連載
マフィア梶田の二次元が来い!:第372回「AUTOプレイな人生を送る宇宙漁師の周回ゲームショウ」
今年はどんな出展や発表があるのか,今から非常に楽しみですね。個人的に会場を回る時間はおそらくあまり確保できないと思いますが……もし出会うことがあれば,手でも振っていただけると嬉しいです。
現地に来られないという方々も,例年通り4Gamerが懸命に記事を更新すると思いますし,ステージイベントによっては配信もありますので,ぜひ自宅からチェックしてくださいね。
「RADIO 4Gamer Tap(仮)」第72回では,フォワードワークスが2017年10月上旬に配信を予定している「ソラとウミのアイダ」(iOS / Android)を特集。ゲストとしてアシスタントプロデューサーの吉原雄飛氏をお招きし,ゲームの魅力をご紹介いただきつつ実際にプレイしてきました。
「サクラ大戦」「魔神英雄伝ワタル」の広井王子氏が原作・総監督を務めている本作。“宇宙漁業”や“宇宙漁師”というパワーワードが,否応なしに我々の興味をひきつけますね……。個性的なヒロインたちとのコミュニケーションを楽しめるストーリーパートから一転,漁業パートでは簡単操作で爽快感のあるアクションが病みつきになります。サービス開始が楽しみですね。
「ソラとウミのアイダ」公式サイト
スマホゲームにおける「AUTO機能」の重要性について,よく業界の方々やゲーム仲間と議論するのですが,一般的な認識としてはスマホゲーム世代のプレイスタイルに合わせた機能だと思われているじゃないですか。でも,最近になって「実はコンシューマ世代の自分にこそ必要とされる機能ではないか?」と思うようになってきたんですよ。
古くはガラケーから始まり,保守派のゲーマーから“ポチポチゲー”と揶揄されていたのも懐かしい話。今じゃコンシューマで育った世代もスマホアプリのひとつやふたつは遊んでいるのが当たり前ですよね。これも有名タイトルの最新作がスマホ向けにリリースされるのが増えてきたり,スマホゲームそのものがコンシューマ的に進化したりしているおかげだと思いますが,自分の中でもすっかり“日常の一部”となっております。
しかしながら,それで我々のようなゲーマーがコンシューマ作品を遊ばなくなった……というわけではなく,今でもガンガン遊んでいますよね。それこそ自分は「ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて」(PlayStation 4 / ニンテンドー3DS)の総プレイ時間がついに200時間を突破しましたし,その一方でスマホゲーム“も”常に3〜4タイトルは遊んでいる。
これ,冷静に考えてみると明らかに子供時代よりも「一定期間内にプレイしているゲームの本数」が多いんですよ……。きっと子供時代の自分が知ったら喜ぶんでしょうけれども,大人の自分はコレに気付いて戦慄しました。
そりゃね,生やせるものなら腕の4本や6本くらい欲しいですわ。もしも「ドラゴンボール」のキャラクターになれるなら,“四妖拳”が使える天津飯一択ですもん。いや,「キン肉マン」のアシュラマンの方が顔も腕も多いし便利ですかね……?
まぁ,そんな現実逃避はともかく。顔ひとつの腕2本でやりくりする以上,本来であれば「コンシューマゲーム+スマホゲーム複数」なんて無茶なゲームライフは成立しないんです。1日に遊んでいられる時間が限られている以上,絶対にどちらかを犠牲にしなければいけない瞬間が出てきます。
そして本題……。それを何とか成立させちゃっているのが,「AUTO機能」の存在なわけですよ。自分は現在「ドラクエXI」をプレイしながら「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」(iOS / Android)や,スマホ向けRPG「スターオーシャン:アナムネシス」(iOS / Android)をひたすらAUTOで周回して,そのありがたみをしみじみと感じております。
つまり,重要なのは「ながらプレイ」ができるという点なんですよ。AUTOで放置するのが“プレイする”と言えるのか,なんてツッコミもあるでしょうが……それは言わないお約束。
昨今のスマホゲームはほとんど「素材クエストやイベントの周回」がプレイ時間の大半を占める設計になっていますが,コレを手動で続けると人間である以上は必ず“飽き”が来ます。やがてそれが“面倒”になり,終いには起動すらしなくなる……というのが最悪のパターン。自分なんかはとくに飽き性なので,これまで何度も同じようなことがありました。
あくまで個人的な意見ではありますが,AUTO機能があれば手順の決まった単純作業を繰り返すというストレスが軽減されるので,結果的に長くそのタイトルを続けていくモチベーションが保たれるんですよ。コンシューマゲームで遊んでいる片手間に,テレビを観ている片手間に,漫画を読む片手間に,なんなら行儀は悪いですが食事をしている片手間でもAUTO機能なら何とかなってしまう。その気楽さが,この忙しさに追われがちな時代にはたまらなくありがたいんです。
一方で,そのような快適さを重視するとコンテンツの寿命が短くなるという意見も聞きますが,自分としては“便利”が“飽き”につながるとは思えないんですよねぇ……。
つまるところ,何が言いたいのかといえば「俺はAUTO機能を愛している!」ということです。娯楽に対する姿勢というのは人それぞれですし,賛否両論あるかもしれませんが,我がゲームライフにはガッチリ噛み合ってしまうんですよ。もう,すべてのスマホゲームにAUTO機能が実装されればいいのに! そしたら遊ぶタイトルをもっと増やせるのに!
……こうなるともう,ゲームを遊んでいるのか,遊ばされているのか。考えたら負けな領域に突入しているような気はしますが,幸せだからまぁいいですよね。
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(C)ForwardWorks Corporation
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