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「RESOGUN」のHousemarqueが贈る新作「Nex Machina」プレイレポート。アーケードライクな楽しさはそのままに,新しい表現に挑んだ意欲作
「RESOGUN」(PS4 / PS3 / PS Vita)の開発元・Housemarqueの新作である本作は,いわゆる全方位スクロール型のシューティングゲームだ。操作は左スティックで自機を動かし,右スティックで弾を撃つという,このジャンルでは一般的なスタイルとなっている。
グラフィックスはRESOGUN同様,ブロックで構成されたボクセル表現を用いているが,本作では「通常の物体は非ボクセルだが,衝撃を受けるとボクセルになる」という新しい試みが行われている。トレイラーでは,破壊された物がボクセルに分解される様子や,衝撃波を浴びた地面に分割線が生じる様子などを確認できるので,チェックしてほしい。
アクションは2本のスティックのほか,[L1]と[R1]ボタンを用いる。[L1]は,押すと無敵状態の高速移動を行うダッシュで,敵の攻撃やレーザーフェンスなどを回避できる。[R1]はセカンダリウェポンに割り当てられていて,取得したアイテムに応じて強力なレーザーやバリアーなどが発動する。
2スティック&2ボタンというシンプルな操作系ではあるが,グラフィックスは非常に派手だ。ネオンカラーの弾が飛び交い,破壊された敵やオブジェクトから大量のボクセルがまき散らされる。ハイテンポなゲーム進行とあいまって,実に小気味いい。
ひとつのステージはいくつかのレベルに分かれており,各レベルは出現する敵を全滅させるとクリアとなる。また一部のレベルにはシークレットルートも用意されていて,こちらは通常のルートよりも多くのスコアを稼げるようになっている。ハイスコア狙いのプレイでは,見逃せない要素と言えるだろう。
スコアで重要なのが,ところどころに存在する民間人だ。接触すると救出したことになり,ボーナススコアが加算される。民間人は敵の攻撃をある程度受けると死んでしまうので,早急な救出が求められる。
以上のように,本作はグラフィックスこそモダンながら,コンセプトは昔のアーケードゲームに近い。RESOGUNもそうだったが,ディープで爽快なスコアアタックを楽しめる,近年では珍しいタイトルだ。
「Nex Machina」紹介ページ
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Nex Machina
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