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[gamescom]かき氷製造機と合体する外骨格スーツが登場。「Dead Rising 4」の最新デモをチェックしてきた
ワールドワイドで2016年12月6日のリリースがアナウンスされている同作は,史上最強のフォトジャーナリストとして知られるフランク・ウェストを主人公としたゾンビアクションゲームだ。
54歳ながら年齢をまったく感じさせない彼が,クリスマス休暇で10数年ぶりにウィラメッテの街に帰ってきたところ,あのショッピングモールで再びゾンビアポカリプスに遭遇する羽目になる。街に取り残された人々を救出したり,ときに襲い掛かってくる暴徒と戦ったりしながら,ジャーナリストである彼は,事件の背景を調べるため,忌まわしいこの街に居残るのである。
Dead Rising 4では,Capcom Vancouverの内製ゲームエンジンである「Forge Engine」の改良版が使用され,今回は“数千体”に及ぶゾンビが表示可能になっているとのこと。スタジオヘッドのJoe Nickolls(ジョー・ニッコルス)氏によれば,まだ最適化が完全ではないそうだが,サバイバルモードをプレイした社内テスターが5000体を超えるゾンビキルという記録を達成したことから,今回のバトルはそうした規模のものになることがうかがえる。
今回のライブデモでは,アートディレクターのGeoff Coates(ジョフ・コーテス)氏のもと,ゲームの中盤辺りに発生するという「Follow the Monster」というミッションが披露された。
デモシーンは少なくとも数百匹はゾンビがいるだろう貨物列車置き場を舞台に,Coates氏操るフランクさんは手慣れた様子で奴らをなぎ倒していく。前作と大きく異なるのはタイマーがなくなっているところで,プレイヤーは広大なマップを縦横無尽に動き回りながら,時間を気にすることなくアイテムを探し回ったり,シークレットルームを探索したりできる。Nickolls氏によれば,本作のはマップは大きさこそ前作と同規模ながらも,細部はさらに丁寧な作り込みが行われているとのことである。
攻撃は近接攻撃ならゲームパッドの[X],遠隔攻撃は[RT]に割り当てられており,そのほか拾ったガソリンタンクやガスボンベは[LB]で投げつけられ,投げたガスボンベをショットガンで撃つようなコンボも可能。
さらには,これまでのシリーズにもあった乗り物に加え,本作では新たに強化外骨格(EXO)スーツが登場する。正式名称は「Military Grade Robotic Augmentation Harness」というそうだが,これを装備していればフランクさんはスタミナ切れすることなく武器を振り回し,果ては信号機などを引っこ抜いて振り回せるようになる。パンチを繰り出せば車ごと相手を遠くまで吹き飛ばし,かき氷(スノーコーン)製造機などと合体すれば,ゾンビを凍結させ,氷の竜巻で宙を舞わせるといったことも可能になるようだった。
もっとも,このEXOスーツは何故か2分が経過すると壊れてしまう。担当者の話によれば,「あまり有利になり過ぎることなく,ゾンビの多い場所で適度に楽しめる程度」に,マップ内に点在しているとのことだった。激しい戦いが予想されるような場合には,ぜひ備えておきたいアイテムと言えるだろう。
プレイヤーの所持するカメラも,本作ではさらに重要な要素になっている。ノーマルモードのほか,「ナイトビジョン」「スペクトラム・アナライザー」といったモードがあり,後者はゾンビの種類を認識するだけでなく,ミッションの遂行に必要な物資やシークレットルームのドアなどの判別に役立ってくれる。
またゾンビと一緒に自撮りができることは,すでに明らかになっていた要素だが,撮影時にランクが表示されるところを見ると,どうやら工夫を凝らすことで高いポイントが得られるようである。さらには左スティックを動かすことで,フランクさんの表情を変化させられるなど,細かく作り込まれているのが確認できた。
Nickolls氏は,「(本作は)恐らくシリーズで最も練り込まれたストーリーになる」とのことで,その辺りにも期待できそうな本作。フランクさんとコンビを組む,いわゆるサイドキック(相棒)役として,ソーシャルメディア系ジャーナリストの若い女性が登場することも匂わせていたので,こちらの続報に期待したいところだ。
「Dead Rising」シリーズ公式サイト
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