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[JAEPO2017]原作に忠実な特殊能力と,カスタマイズできる「スキル」で広がる戦術。「進撃の巨人 TEAM BATTLE」ステージイベントレポート
「進撃の巨人 TEAM BATTLE」公式サイト
本作の大きな特徴は,人類の武器である「超硬質ブレード」のグリップを再現した,特殊な形状のコントローラだ。これを両手に持って画面に狙いを付け,建物や巨人にワイヤーを打ち込み,そこを支点に空を舞う「立体機動」が楽しめるのだ。
2017年の夏の稼働開始が発表されているが(関連記事),その段階では,原作のストーリーを再現した「シチュエーション」モードと,チームを組んで巨人の討伐数を競うチームマッチモードが実装予定になっている。今澤氏によれば,稼働後,どちらのモードもアップデートを続け,遊び方のバリエーションを増やしていく予定だという。
戦闘で蓄積されるゲージを使う特殊能力は,一定時間キャラクターがパワーアップするというものだ。特殊能力は原作をベースにしており,例えばエレンならチームマッチモード限定で巨人化が可能になる。また,戦闘力の高いミカサとリヴァイは,巨人のどこを狙っても自動的に急所であるうなじへ斬りつけるという。
アルミンやマルコの場合,特殊能力は戦っている仲間を支援するものになっており,アルミンの特殊能力が発動すると,味方の特殊能力ゲージが溜まりやすくなり,マルコの場合,マスケット銃を撃って巨人の注意を引きつけることができる。原作のキャラクターの個性が,特殊能力という形で表現されているわけだ。
なお,スキルについてはJAEPO2017に出展されたバージョンには実装されていないため,会場で試すことはできない。その点はご注意を。今澤氏によれば,登場するキャラクターは現在発表されている以外にも増やしていくとのことなので,原作でお気に入りのキャラクターがゲームでどう表現されるのかという点にも注目できそうだ。
今澤氏の以上の説明に続いて,2名の開発スタッフによる,チームマッチモードのデモプレイが行われた。チームマッチモードは最大4人で構成されるチームが2ラウンド戦うというルールで,第1ラウンドでは巨人の討伐数を競い,第2ラウンドでは,巨人の群れの中から,ターゲットの5体を倒すという内容だ。目標の巨人は耐久力が高く,うなじを何度も切りつけなければならない。
最初のプレイは,アルミンとミカサが選択されたが,マッチが始まった途端に,あっさりアルミンがやられてしまった。
倒されたプレイヤーがゲームに復帰する際,同じキャラクターはもう使えないので,次にコニーが抜擢され,ゲージを溜めたミカサが巨人を次々に討伐する中,コニーも自分の特殊能力を発動し,周囲をタル爆弾で爆破しまくるという派手な展開になった。アクシデントが起きても臨機応変に戦う,というのもチームマッチモードで勝利をつかむのに必要となりそうだ。
続くプレイでは,エレンとリヴァイが選択された。第1ラウンドは,巨人化したエレンが多くの巨人を倒して勝利したが,第2ラウンドはエレンがターゲットを1体も倒せない間に,リヴァイが特殊能力を発動して一気に3体を討伐して星を取り返した。
とにかく巨人をたくさん討伐したいならエレン,耐久力の高い巨人にダメージを与えたいなら,オートで急所攻撃してくれるリヴァイと,特殊能力の違いが戦いの結果に影響することがよく分かる。試合はスコアによる判定にもつれ込み,僅差でリヴァイが勝利を収めた。
ここで再び井澤氏が登壇し,「チームマッチモードでは,同じチームのキャラクター同士の相性や,敵チームのキャラクターとの相性,そしてミッションとの相性など,いろいろな点を考慮してプレイすると,さらに面白くなります」とチームマッチモードの魅力をアピールした。
そして最後に,「原作で活躍の少ないキャラクターでもゲームなら思う存分強くできるので,好きなキャラクターを使ってください。原作ファンとゲーマー,両方が楽しめるように作っていますので,応援をよろしくお願いします」と挨拶してイベントを締めくくった。
なお,会場で「進撃の巨人 TEAM BATTLE」を試遊すると,オリジナルステッカーがプレゼントされるほか,Aimeカードを使っていれば,正式稼働後に二つ名「JAEPO2017調査班」が手に入るとのこと。オリジナルステッカーは数に限りがあるそうなので,ファンはカプコンブースに急ごう。
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