イベント
[TGS 2017]「METAL GEAR SURVIVE」のCo-opモードをプレイ。サバイバルアクションとして進化を遂げたメタルギアの魅力とは
本作は2017年6月のE3 2017と8月のgamescom 2017にもプレイアブル出展されていたが,今回,TGS 2017に出展されているのは,その両方のデモ版が1つになった“TGS版”と呼べるものだ。gamescomでは高難度のミッションでの出展が行われていたが,「難しすぎる」という理由から,E3版に収録されていたミッションも楽しめるように調整されたのだとか。つまり高難度ミッションと普通のミッションを選べるようになっている。お得な気分だ。
すでに両方のプレイレポートを掲載しているので,4Gamerの読者なら知っていることも多いかもしれないが,今回は来場者がTGS 2017でプレイするまでの流れも含めたプレイレポートをお届けしよう。
「METAL GEAR SURVIVE」公式サイト
TGS 2017での試遊は,実際のプレイに入る前に操作方法などを説明するブリーフィングが設けられている。ゲームを始めたら何をどうすればいいのか,という基本的なルールや操作方法などがここで説明されるので,いざ本番のときにはスムーズに楽しめる。ゲーム内容は4人での協力プレイで,基本的にはその場に偶然居合わせた人と一緒に遊ぶことになる。
なお,上述のとおり高難度ミッションも収録されているが,通常は普通の難度のミッションを体験することになる。ただ,同時にプレイする人の同意を得られれば,高難度ミッションに挑戦することも可能だ。
今回の試遊で一緒にプレイした人は何やら精鋭らしいので,高難度ミッションに挑戦してみた。聞くところによると,高難度ミッションはクリアが本当に難しいようだ。
ゲームが始まると,まずは4人のプリセットキャラクターから1人を選ぶことに。本来,ここでは自分で作成したキャラクターを選ぶのだが,キャラクターメイキングから始めると時間がかかるので,省略された形だ。
用意されているのは銃を装備した「Shooter」タイプの男女と,近接武器を装備した「Fighter」タイプの男女の計4人。本作ではクラスの概念はないため,ShooterやFighterという名前は,武器と役割を明確にするためのものだ。
キャラクターを選択すると,次はロビーへと移る。ここで仲間と合流し,ミッションを選択して出撃するという流れだ。この場所では,標的で武器の試し撃ちをしたり,操作方法の確認をしたりもできる。
ロビーで誰かがミッションを選択すると,黄色いサークルが地面に現れる。全員がその中に入ればミッションスタートだ。
ミッションが始まったら,まずは指定ポイントに向かい,「ワームホール採掘機」を設置する。このワームホール採掘機は別次元からアイテムを収集する装置のようで,設置したあとは迫り来るクリーチャーから防衛する必要がある。これがCo-opプレイの肝となる部分だ。
クリーチャーの襲撃はワームホール採掘機を設置した数分後に始まるので,それまでに防御態勢を整えておく必要がある。
壁やフェンスといった防衛設備のほか,機関銃や迫撃砲,対人地雷といった迎撃設備があるので,うまく活用しよう。ダッシュ移動するとスタミナ切れを起こす本作では,設置した場所にワープできる「ワームホール」(ワームホール採掘機とは別のもの)などの便利アイテムによる移動も攻略の鍵になりそうだ。
今回プレイしたミッションでは,クリーチャーによる襲撃を3回(3ウェーブ)防げば目標達成となる。
筆者は最初の襲撃の前に道に迷った挙句,よく分からないところにワームホールを設置してしまった。結局,最初の襲撃までにろくな防衛設備を設置できなかったのだが,そこは仲間の精鋭達がしっかりとフォローしてくれていた。誰かがミスをしても仲間がフォローしてくれるのがCo-opプレイの良いところだ。
高難度とはいえ,最初の襲撃はそこまで激しいものではない。「ボマー」という,体力が尽きると自爆する特殊なクリーチャーが時々現れるくらいで,大して苦戦することもなくクリアした。
2度めの襲撃に備えて準備していると,ミニマップにサブミッションが表示された。最初のサブミッションをクリアすると弾薬を補給できるアイテムが得られるとのことなので,このあとの襲撃に耐えるためにも,なんとかして手に入れておきたいところだ。
幸いにも,最初の襲撃前に迷った挙句,設置したワームホールがサブミッションのポイントだったので,ワープを利用してすぐに達成できた。すべて筆者の計算どおりだ。ウソだけど。
2度めの襲撃も,途中で多少の犠牲者が出たりはしたが,とくに問題なく撃退できた。犠牲者が出ているのに問題ないと書くのも変だが,襲撃を耐え抜くと倒れた味方は自動的に復活するのだ(襲撃中は敵の攻撃をかいくぐっての蘇生アクションが必要)。
ちなみに2度めの襲撃時には,ボマーに加え,「アーマード」という防御力の高い特殊クリーチャーが出現したが,“多少めんどくさいヤツ”といった感じでそこまで苦労する相手ではなかった。
そして,ついに3度めの襲撃である。その前の準備時間に発生したサブミッションで機動兵器「ウォーカー・ギア」を手にれた我々は,万全の態勢で襲撃に備えた。
このウォーカー・ギアの戦闘力は非常に高く,火力,機動力共に申し分ない性能を発揮する。搭載されたマシンガンでの銃撃はもちろん,その脚を使った蹴りも強烈で,敵をなぎ倒すことができるのだ。
だが,高難度ミッションはそれだけでクリアできるほど甘くはなかった。2度めの襲撃時とは比べ物にならない数のクリーチャーが多方面から押し寄せ,あらゆるところで戦闘が行われる。ウォーカー・ギアは機動力を生かして迎撃に回り,全員の火力をもって当たらなければ倒しきれない。
筆者はウォーカー・ギアを乗り回し,あっちこっちで迎撃をしていたのだが,仲間が1人また1人と倒れてしまう。クリーチャーの数が多く,蘇生がままならない状況だったのに加え,2度めの襲撃ではさほど苦労しなかったアーマードやボマーの数が多く,“かなり厄介な敵”へとランクアップしていた。プレイヤーを執拗に狙ってくる「トラッカー」という新たな特殊クリーチャーも登場し,戦場は混乱を極める。
ついにウォーカー・ギアを撃破され,筆者もダウンしていたのだが,なんとか襲撃を耐え抜き,ミッションをクリアできた。
ミッションをクリアすると,装備のレシピや素材といった報酬が得られる。これらはシングルプレイに持ち帰って使用できるらしく,ここで集めてシングルプレイの拠点や自分の装備を強化するといった用途に使えるようだ。Co-opプレイでアイテムを集めて自分を強化し,より高難度のミッションに挑戦していく,というのが基本ルーチンになるのではないだろうか。ハック&スラッシュ的な遊び方もできるかもしれない。
本作は「メタルギア」の名前を冠しているものの,本編シリーズとの関連は薄い。つながっている要素と言えば,ウォーカー・ギアのようなガジェットの名称くらいのもので,シリーズ作品を知っていればより楽しめるが,知らなくても問題ない。一方,ゲーム性はしっかりとしたCo-opプレイが楽しめるものとなっている。シングルプレイはこれまで体験する機会が設けられていないので,どうなるのかが気になるところだが,Co-opプレイが好きな人は遊んでみる価値があるだろう。
TGS 2017の一般日となる9月23日と24日には恐らく長蛇の列ができると思われるが,本作が気になっている人は体験してみてほしい。
「METAL GEAR SURVIVE」公式サイト
- 関連タイトル:
METAL GEAR SURVIVE
- 関連タイトル:
METAL GEAR SURVIVE
- 関連タイトル:
METAL GEAR SURVIVE
- この記事のURL:
キーワード
©Konami Digital Entertainment
©Konami Digital Entertainment
©Konami Digital Entertainment