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ライブイベント「『真・女神転生』生誕25周年LIVE -CHAOS SIDE-」が開催。シリーズ屈指の人気曲がハードロックアレンジで夜の新宿に鳴り響いた
●「『真・女神転生』生誕25周年LIVE -CHAOS SIDE-」出演者リスト(敬称略)
演奏:LaiD Back Devil
AKIRA(Bass / Bandmaster)
岡島俊治(Drums)
本間大健(Guitar)
鶴田伸雅(Guitar)
小美野 慧(Keyboard)
●「『真・女神転生』生誕25周年LIVE -CHAOS SIDE-」セットリスト
1.銀座(「真・女神転生」より)
2.カテドラル,吉祥寺,エンカウント,戦闘,戦闘(アキラ編),ボス,レベルアップ(「真・女神転生」「真・女神転生if…」より)
3.3D:魔界(「真・女神転生II」より)
4.3D:地下世界,3D:センター(「真・女神転生II」より)
5.戦闘,宿敵(アキラ編),中ボス戦闘(「真・女神転生II」「真・女神転生if…」より)
6.タイトルループ2,大マップ〜現実世界〜,通常戦闘,通常戦闘〜街〜,ダンテ戦闘(「真・女神転生III NOCTURNE」「真・女神転生III NOCTURNE マニアクス」より)
7.敬虔な恐れ,大いなるしるし(「真・女神転生 STRANGE JOURNEY」「真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY」より)
8.東京(「真・女神転生IV」より)
9.Battle-a2,Battle-b2,Battle-c2(「真・女神転生IV」より)
10.ラージマップ(「真・女神転生IV FINAL」より)
11.Battle-f2(中ボス戦闘),Battle-f6 神殺し(「真・女神転生IV FINAL」より)
12.タイトル(「真・女神転生IV FINAL」より)
<アンコール>
13.Battle-f4 多神連合(「真・女神転生IV FINAL」より)
今回のライブのセットリストは,ほぼ「真・女神転生」シリーズのリリース順で構成されていた。幕開けを飾ったのは,シリーズ25周年企画の楽曲人気投票で3位に輝いた「真・女神転生」の「銀座」だ。イントロの激しいギターリフに続いて,あの印象的なフレーズが鳴り響くと会場のテンションはいきなりヒートアップ。
2曲目以降も,数々の人気曲が大音量のハードロックを基調としつつ,ときに不穏に,ときに静謐かつ神秘的に,原曲の持ち味を活かした「これぞ,まさにメガテン!」と思わせるアレンジで演奏され,会場は大きく盛り上がった。
ライブ前半,会場からひときわ大きな歓声が上がったのは,6曲目に披露された「真・女神転生III NOCTURNE」「真・女神転生III NOCTURNE マニアクス」のメドレー。「タイトルループ2」「通常戦闘」「ダンテ戦闘」と人気投票の上位を占めた楽曲が次々に披露され,観客を魅了した。
中盤に設けられたトークコーナーには,アトラス サウンドチームの目黒将司氏と小塚良太氏が登壇。
ライブの感想を求められた目黒氏は「素晴らしい演奏で,どう表現したらいいか……シュアな演奏? とにかく素晴らしいです」と絶賛。小塚氏は「この曲が聴きたかった! という曲をアドリブ感のあるライブバージョンで聴けてよかった」とコメントしていた。
また目黒氏は「真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY 真・女神転生25周年記念スペシャルボックス」に同梱されるサウンドトラック集「真・女神転生 レアサントラ&メモリアルアレンジトラックス」に,「真・女神転生III NOCTURNE」の「大マップ〜現実世界〜」のオーケストラアレンジバージョンが収録されていることを紹介。同じ曲がこのライブで演奏されると知り,気になっていたそうだが,実際に聴いてみて非常に感銘を受けたそうだ。
さらに「真・女神転生III NOCTURNE」の楽曲制作当時を振り返り,「プラットフォームがPlayStation 2になって,音楽のストリーミング再生もできるようになったものの,アトラスではまだ内蔵音源を使っていた」「それでもフレーズサンプリングを採用して楽曲を作ったのだが,初めてということもあって4小節のフレーズを繰り返すだけになってしまい,今聴くと恥ずかしい」とも目黒氏は話していた。
そして小塚氏は,「真・女神転生IV」の楽曲を手がけるにあたり,目黒氏に「シリーズを軽く触ってほしい」と指示されたという。しかし,いざプレイしてみると非常に面白くて,影響を受けすぎてしまうのではないかと不安になり,結局あまりプレイしなかったのだそうだ。
また,楽曲を制作していた当時はいろいろ考えたつもりだったが,シリーズ25周年を機に振り返ってみたところ,夢中になって勢いで作った曲が多いことに気付いたという。
トークの話題は,ゲストの二人が好きな悪魔にも及んだ。目黒氏は「“好きな悪魔”という質問は冷静に考えるとおかしいですよね」と会場の笑いを誘いつつ,「10月という季節柄,ジャックランタン」と回答。
小塚氏のお気に入りも同じく「ジャックランタン」だが,こちらは10代の頃にスチロール板でジャックランタンを再現したこともあるという筋金入り。その作品は,今も実家に置いてあるとのこと。
トークに続いて「敬虔な恐れ」と新曲「大いなるしるし」のメドレーが演奏されたあとには,「真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY」のディレクターを務める石田栄司氏が登壇。本ライブについて「バトル曲が多いので,やっぱり(テンションが)上がります」と感想を述べていた。
また石田氏は,10月26日にリリースされる「真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY」をあらためて紹介。本作は2009年に発売された「真・女神転生 STRANGE JOURNEY」のリメイク版だが,“2017年の今,遊んでも面白い”をテーマに,骨子を変えないよう作り直したという。
さらに,今回のリメイクにあたって追加されたダンジョン「嘆きの胎」は,当初,石田氏により「悪魔監獄」という仮名が付けられていたというエピソードを披露。難度が難しいほうと易しいほうの両方に追加されたことや,上記の「真・女神転生25周年記念スペシャルボックス」の内容も,あらためて紹介された。
ライブ終盤は,「真・女神転生IV」「真・女神転生IV FINAL」の楽曲に。そのうち,「東京」とバトル曲メドレーの間に披露された約2分間のギターソロや,「ラージマップ」の泣きのギター,「Battle-f6 神殺し」の不安を煽るようなギターのフレーズは本ライブのハイライトとなった。そしてライブ本編は,「真・女神転生IV FINAL」から「タイトル」で締めくくられた。
アンコールの「Battle-f4 多神連合」は,原曲をより激しくしたアレンジが施されており,会場を大きく盛り上げていた。
演奏終了後,スクリーンには「真・女神転生」シリーズのヒストリームービー,そしてシリーズ最新作のティザートレイラーが相次いで映し出された。最後に「真・女神転生V」のロゴが表示された瞬間,会場にはこの日一番の歓声が響き渡った。
「真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY」公式サイト
- 関連タイトル:
真・女神転生 DEEP STRANGE JOURNEY
- 関連タイトル:
真・女神転生IV
- 関連タイトル:
真・女神転生IV FINAL
- 関連タイトル:
真・女神転生V
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