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[E3 2018]「Warhammer 40,000」の世界観でギャング抗争を描いたターン制アクション「Necromunda: Underhive Wars」が出展
本作は,ミニチュアを使うテーブルトップゲーム「Warhammer 40,000」の外伝シリーズの1つ「Necromunda: Underhive」を題材にしている。太陽光など届かない鉄さびだらけの巨大工業惑星Prime Hiveは,惑星の表面すべてが高さ数キロメートルにもおよぶビルや人工物に覆われており,何千もの都市と工場が折り重なっている。その最下層“アンダーハイブ”では,もやは法律やファミリーの権威がおよぶことはなく,モヒカン頭にタトゥーだらけのギャング達が,四六時中,抗争を続けているという。重装備の兵士や巨大戦艦のゴシック調なアートデザインで知られる「Warhammer 40,000」の中でも,異色な作品である。
改めて本作のルールを説明しておくと,1人のプレイヤーが5人のキャラクターでチームを構成し,それぞれのアクションポイント(AP)の許す限り,そのキャラクター達を動かしていく。ターン制ではあるが,敵キャラクターが攻撃範囲外であればリアルタイムで,つまり双方のプレイヤーが同時にキャラクターを動かせる。それぞれのキャラクターはターンごとに100APを利用できるものの,アクションや移動だけでなく,リロードさえAPのコストが必要になるので,ほぼ同時にプレイする中で,相手が意表のついた動きをしてくることもあるのが面白い。
今回使ったAbandoned Railwayは,貨物列車線の用意された廃墟っぽいマップだ。それなりの高さがあり,いくつかのポイントにはジップラインも用意され,相手の背後に回ったり,予期せぬ方向から敵が現れたりと,予想外の展開も発生する。APを使って何ができるのか,どこに移動できるのかをより詳しく把握するために,3Dのオーバービューマップを確認できる「Strategy View」に切り替えて,入念にチェックしていくことも必要だ。
本作は,Necromunda: Underhive Warsという馴染みのないIPを,それほどポピュラーではないターン制アクションでアレンジしているが,複雑なテーブルトップゲームのルールをうまくまとめようというアイデアが随所に感じられる。タクティカルなゲームプレイを好むゲーマーなら,気になる作品の1つになるのではないだろうか。
「Necromunda: Underhive Wars」公式サイト
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Necromunda: Underhive Wars(C)Games Workshop Limited 2020. Necromunda: Underhive Wars, Games Workshop and their associated logos are either(R)or TM and/or(C)Games Workshop Limited.