「グリムノーツ」のアニメ化や，Repageの最新情報が明らかに。イベント「グリムノーツ感謝祭2018」の模様をレポート

　2018年1月20日，スクウェア・エニックスは，スマートフォン向けRPG「グリムノーツ」（iOS / Android）のファンイベント「グリムノーツ感謝祭2018」を，東京・港区のイベントスペース「TABLOID」で開催した。
　イベントには，声優の間島淳司さん，遠藤ゆりかさん，芹澤 優さん，市ノ瀬加那さん，本作のプロデューサーを務める石井諒太郎氏，イラストレーターの穂里みきね氏が登壇。加えて，コスプレイヤーの五木あきらさん，ないるさん，星乃まみさんも駆けつけ，イベントを盛り上げた。

写真左から，間島淳司さん，遠藤ゆりかさん，芹澤 優さん，市ノ瀬加那さん，石井諒太郎氏，穂里みきね氏，星乃まみさん，五木あきらさん，ないるさん。会場に設置されたフォトスポットでは，コスプレイヤーの3名と写真を撮ることもできた

　本稿では，1月下旬に始動予定の「グリムノーツ Repage（リ・ページ）」（以下，Repage）の最新情報が発表されたステージや，出演声優陣も参加したゲームコーナーなど，イベントの模様をお伝えしよう。

　イベントの開始時間になると，ステージのスクリーンにRepageのPVが映し出され，いよいよ開幕。会場に集まった約200人のファンからは大きな拍手が送られた。



　その拍手の中，MCを務める間島淳司さん，遠藤ゆりかさん，グリムノーツでプロデューサーを務める石井諒太郎氏がステージに登場。MCの2人からPVの内容について聞かれた石井氏は，「与えられた人生をどう生きていくのかという姿を描いていたグリムノーツと違い，自分の運命をどう切り拓いていくのかというものがRepageの内容になっています」と説明。その後，ゲストとして声優の芹澤 優さん，市ノ瀬加那さんが登壇し，Repageの最新情報が紹介された。

4人の新主人公たちなど，既存の情報をあらためて紹介した後，未公開の情報が発表された

　市ノ瀬さんが演じるエレナは「リ・ページ」の力を持つキャラクターだ。その力を使うことで，想区が絶望的な結末を迎える前の状態へと戻り，幸せな結末を目指して再び運命に挑める。1週目と2週目では，想区に出現するルートも異なるものになるとのこと。


　さらに，ガチャのラインナップを一新し，Repageで追加されるヒーローのみが登場するという情報も明らかに。公開された★5ヒーローの中にはグリムノーツの主人公であったエクス達の姿もあり，会場からは歓声があがっていた。

さらに，従来のガチャに加えて，2種類のガチャが追加。ヒーローを限界突破させるためのアイテムである「限界突破の叙事詩」で利用できるガチャでは，★5ヒーローが確実に入手できる

　続いて，開発中の実機プレイ映像が公開された。エクス達が動き回って戦う姿に会場のファンも満足している様子で，ヒーローがスキルを発動するたびに，嬉しそうな反応を見せていた。


　Repageの新情報発表に続いて，グリムノーツに関する難問に，会場の各テーブルの5人で挑戦する観客参加型のクイズ大会が行われた。問題は，「想区のシナリオのセリフ数。もっとも多い想区と少ない想区では，文量はどのくらい違う？」などハイレベルなものばかり。ゲームを起動して確認したり，ネットで調べたりするのも自由というルールが設けられた。

クイズ大会には，芹澤さんと市ノ瀬さんも解答者として参加。石井氏や，普段からグリムノーツをプレイしている間島さんの力を借りながら，クイズに挑戦していた

　制限時間いっぱいになったところで答え合わせをすると，もっとも正解の多かったチームは全29問中27問正解していたことが判明。さらに，芹澤さんと市ノ瀬さんのチームを含め，ほとんどのチームが20問以上正解するなど好成績をマークしており，グリムノーツの愛され具合をうかがえる結果となった。


　その後，コスプレイヤーの五木さん，ないるさん，星乃さんが登場し，芹澤さんと市ノ瀬さんとともに5人で「インサイダー・ゲーム」に挑戦。まずは観客へのルール説明も兼ねて，一度実際にプレイすることに。

　インサイダー・ゲームは，用意されたお題が何かを当てるため，プレイヤー達がそのお題を知っているゲームマスターに「はい」か「いいえ」もしくは「分からない」で答えられる質問をして，答えを探るというゲームだ。プレイヤーの中には，お題を知っているインサイダーが1人だけ混じっている。正解を当てたうえで，このインサイダーを見つけだすのが，インサイダー以外のプレイヤーの勝利条件で，インサイダーであることがばれなければインサイダーの勝利となる。

　最初のプレイでは，芹澤さんがゲームマスター，市ノ瀬さんがインサイダーとなったのだが，芹澤さんがプレイヤーからの質問に具体的に答えてしまったり，お題の内容と少し違う回答をしてしまったりと，ゲームは大混乱。なんとか正解は導きだされたものの，答えに近づく的確な質問が多かった市ノ瀬さんと星乃さんがインサイダーだと疑われる。

　ほかのプレイヤーからの追及のなか，市ノ瀬さんが「私はただ真っ白な気持ちでプレイしていたので……」と，インサイダーでないことをアピールすると，星乃さんも「私は怪しいと思っている人がいますし，インサイダーではないので弁解しなくても大丈夫！」とコメント。しかし，この一言がさらに疑いを深めてしまい，星乃さんがインサイダーとして指名され，本当のインサイダーであった市ノ瀬さんが見事勝利した。

　次のプレイでは，クイズ大会と同じく観客も参加。テーブルに座った5人で協力し，インサイダーを予想するというルールだったため，観客もインサイダーを知らない状況でゲームがスタートした。

　ゲームマスターとなった五木さんに次々と質問が投げかけられ，徐々に答えに近づいていき，制限時間内に正解。今回は答えを言い当てた芹澤さんが鋭い質問をすることが多かったため，プレイヤーからも，会場からも疑惑のまなざしが向けられる。ほかに疑わしいプレイヤーも出てこず，そのまま芹澤さんがインサイダーと指名されてしまった。

　結局インサイダーだったのは芹澤さんだった。正体を明かすと会場からは拍手ともに笑い声が沸き起こり，ゲームが終了。芹澤さんは「もう1回やりたい！」と悔しそうな様子だった。

　インサイダー・ゲームを終えたところで，会場にはイラストレーターの穂里みきね氏が合流し，イベント参加者から寄せられた質問に答えるコーナーに移行した。「イケメンピックアップガチャの実施はいつですか？」や「クロヴィスが使っているトリートメントを教えてください」といった，石井氏も思わず笑ってしまうような質問が多く，穂里氏が「答えやすい質問がいいですね（笑）」と漏らす場面も。

　なかでも盛り上がったのは「遠藤ゆりかさんと間島淳司さんに何かセリフを言ってほしいです」という要望。これに対して，遠藤さんは「愛しているわロミオ」というジュリエットのセリフを，間島さんは帽子屋ハッタの「さあ，終わらないパーティーを始めよう」というセリフを生披露し，大きな拍手を浴びていた。

　「かわいく魅力的なキャラクターを生み出す秘訣はありますか？」という質問に対しては，穂里氏が「キャラクターにまつわるものや，好きなものをデザインに盛り込むようにしています」とコメント。今後，キャラクターのデザインを見るときには注目したい。

　そして，Repageの注目点について，石井氏が「キャラクターごとに考えかたが違い，それぞれの正義感の中で動いていきます。主人公達がグリムノーツのときと違う目線で物語が進んでいくところに注目してほしいです。」とコメントし，コーナーを締めくくった。


　最後に出演者が再び登壇し，それぞれ一言ずつイベントを振り返った。この際，石井氏が「最後にもう1つ皆さんに発表があります」と切り出し，グリムノーツのアニメ化が決定したことを発表し，イベントは無事幕を閉じた。石井氏によると，アニメは「しっかりした30分アニメです。詳細は後日あらためてお伝えしますので，お待ちください」とのこと。Repage，アニメともに，続報に期待したい。

「グリムノーツ」公式サイト

「グリムノーツ」ダウンロードページ

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