。
    そう、OPムービーを最低4回見ることになります(もちろんスキップできますが)
    そこまでが「出題編」、後半の「解答編」で、前半の「???」を解消してくれるのでスッキリはします。

    レビューのタイトルにもしましたが、この「出題編」と「解答編」の組み立て方が、竜騎士さんっぽいなぁと思う部分。
    それよりもまず、プレイ中に登場人物から感じる「ひぐらし」感がハンパないです。
    チンピラが絡んでくるところもw

    絵は好きです。
    ただ、シリアスよりは萌え絵寄りなので人を選ぶかもしれません。
    グロ絵はほぼ無いと言っていいので、そういうのが苦手な人も大丈夫。

    エロ展開が数回あります。エロい一枚絵はないですけど…
    求めるものは微妙に違うのですが、描写的に完全にソレを意識してます。いくつかあるエロ描写のうちひとつは、完全にセクr…

    総じて、上手くまとまっているお話だと感じました。
    ただし、終わり方はきれいにまとめすぎて逆に不自然に感じました。
    「竜騎士07さんの作品だ」と知ってプレイしたので、このレビュータイトルのように感じてしまいました。
    知らないでプレイしても、きっと「ひぐらしっぽいなぁ…」と感じてしまったと思います。
    それほど、「ひぐらし」が完成された物語で評価も高い証拠。
    そして恐らく竜騎士さん自身のそれまでの人生全てをかけてつくられた物語が「ひぐらし」なんでしょう。
    生きた人生が一度である限り、作者は「ひぐらし」の呪縛から逃れることはできないかもしれません。

    評価の点数なのですが、選択肢的なものが欲しいという点でボリュームにマイナス点。
    他は、上手くまとまってますが突出する点もないという意味で「標準」です。
    プレイ時間
    20〜40時間
    グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム
    3 3 3 3 2
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