このゲームの読者の評価
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ペストがテーマの中世欧州?いいえファンタジーです! 70 - 投稿者:キリコ(女性/30代)
- 投稿日:2022/03/10
- 良い点
- ■グラフィック
賛否あるようですが、私は何よりグラフィックのクオリティに驚きました。リシェイドなど一切使わずバニラでプレイしていましたが、背景の美しさ、RATSや死体のグロさは目を見張るものがあり、ストーリーへの没入に大きく貢献していたと思います。
■簡単だけど一筋縄ではいかないパズル
最終盤あたりになるとさすがに少々理不尽にも感じる難易度を見せることもありましたが、全体的にはこの手のゲームとしてはイージーよりです。とりあえず攻略サイトのお世話になることなくクリアすることができました。
良い感じで頭を使わせてくれ、上手くいったときは快感さえありました。
■しっかりゲームしている
何となく、ゲームというよりシナリオを体験させていくタイプのゲームかなと先入観を持って手に取ったゲームでしたが、やってみるとアクションありパズルありで思った以上にしっかりとゲームしていました。
基本的に敵に見つかったら即死のスニークとステルスキルのゲームで、トリックをこなすための素材が尽きたらそこで詰むタイプのゲームなのですが、手動セーブをあえて切って細かなオートセーブと素材配置の調整によって巧みに「詰み」を回避している点には工夫が見られます。
かつ、非常にこまめにオートセーブされるので、いわゆる「巻き戻り」でイライラすることもありませんでした。
■舞台設定
ペストが流行し、いわゆる魔女裁判で有名な中世ヨーロッパ、フランスが舞台です。ここに「プリマ・マキュラ」という大きなファンタジー要素をねじ込むことでオリジナリティのあるファンタジーを描いています。
美麗なグラフィックによる没入感と相まってゲームに引き込まれました。 - 悪い点
- ■ストーリー
これは、とりあえず本作を終えてみての感想ですが、エンディングを迎えても最大の謎である「プリマ・マキュラ」が何なのか結局わからずじまいなのが最大の不満です。ヒューゴの豹変も唐突で説明されず、挙句この終わり方には続編ありきで適当に畳み込んだような印象を強く受けました。
■ゲームボリューム
難易度が低めでサクサク進められるというのもありますが、10時間ちょっとで終わってしまうのではないでしょうか。 - 総評
- 映画的な表現が目を引く、スニークとステルスキル、そしてパズルで進むファンタジーです。グラフィックの美しさは文句なしです。
ネズミの表現や終始暗い雰囲気なのでホラーっぽく見えますが、ホラーでは全くないです。群れをなしているネズミや残虐な殺害シーンなどがいくらかありますのでグロテスクといえばグロテスクです。
英語のボイスが妙なアクセントがあって違和感があります。私は途中で慣れましたが、気になる人は気になるかもしれません。
クオリティは高いですがプレイ時間は短めです。
TOMB RAIDER等のように残虐な敵をステルスキルしたり、見つからないようにこそこそ侵入して謎を解いていくようなゲームが好きならお勧めできます。
三部作であることを前提にシナリオを許せるのなら、世界設定は練られているのでシナリオ派の方もプレイする価値はあると思います。 - プレイ時間
- 10〜20時間
グラフィックス サウンド 快適さ/運営 熱中度/ストーリー ボリューム 5 3 4 4 2
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