インタビュー
「SOUL REVERSE ZERO」のエンドコンテンツとなる新要素「レリクスの試練」とは? プロデューサーの平井徳一氏に教えてもらいながらプレイした
セガ・インタラクティブ第二研究開発本部の平井徳一氏 |
今回4Gamerでは,この実装に先駆けてレリクスの試練を体験しつつ,同作のプロデューサーである平井徳一氏から内容の説明を受けられたので,本稿で紹介しよう。
4Gamer:
本日はよろしくお願いします。まずは「レリクスの試練」がどういったコンテンツになるのかをお聞かせください。
平井徳一氏(以下,平井氏):
シンプルに言うと“チャレンジモード”ですね。自分の育て上げた英雄が,強力なボスを相手にどれだけのダメージを叩き出せるのか,というものです。
レリクスの試練には1日1回だけ挑戦でき,1週間分の合計スコアをランキング形式で競い合うモードとなります。
4Gamer:
レリクスの試練に出現するボスは毎日異なるんでしょうか?
平井氏:
はい。曜日ごとに異なる特徴のボスが待ち受けています。当然,適性となる英霊もボスによって変わりますので,さまざまな英霊を育てている人ほど有利な仕組みです。
とはいえ,ランキングの報酬はかなり下位まで設定しており,個々のプレイヤーさんが「自分はどのくらい強いのか」の指標にできるようなコンテンツとして開発を進めました。
4Gamer:
週間でランキングが決まるとのことですが,日別のランキングはないんでしょうか?
平井氏:
日別でもランキングは表示されますが,そこに特別な報酬を用意しているわけではありません。プレイヤーの皆さんからご要望が多ければ検討する可能性はあります。
4Gamer:
報酬はかなり豪華になると事前に聞いていましたが,具体的にどういったものになりますか。
平井氏:
大きく分けて「週間報酬」「ランキング報酬」「スコアランク報酬」があります。これらに加えて,3日連続で参加すると「レリクスチャレンジ」を行うこともでき,SSR英霊召喚チケットも含まれるアイテムをランダムで獲得できます。
報酬全体での目玉として“レリクスコイン”を用意しており,このコインは英霊召喚チケットや,各種ハイルーンなどと交換可能となります。ランキング下位でもレリクスコインはそれなりの数をもらえるように設定しているので,腕に自信がなくともレリクスの試練に毎日参加し,キャラの入手や育成に役立ててほしいですね。
4Gamer:
報酬が豪華な分,やはりボスは相当に強いんですよね?
平井氏:
ええ,1日1回しか挑戦できないので,攻略がなかなか進まない可能性もあります。簡易的ではありますが,戦闘前にボスの情報を確認できますので,プレイヤー間での情報交換などもしていただきながら,攻略を進めてもらえるといいなと思います。
ちなみに,2週め以降はランキング上位陣のパーティが見られますので,参考にすると良いかもしれません。
4Gamer:
戦闘中にリタイアした場合はどうなるんでしょうか。
平井氏:
その時点でのスコアが結果としてカウントされ,その日のチャレンジは終了となります。
4Gamer:
ランキング上位を目指すのであれば,準備にも手を抜けませんね。平井さん的にレリクスの試練における最大のアピールポイントとは,どういったところですか。
平井氏:
ゲームのクオリティに関しては,プレイヤーの皆さんであればすでに感じ取ってもらっていると思いますが,今回はボス戦の緊張感を高める演出にかなりこだわりましたので,ステージエフェクトにもぜひ注目していただきたいです。
4Gamer:
このインタビューが掲載される日にちょうどレリクスの試練も実装される予定ですが,今後の展望についても可能な範囲でお聞かせいただきたいです。
平井氏:
これまでは運営のほうに手一杯で,なかなか新しいコンテンツを生み出すことができませんでしたが,「レリクスの試練」を今回ようやく実装できました。来月以降もバージョンアップを少しずつ重ねていき,新コンテンツや新イベントなどを盛り込んでいきます。
とくにイベントに関しては,現状,種類が少なく,評判が良くなかったことも把握していますので,そこは大きく手を入れてさらに2種類を追加する予定です。単調なイベントに飽き飽きしているというプレイヤーさんにもインパクトを与えられると自負していますので,ご期待ください。
これに並行してマルチプレイの改修なども行っていきたいと思います。
4Gamer:
個人的にシティシステムはもっといろいろできるんじゃないかと拡張を待ち望んでいるんですが,こちらにも手が入る予定はありますか?
実は公式サイトにマイページを用意しているんですが,そこで実績に応じて建物のスキンが変わるようになります。これはゲームを有利にする要素ではありませんが,「自分はこれだけの実績があるからこんな街なんだ」というようなちょっとした自慢ができるコンテンツになる予定で,こちらも近々実装できるはずです。
マイページはアーケード版との連動のために作っているものですので,徐々にSOUL REVERSEの世界やコミュニティが広がっていく形にしていこうと思っています。
4Gamer:
前回のインタビューでは,アーケード版と“連動しすぎない連動要素”をお考えとのことでしたが,そういう意味だったんですね。
平井氏:
もちろんほかにも構想段階のものがいくつかあります。先日(※編注:このインタビューは2月13日に実施している),ジャパン アミューズメント エキスポ2017(JAEPO2017)にプレイアブル出展したとき,英霊やアイテムがもらえるといった内容の連動要素を発表しましたが,それを足がかりにどんどんやれることをやっていきたいと思っています。
ただしアーケード版とスマホ版の両方をプレイしなければならない“縛り”には絶対したくないので,どちらも遊んでいると少しお得ですよ,程度のさじ加減で展開していければいいですね。
4Gamer:
あくまでもプレイを強制する形にはされないということですね。
平井氏:
ええ,強制力を持たせるとストレスに変化してしまうので,それだけは避けたいですね。これはSOUL REVERSEシリーズのコンセプトとして当初から掲げていることです。
連動だけでなく,ゲームのアップデートにも今後数か月にわたって力を入れて取り組んでいきますので,プレイヤーの皆さんには楽しみにお待ちいただきたいです。
4Gamer:
本日はありがとうございました。
「SOUL REVERSE ZERO」公式サイト
「SOUL REVERSE ZERO」ダウンロードページ
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