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「The 6th KONAMI Arcade Championship」開幕記念イベントレポート。前チャンピオンとゲスト陣が,全11タイトルの見どころを解説
同社が展開するBEMANIシリーズをはじめとしたアーケードゲームの公式大会として,第6回を数える本大会。その開幕を記念し,KONAMI宣伝部の田中氏とDJ YoshitakaことBEMANIアーティストの西村宜隆氏が,歴代KACチャンピオンやゲストを招き,今年の参戦タイトルについて見どころを語った。本稿ではその模様をお届けする。
The 6th KONAMI Arcade Championship公式サイト
キャッチコピーは「ひとつひとつの戦いに、物語がある。」
「ひとつひとつの戦いに、物語がある。」をキャッチコピーに掲げ,全11タイトルで激戦が繰り広げられる本大会。一部のタイトルではすでにエントリーや予選ラウンドが始まっており,すべて決勝は2017年2月11〜12日に幕張メッセにて開催されるJAEPO 2017にて行われる予定となっている。イベントでは,その各タイトルについて見どころの紹介が行われた。
beatmania IIDX
BEMANIシリーズの筆頭となる「beatmania IIDX」は,すでに予選ラウンドが開催中だ。課題曲の合計EXスコアにて,各部門上位4位が決勝ラウンドに進出する。今年はKACとしては初めてダブルプレーの部門が発足され,ゲストのL.E.D.氏も「ダブルプレーはアクロバティック感が高いので,これまで以上に見て楽しめるはず」と,期待の言葉を述べていた。
DanceDanceRevolution A
海外でも人気の高い「DanceDanceRevolution A」は,国内のみならず,アジア・韓国ブロックと北米ブロックが設けられ,2つの課題曲グループ(SINGLE)によるEXスコア合計点で,各ブロック上位2名ずつが決勝ラウンドに進出する。さらに全ブロック中予選スコア1位(決勝進出者を除く)の選手も,ワイルドカード枠として決勝ラウンドの出場権が得られるとのこだ。
なお課題曲には難度の指定はなく,BEGINNERでも予選スコアが記録されるが,上位スコアを狙うには当然ながら高難度のほうが有利だ。ゲストのU1-ASAMi氏は本作を,KACタイトルの中でもとくに大きく体を動かす,よりスポーツ的な動きを楽しめることを強調していた。
ゲストのU1-ASAMi氏(左) |
KACエントリー特典として「YUNI×The 6th KAC」がプレゼントされる |
こちらが大会のエントリー曲。U1-ASAMi氏の曲も選ばれてる |
GITADORA Tri-Boost Re:EVOLVE GuitarFreaks,GITADORA Tri-Boost Re:EVOLVE DrumMania
「GITADORA」シリーズ2作品は,もちろん別部門にて開催される。予選ラウンドは12月15日より開催され,選曲画面の「HELP」ボタンを押して表示される「TAB画面」から課題曲を選択,6曲の合計スコアにて,上位4位が決勝に進出する。課題曲は近日公開予定で,「Re:EVOLVE」に絡む曲になりそうだと田中氏は述べていた。
DrumMania部門のチャンピオン,TRAINMAN選手(左)。昨年は予選3位から優勝を勝ち取って涙し,大会に感動をもたらした |
動画で登場した肥塚良彦氏(中央)は「今年も数々の感動を期待したい」とコメント |
jubeat Qubell
「jubeat Qubell」は個人部門の大会とともに,初の団体部門として4人チームでの戦いが繰り広げられる。どちらもエントリー後に選択できる専用のQUBEから「The 6th KAC CHALLENGE」を選択,クリア後の合計スコアの上位から,個人部門は計8名,団体部門は4チームが決勝に進出できるとのこと。予選ラウンドは12月22日からスタートとなる。
MUSECA 1+1/2
イベント当日にちょうど稼動1周年を迎えた「MÚSECA 1+1/2」。予選を3つの課題曲グループに分け,各グループのトータルスコア上位2名ずつと,全課題曲のトータルスコア上位2名の,計8名が決勝に進出する。課題曲は3グループで3曲ずつが公式サイトにて発表済みで,12月15日午前10時まではグループAの予選が開催中だ。
pop'n music うさぎと猫と少年の夢
息の長い人気シリーズの最新作「pop'n music うさぎと猫と少年の夢」では,ゲストに登場したTATSU選手が現在6連覇を達成中という圧倒的な強さを誇っている。BEMANIアーティストのPON氏も「彼はいつか殿堂入りにしないと(笑)」と話していたのが印象的だ。
また本作は,女子プレイヤーのレベルが高く,本大会でも男子部門と女子部門の両方が用意されている。共に各部門カテゴリに指定された課題曲の合計スコア上位3名が決勝に進出するとのことだ。エントリー受付は本作の新バージョン稼動と同日の12月14日より,予選は翌15日からのスタートとなる。課題曲は新曲となる予定で,「選手全員が同じスタートラインでの勝負なので,希望が見える」とPON氏は解説した。
REFLEC BEAT 悠久のリフレシア
稼動が開始したばかりの最新バージョン「REFLEC BEAT 悠久のリフレシア」。こちらはリフレシアモードの討伐クエスト内に出現するKAC専用ダンジョンの課題曲3曲連続プレイによるの合計スコアが予選にて競われ,各グループ上位2名の計8名が決勝に進出する。当日はグループAの課題曲の一部が発表となった。
なおこの予選用クエストでは,判定幅の厳しい「MASTER」タイプが採用されている。DJ TOTTO氏によると「初代REFLEC BEATぐらいシビア」とのことで,かなりハードな戦いが繰り広げられると予想していた。
昨年のチャンピオンsir・o・n選手(左)とBEMANIアーティストDJ TOTTO氏(左から2番目) |
こちらが発表となった課題曲の一部。「MASTER」タイプの判定を採用している |
SOUND VOLTEX III GRAVITY WARS
「SOUND VOLTEX III GRAVITY WARS」では,現在予選ラウンドのルールを調整中とのこと。エントリーは12月21日開始だそうだ。
登壇したBEMANIアーティストCody氏は,精鋭のファイナリストが揃った中で,新進気鋭の1008.BOT選手が優勝したことを鮮烈に覚えていると,昨年の大会について語っていた。今年の本作の決勝大会は尺を長めに確保しているそうで,よりガチな対決が展開するイベントにすることをCody氏は約束していた。
麻雀格闘倶楽部 ZERO
「麻雀格闘倶楽部 ZERO」もKACの人気大会。本作の「チャンピオンズロード戦」が12月21日より開始され,四人打ち麻雀の上位3名と,三人打ち麻雀の上位2名が決勝ラウンドに進出できるほか,スマートフォン版「麻雀格闘倶楽部SP」の「全国大会」(三人打ち大会12月27日,四人打ち大会2017年1月6日)からも上位1名ずつが出場できる仕組みだ。
ゲストの菅原千瑛プロは,「麻雀は取った点数を守ることも大事。最初に上がって点を取ったら,それを必ず守りきりましょう」と,大会に向けたアドバイスをプレイヤー達に贈っていた。
スマホ版からも参加が可能 |
前大会チャンピオンのゆうしゃ!選手(左)と菅原千瑛プロ(左から2番目) |
クイズマジックアカデミー トーキョーグリモワール
「クイズマジックアカデミー トーキョーグリモワール」は,今年6月より開催中の「QMAジャパンツアー2016」の集大成となる「グランドスラム大会」をこの6th KACにて開催する。昨年のKAC優勝者やツアー内大会の優勝者をはじめとする特別シード枠13名と,ツアースコア上位3名がその出場者となる。すでにいくつかの枠の出場者は決定しているわわけだが,大会はあと2回ほど開催予定なので,まだ出場のチャンスはある。現在までの全国からの大会申請数は540大会,参加者の総人数は1200人という大規模な大会となり,その頂点に立つ「賢伸」が6th KACにて決定する。
このイベント当日も,「北陸レジャランカップ」が開催されていた |
ゲストはクイズ王の永田喜彰さん。本作の大会に何度もエントリーしているそうだが,クイズ王の実力でもこれまで大会優勝の経験はないそうだ |
イベントの後半では,ステージに登壇したゲストが「チーム宣伝部田中」と「チームDJ Yoshitaka」に分かれて,その腕を競うエキシビションマッチ「The 6th KAC参戦タイトル勝負」が開催された。田中氏はチャンピオン,DJ Yoshitaka氏はBEMANIアーティストを中心とした編成で,一部ハンデを付けての対戦なども交え,勝負は白熱。DJ Yoshitaka氏チームも後半巻き返したが,4勝3敗で田中氏チームの勝利となった。
クイズ王永田さんにはDJ Yoshitaka氏を含む3名で対抗するも,ダブルスコアに近い点差を付けられて敗北 |
ハネ満を上がってプロの実力を見せつけた菅原プロ |
The 6th KONAMI Arcade Championship公式サイト
- 関連タイトル:
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- ライター:稲元徹也
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