プレイレポート
“コマンドバトル方式”を採用した「ディシディアファイナルファンタジー オペラオムニア」の遊び応えはいかに? プレイインプレッション
同シリーズはこれまで“アクションバトル”としてリリースされていたが,今作は一部のシステムが共通した“コマンドバトル方式”を採用。デフォルメされたFF歴代のキャラが3人からなるパーティを組んで戦いを繰り広げる,初のスマホ向けRPGとなっている。
本稿では,そんなオペラオムニアのプレイインプレッションをお届けしたい。
「ディシディアファイナルファンタジー オペラオムニア」ダウンロードページ
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「ディシディアファイナルファンタジー オペラオムニア」公式サイト
歴代FFキャラが続々と仲間になる
オペラオムニアでは「ウォーリア オブ ライト」「セシル」「バッツ」「オニオンナイト」といった主役級キャラだけでなく,「ティファ」「シャドウ」「スタイナー」などにもストーリー上で“出番”が用意されている。筆者が記憶している限り,この手のオールスター作品で彼らがガッツリとメインストーリーに絡む機会が描かれたのは今作が初だ。
なお,オペラオムニアにスタミナ制は採用されておらず,キャラはストーリー進行やイベントで仲間になる仕組みだ。仲間に加わる過程もしっかりと描かれるので,各キャラに愛着がわきやすいだろう。
コマンドバトル方式に落とし込まれた
「ブレイブ攻撃」「HP攻撃」を使い分けよう
「ブレイブ攻撃」「HP攻撃」はディシディアで馴染みのあるシステムだが,コマンドバトル方式の今作でもこの要素は継承されている。敵/味方の体力をただちに削ることは難しく,まずはブレイブ攻撃で両者のブレイブポイントを奪い合い,HP攻撃を行うことでブレイブポイントの数値分,相手の体力を削るというのが戦闘の基本的な流れだ。
敵のブレイブを奪い尽くすと「ブレイブブレイク」が発生し,敵の行動順を遅らせたり,自身と味方のブレイブポイントにボーナスが加算されたりといったメリットがある。HP攻撃はブレイブポイントを消費するので,敵がHP攻撃を繰り出したあとにブレイブ攻撃で反撃したり,ブレイブ攻撃を1体に集中したりすると,比較的容易にブレイブブレイクを発生させられる。
ただし,それは敵も同様だ。うかつにHP攻撃を繰り出すことは避け,場合によってはアビリティを駆使しつつ,敵と味方両方のブレイブポイントに気を配ることもお忘れなく。
敵を集中的に攻撃すると「打ち上げる」こともでき,味方と連携してコンボをつなげられる。コンボ中もブレイブ攻撃とHP攻撃のどちらを繰り出すかを選択できるので,戦況に応じて判断しよう。
さまざまな効果を発揮する“召喚獣”
バトルでは「シルフ」「チョコボ」「シヴァ」「ラムウ」「イフリート」「オーディン」といったFF作品定番の“召喚獣”を召喚し,展開を有利に進められる。味方の回復,敵のブレイブポイント減少,氷や炎といった属性の付与など,それぞれの召喚獣が発揮する効果はさまざまだ。
各召喚獣を仲間にするには「エレメント」という素材と,ギル(ゲーム内マネー)が必要で,「チョコボ」と「シルフ」はゲーム序盤の段階から使役できるようになる。
アビリティ&パッシブ習得でキャラを強化
マネタイズは「武器ガチャ」がメイン
バトルに勝利して経験値を獲得&レベルアップすることで各キャラは成長するが,クリスタル(素材)を消費してアビリティやパッシブを習得する「クリスタル覚醒」も欠かせないポイントだ。
たとえばクラウドだと,青のクリスタル2個で「HP+120」や「防御力+15」,5個で「凶斬りアタックアップ」といった具合に,必要な種類のクリスタルはキャラによってある程度決まっている。各種クリスタルは,いわゆる“曜日ダンジョン”に相当するクエストや,イベントを通じて入手可能だ。
そのほか,キャラは装備品を着けることでステータスを高められるが,強力な装備品は「武器ガチャ」で入手できる。武器ガチャはオペラオムニアにおけるメインのマネタイズ要素だが,武器ガチャの利用に必要なジェムはアプリ内課金だけでなく,クエストやミッション,ログインボーナスなどで手に入るので,“無課金プレイ”でも十分に遊び込めるだろう。
イベントの報酬としてレアリティの高い装備品が用意されることもあり,オペラオムニアのマネタイズ部分に関しては,プレイモチベーションの低下を招かない形でバランスが取れている印象だ。
「ディシディア」のおもしろさは
ジャンルが変わっても損なわれていない
アクションバトルの「ディシディア」シリーズが“コマンドバトル方式”のRPGとなって登場し,「もはや別ゲーでは……」と心配していた人もいるかもしれないが,ジャンルが変わっても,ディシディアらしい戦術性のあるバトルは健在だ。
余談だが,「スタイナー」と「シャドウ」のキャラクターボイスが今作で初めて収録されているなど,目新しい要素はゲーム性やキャラのモデリングだけではない。そういった意味でもオペラオムニアの注目すべきところは多いので,未プレイの人はぜひ体験してほしい。
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ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニア
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(C) KOEI TECMO GAMES/SQUARE ENIX CO., LTD. All Rights Reserved. CHARACTER DESIGN:TETSUYA NOMURA
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