イベント
「DQM ジョーカー3 プロフェッショナル」の公式大会が開幕。激戦が繰り広げられた東日本地区予選をレポート
DQM-J3Pは2006年から続く「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー」シリーズの最終作とされており,同シリーズの公式大会も今回が最後。
東日本と西日本の2つに分けて行われる地区予選の上位2名(計4名)と,スクウェア・エニックスの公式サイト「スクエニ メンバーズ」上の「Wi-Fiランキングバトル」による「メンバーズ予選」の上位に入った4名が,8月5日に「ドラゴンクエスト夏祭り2017」内で行われるチャンピオン大会に出場し,最強マスターの座をかけて戦うことになる。
今回の東日本地区予選には,20〜30歳代を中心に,小学生から50歳代までの約100人がエントリー。参加者の同伴者も含めて200人以上が来場し,会場は熱気に包まれた。
大会は,まず参加者が12ブロックに分かれて争った後,各ブロックの勝者12人によるトーナメント戦という形で行われた。
トーナメントの主なルールは以下の通り。
ラウンド:1回戦と準々決勝は5ラウンド,準決勝と決勝は10ラウンド
作戦:フリー
モンスターの入れ替え:1回のみ
種族:同系統種族使用可
装備:フリー
入力時間:1回戦と準々決勝は15秒,準決勝と決勝は30秒
※Guestマークがついたモンスターは使用不可
実力者同士の激戦を制して決勝戦に駒を進めたのは,第1ブロック代表のぱちょん選手と,第4ブロック代表のまさひろ選手。
ぱちょん選手は,2016年に行われた「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3」(以下,DQM-J3)の東京地区予選で優勝した実力者。「験担ぎで去年と同じシャツを着てきましたが、こんなに効果があるとは思いませんでした」とコメントした。
一方のまさひろ選手は大学院生で,「この大会のために卒業研究と筋トレを犠牲にして頑張ってきたので,ぜひ優勝したいと思います」と決勝戦への意気込みを見せた。
決勝戦は2ラウンドまでお互いにほとんどポイントが動かない静かな立ち上がりで,3ラウンド以降も一進一退の展開。決着がついたのは6ラウンドで,今作の新要素である「ライド合体」などを駆使したまさひろ選手が,約15分間の戦いを制した。
まさひろ選手は,試合を振り返って「メインモンスターがやられそうなときに,諦めて合体を解除する思い切りの良さが,勝ちにつながったと思います」と分析した。
なお,まさひろ選手のパーティは,メインが「プチットガールズ」「スライダーガール」「ももいろ三姉妹」,スタンバイが「ゴールデンコーン」「ヘルクラッシャー」の計5体。ぱちょん選手のパーティは,メインが「メタルゴッデス」「WORLD」「魔戦士ヴェーラ」「創造神マデサゴーラ」,スタンバイが「凶鳥フレス」「ギュメイ将軍」「レオパルド」「拷問王イッタブル」の計8体だった。
両選手とも,モンスターのテンションが下がるとその回復を優先するというAIの特性を踏まえた戦略を立てていたという。ぱちょん選手は「僕がやろうとしていたことを,より高い次元でやられてしまった」と苦笑いしていた。
全参加者を通して使用率が高かったモンスターは,ぱちょん選手のパーティにも入っていたWORLDや魔戦士ヴェーラ,拷問王イッタブルのほか,「ゴメちゃん」「大魔王バーン」など。前作のDQM-J3と比べて使用モンスターの種類に偏りが少なく,まさひろ選手は「見た目に華があるモンスターも選んだ」と語っていた。戦略さえハマれば,一定以上の強さのモンスターをそろえることで,どんな編成にも勝機はありそうだ。
まさひろ選手は公式大会初参加で地区大会優勝を遂げたとのこと。この勢いが続くのか,巻き返しを図るぱちょん選手がどんな戦略を立てるのかなど,チャンピオン大会も見応えがありそうだ。果たしてどんなドラマが待っているのか,8月の開催を楽しみにしたい。
「ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル」公式サイト
- 関連タイトル:
ドラゴンクエストモンスターズ ジョーカー3 プロフェッショナル
- この記事のURL:
キーワード
(C) 2017 ARMOR PROJECT/BIRD STUDIO/SQUARE ENIX All Rights Reserved.