プレイレポート
暑い夏を涼しく過ごす! PC&PS4で遊べるオススメのVRホラーゲーム特集
背筋が凍るような思いをしても,暑い夏を涼しく過ごしたいという人には,もちろんホラーゲームも外せない。中でも,自分がその場にいるような臨場感が特徴のVRホラーゲームでは,文字どおり“テレビゲームの枠を超えた”恐怖を味わえる。
そこで今回は,筆者が独断と偏見で選んだPCとPlayStation 4で遊べるオススメのVRホラーゲームを紹介しよう。定番の洋館からダンジョン探索まで,さまざまな作品を取り揃えてみたので,お好みに合わせて(?)恐怖を満喫してほしい。
※順不同
※対応機種は国内で正規購入できるものを基準に記載しています
AFFECTED: The Manor
対応機種:HTC Vive,Oculus Rift(Oculus Store版のみ)ホラーの舞台として不気味な洋館は外せないが,本作もまさにその1つ。プレイヤーが探索する館は,何やら悪霊に憑りつかれているようで,不意に少女が目の前に現れるので心臓に悪い。しかし,どのゲームでも共通して言えることだが,急に耳元でささやかれるほうがもっと怖い……。純粋にこの世界に浸れるよう,パズルなどのゲーム要素を排除し,ただ扉の開いたほうへ進んでいくというスタイルのゲームで,お化け屋敷のようなホラー体験ができる。短時間でクリアできるので,家族や友人と交代しながら遊ぶのもアリかも。
「AFFECTED: The Manor」公式サイト
バイオハザード7 レジデント イービル
対応機種:PlayStation VR「バイオハザード」のナンバリングシリーズの中でも,とくに“恐怖”に焦点を当てた作品。本作では,行方不明の妻ミアを探して,とある屋敷に潜入した主人公のイーサンが,そこの住人であるベイカー一家に捕えられ,さまざまな恐怖を体験することになる。ゲーム本編はもちろん,その後に配信されたDLCも含めて全編VRに対応しており,VR作品としての遊び応えも十分。最小限の舞台と登場人物で濃密な恐怖を味わえる,VRホラーゲームの傑作だ。残念ながらPC版はVRモードに対応していないので,PSVRでぜひこの恐怖を体感してほしい。
「バイオハザード7 レジデント イービル」公式サイト
Dreadhalls
対応機種:HTC Vive,Oculus Rift,Windows MRたった一人でダンジョンをさまよう恐怖をたっぷり味わえるのが,このゲーム。リトライするたびにマップがランダム生成されるのが大きな特徴で,プレイヤーは怪物が徘徊する迷宮で武器も持たず,出口を求めてさまようことに。複数登場する怪物は,こちらのランタンの明かりに反応したり,視線を外すと接近してきたりと,それぞれ異なる動きをするので,その特徴に合わせて対処しよう。不意に怪物と遭遇するとさすがにビックリするが,ホラー度はそれほど高くないので,怖すぎるゲームはちょっと……という人にもオススメできるような,そうでもないような。
「Dreadhalls」公式サイト
The Exorcist: Legion VR
対応機種:HTC Vive,Oculus Rift,PlayStation VR映画「エクソシスト3」をベースにした全5章のストーリーを体験できる,エピソディック形式のVRホラーゲーム。プレイヤーはボストン市警の刑事となり,悪魔がらみの事件や人物を調査していく。各章は30分ほどのボリュームで,ちょっとしたパズル要素があり,毎回異なる悪魔と対峙することになる。小瓶に入った聖水を振りまいたり,十字架を突き付けて悪魔に立ち向かったりと,まるで自分が本物のエクソシストになったみたいな気分を味わえるが,個人的には,たとえゲームでもこんな体験はしたくなかった……。だが映画のファンなら,絶対にプレイすべきだろう。なお本作は,PSVR版のみテキストが日本語化されている。
「The Exorcist: Legion VR」公式サイト
Five Nights at Freddy's VR: Help Wanted
対応機種:HTC Vive,Oculus Rift,Windows MR,PlayStation VR(2019年秋予定)人気のホラーゲーム「Five Nights at Freddy's」シリーズ初のVRゲームで,過去作のコンテンツをVR化したものに加え,本作オリジナルのミニゲームがプレイできる。ご存じのとおり,基本的なゲーム内容はピザ屋やアトラクションの夜間警備員となって,夜な夜な徘徊して襲ってくるマスコット人形から,朝まで身を守るというもの。プレイヤーはあまり動かず,監視カメラを切り替えながら周囲を警戒するという,もともとのゲーム性がVRと相性抜群で,没入感の高さもあってビックリ度がアップ。1プレイが短いので,友達と一緒に遊ぶのにも向いていそうだ。この秋には,PSVR版の国内発売も予定されている。
「Five Nights at Freddy's VR: Help Wanted」公式サイト
Home Sweet Home
対応機種:PlayStation VRカッターナイフをチキチキ言わせながら追ってくる少女の悪霊から身を隠しながら,失踪した妻を探して,悪夢とも現実ともつかない,さまざまな場所を探索していくという,タイ生まれのホラーゲーム。敵の正体(というか姿)がはっきりしており,追いかけっこも次第にパターン化していくので,そのぶん恐怖度は低めだが,気を抜くとドキッとさせられる。全体的に完成度の高いゲームだが,PC版は日本語訳がいまいちで,思わず笑ってしまう場面もある。また,PC版のVRモードは対応が不十分で遊びにくい部分が残っているが,一応プレイは可能。PSVR版は音声,テキストともしっかり日本語化されているので,雰囲気を重視するならこちらがオススメ。ちぇっ! 何なんそれ?
「Home Sweet Home」公式サイト
KOBOLD: Chapter I
対応機種:HTC Vive,Oculus Rift本作のストーリーは,ドイツの暗い森の中にある別荘で,行方不明になってしまった少年を探すというもの。ブランデンブルクに実在する建物とその周辺をフォトグラメトリ(写真測量)という技術を活用して再現しており,その写実的なグラフィックスは一見の価値あり。直接的なホラー描写は少ないが,いかにも何かイヤなことが起こりそうな雰囲気や,突然鳴り出す柱時計などで,じわじわと追いつめられる心理的恐怖を体験できる。見知らぬ廃屋を探検するときは,絶対に昼間に行こうと固く決意させられるゲームだ。
「KOBOLD: Chapter I」公式サイト
Organ Quarter
対応機種:HTC Vive,Oculus Rift,Windows MRとあるマンションの一室に,長期間隔離されていた主人公が外に出てみると,町は得体の知れないクリーチャーがうごめく廃墟と化していた……。本作は,「サイレントヒル」や「バイオハザード」などにインスパイアされたVRサバイバルホラーで,探索,パズル,戦闘の3要素がバランスよく揃った,遊び応えがある内容だ。急に目の前に敵が飛び出してくる,いわゆる“ジャンプスケア”はないが,限られた弾丸でクリーチャーと戦う,格別なスリルを味わえる。心霊的な怖さはないので,幽霊だけは本当にダメ! という人もどうぞ。
「Organ Quarter」公式サイト
瞳:祈愿 VR / Pupil: Wandering VR
対応機種:HTC Vive,Oculus Rift,Windows MR悪霊が近づくと色が変わる提灯を片手に,幽霊屋敷と化した実家を探索していくという,中国生まれのVRホラーアドベンチャー。歩くとギシギシと音が鳴る木張りの床や,どこか湿り気のあるじっとりした空気感などは,まさにアジアンホラーといったところ。提灯を使って悪霊と戦うシーンもあり,雰囲気は「零」シリーズに似ている。屋敷内は全体的に明るめで,悪霊を確実に撃退する手段があるので,怖さはそれほどでもない。視線を下げると,自分(主人公の女の子)の胸の谷間が見えるので,恐怖に負けそうになったら下を向こう。音声とテキストが日本語化されているのもポイントが高い。
Until Dawn: Rush of Blood
対応機種:PlayStation VRPS4用ホラーアドベンチャー「Until Dawn -惨劇の山荘-」の世界をテーマにした,VRホラーシューティング。プレイヤーは自動で進むトロッコに乗り込み,2丁拳銃で次々と襲い来るクリーチャーと戦っていく。本作はDUALSHOCK 4でもプレイできるが,両手で自由に敵を狙えるようにするため,PlayStation Moveを2つ用意して遊ぶのが断然オススメ! 起伏のあるコースを突き進んでいくジェットコースターのようなスリルと,突然怪物に襲われるドッキリ系の恐怖の2つを同時に味わえるという,実にお得な(?)内容になっている。PSVRのローンチタイトルの1つだが,今遊んでも十分に楽しめる完成度の高さが素晴らしい。
「Until Dawn: Rush of Blood」公式サイト
- 関連タイトル:
バイオハザード7 レジデント イービル
- 関連タイトル:
Five Nights at Freddy's VR HELP WANTED
- 関連タイトル:
Home Sweet Home
- 関連タイトル:
Until Dawn: Rush of Blood
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