プレイレポート
ぼっち生活にもついに終止符!? 「やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。続」プレイレポート
原作はガガガ文庫(小学館)から発売中の渡 航氏によるライトノベル「やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。」で,TVアニメは2期放映され,ゲームのほうも第2弾となる人気作品なわけだが,そのあたりのことは今さら説明するまでもないだろう。今回のゲームも,基本的にはファン向けの作りとなっているので,プレイする際にはある程度の予備知識があったほうがより楽しめるはず。
今回はそんな本作を遊んでみたので,簡単にプレイレポートをお届けしたい。
「やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。続」公式サイト
新ヒロインも登場し,ひねくれぼっちな八幡の恋にも進展あり?
本作の主人公となるのは,原作やアニメでおなじみの比企谷八幡(ひきがや はちまん)。自他共に認める“ひねくれぼっち”である八幡だが,ひょんなことから校内のお悩み相談所のような「奉仕部」に入部させられ,さまざまなトラブルを解決していくうち,徐々に彼自身も周囲の人間関係も変化していく。
ゲームでは,TVアニメ第2期で描かれたのと同時期,高校3年生への進級を控えたお正月から春休みにかけて,初詣やバレンタインイベント,そしてゲームオリジナルとなるスキー合宿といったイベントを,八幡の立場から体験できる。
前作との大きな違いは,何といってもやはりTVアニメ第2期から登場した一色いろはが攻略ヒロインとして登場することだろう。本作では,奉仕部の仲間である雪ノ下雪乃,由比ヶ浜結衣と共に,いろはがメインヒロインの一人となっており,恋愛対象として,原作やアニメ,前作ゲームでは描かれていない“その後”まで描かれているのが見どころだ。つまり,ゆきのんやガハマさん,いろはすと恋人同士になれちゃうというわけで,ヤバい何これ,ニヤニヤが止まらない……。
また,サブキャラクターとしては雪ノ下陽乃がゲームに初登場し,ルート攻略が可能という点にも注目だ。正直なところ,陽乃さんの相手をすることを思うと胃がキリキリしそうなのだが,どんなイベントが待っているのかはプレイしてのお楽しみということで。もちろん,そのほかにもおなじみのサブキャラクターが多数登場し,それぞれに個別シナリオが用意されている。個人的には,城廻めぐり先輩のめぐりっしゅ☆効果に癒されまくりです。
ゲームシステムとしては,前作にあった「廃人カウンタ」や「沈黙打破モード」などの独自システムが無くなり,シナリオ中の選択肢と,キャラクターとの1対1での「会話モード」での選択によってストーリーが分岐する形となり,だいぶ分かりやすくなっている。1ルートはやや短めではあるが,サブキャラクターも含めて登場キャラクターが大幅に増えているので,全体的なボリュームは十分だ。
さらに,筆者はまだ見ていないが,限定版にはオリジナルアニメBlu-ray「きっと、女の子はお砂糖とスパイスと素敵な何かでできている。」が同梱されるのも見逃せない。こちらは,原作10.5巻の一色いろはがメインのエピソードをアニメ化したもの。デートコースの下見の依頼を受けた八幡が,いろはと2人で疑似デートをするという内容で,羨ましいったらありゃしない。同じエピソードは本作のゲーム内でも体験できるが,せっかくなのでぜひオリジナルアニメとセットで楽しみたいところだ。
前作ゲーム発売時には,原作自体が物語の中盤だったこともあって,ヒロイン達との恋愛的な決着はほぼ描かれていなかったが,本作ではそのあたりについてもきっちりとゲームとしての結末が待っている。そういう意味では,本作はより“恋愛ゲームらしく”なったと言えるだろう。「俺ガイル」ファンなら間違いなく楽しめる一本なので,興味を持った人はぜひどうぞ。うすうす分かっていたことだけど,八幡ってぶっちゃけリア充だよね……。
「やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。続」公式サイト
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やはりゲームでも俺の青春ラブコメはまちがっている。続
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