証言と証拠で真犯人を見つけ出せ！　スマホ向けADV「YASU-第7捜査課事件ファイル-」を紹介する「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」第1144回

スマートフォンには相当な数のゲームが存在しているが，「じゃあ，どれが面白いの？」「そもそも，数が多すぎて好みのタイトルが探せない！」と思っている人も少なくないはず。　そんな問題を解決すべく，スタートした連載が「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」だ。話題の新作タイトルからネタ要素多めのオモシロ系まで，スマートフォンのゲームを片っ端からプレイして（ほぼ）毎日お届けする。

　事件の捜査活動においてある程度の自由を与えられた特殊な存在“第7捜査課”。本日の「（ほぼ）日刊スマホゲーム通信」では，そんな第7捜査課に所属する主人公とその相棒の活躍を描いたアドベンチャーゲーム「YASU-第7捜査課事件ファイル-」（iOS / Android）を紹介する。

本作のダウンロードは無料だが，広告が表示される

「YASU-第7捜査課事件ファイル-」ダウンロードページ

「YASU-第7捜査課事件ファイル-」ダウンロードページ

　プレイヤーは主人公の刑事として，後輩の真野安美とともに，いくつもの殺人事件の解決を目指すことになる。ひとつの事件をクリアすると次の事件が開放されていく仕組みで，一度クリアした事件はあとから再チャレンジ可能だ。
　本作には，「捜査」「証言」「証拠」「取調」という4つの要素が用意されている。現場で証拠を探す「捜査」では，特定の場所をタップすると噴出し（「!!」）が表示され，同じ場所を何度かタップすることで証拠を入手できる。

画面右上には現在入手できる証拠の数が「所持数/最大数」という形で表示されているので，これを頼りにすべての証拠を集めよう

　「証言」からは重要人物の話を，「証拠」では捜査中に入手した大事なモノを確認できる。ある程度証拠が揃ったら「取調」を行おう。ここでは，容疑者の話を聞きつつ証拠や証言を突きつけ，矛盾を暴いていくことになる。ただし選択を間違えると容疑者の「怒りメーター」が上昇していき，MAXになるとゲームオーバーだ。容疑者を怒らせないよう取り調べはできるだけ慎重に行おう。

捜査が進展すると，鍵マークが付いた新しい証言が出現する。鍵マークが付いているときは無数の写真に埋もれている状態なので，スワイプで写真をかきわけて確認できるようにしよう。証拠同様，証言もまた事件解明にあたって非常に重要な要素だ

最大の醍醐味ともいえる取り調べパート。重要なポイントでは，証拠や証言，こちら側の発言の選択肢が表示されるという良心設計だ。また，取り調べ中には「再捜査」のカットインが入ることがあり，そのたびに現場に新しい証言や証拠が追加される

　オーソドックスな内容の推理物となっているため，アドベンチャーゲームの入門として遊ぶのにオススメできる本作。唸るほど難解なミステリー……というわけではないが，手軽に謎解きを楽しみたいという人には最適な作品となっている。アドベンチャーゲームや推理物が好きな人はきっと楽しめるはずなので，主人公たちとともにさまざまな事件の真相に迫ってみてほしい。

著者紹介：トリスター/目代将規
　ゲームやアニメの書籍企画，編集，シナリオライティングや広告制作なども手がける編集プロダクション「トリスター」所属。スマートフォンならではのゲームや，一瞬で遊べてしまうゆるいゲームが大好物。好きなゲームのジャンルはRPGとアドベンチャー。“モンハン”も好き。

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