イベント
[G-Star 2016]アラド戦記を手軽に遊ぶ! スマホ向けアクションRPG「Dungeon & Fighter: Spirit」のプレイインプレッション
「Dungeon & Fighter: Spirit」というタイトルだけでは原作が想像できないかもしれないが,本作はPCオンラインゲーム「アラド戦記」のモバイル版だ。4Gamerでも先日,「3Dアラド戦記モバイル(仮称)が2017年に日本配信決定」という記事を掲載しているので,続報を待ちわびていた読者も多いことだろう。
本作はグローバル展開を踏まえ,“2D版と3D版の計2作品”が同時開発されている。3D版は2017年上半期に韓国で先行配信され,日本では2017年内に配信予定となっている。そして原作「アラド戦記」の雰囲気を踏襲した2D版は中国でのβテストを経て,その後の開発および配信が進められるそうだ。
本作の特徴を軽くまとめてみると,「アラド戦記」でおなじみの登場キャラクター達の3Dグラフィック化(当然,3D版のみ),新規を含む100以上のスキルの実装,200を超える多様なモンスター&ファンにはなじみ深いボスキャラクターが登場する「ストーリーダンジョン」「死亡の塔」「レイドモード」「無限の祭壇」の搭載などが挙げられる。
ゲーム(3D版)を実際にプレイしてみると,キャラクターのグラフィックスが3D化されているにも関わらず,オリジナル版「アラド戦記」と遜色ない軽快なプレイフィールが実現されていた。コンシューマ機向けゲームでは同様のアプローチが散見されるが,中には“もっさり感”が気になるタイトルもある。その点本作は,横スクロールアクションRPGで最も大切なアクション部分の手触りを損なわず,映像面が確実にブラッシュアップされている印象だ。
また「アラド戦記」といえば,画面全体に飛び交うハチャメチャなスキルアクションと,膨大な与ダメージ表示も特徴的だったが,そういった演出面も含めて“同じ感覚”で遊べる点は,原作ファンにとって嬉しいところだろう。
操作方法は,画面左下のバーチャルパッドで移動,画面右下のアタック&スキルボタンで攻撃アクションを行うという,スマホ向けアクションゲーム定番のスタイルだ。
バトルシステムにおいては新要素として,一般スキルを使用するたびに蓄積される「魂」ゲージを消費することにより,敵に大ダメージを与えられる「魂スキル」が実装されるようだ。
“手軽で爽快なアクション”的なキャッチコピーが冠されたスマホ向けアクションゲームはよくあるが,実際にプレイして,素直にうなずける作品はそう多くない。しかし本作に関しては,謳い文句を額面通りに受け取ってもガッカリすることはないはずだ。本作に興味がある人は,今後の続報にも期待していてほしい。
スクリーンショット&ムービー
4Gamer「G-Star 2016」特設サイト
- 関連タイトル:
Dungeon & Fighter: Spirit
- 関連タイトル:
Dungeon & Fighter: Spirit
- この記事のURL: