「斬劇『戦国BASARA』第六天魔王」が本日開幕。初日を迎えたキャスト陣が意気込みを語った

　本日（2018年3月2日）から3月18日まで，「斬劇『戦国BASARA』第六天魔王」の公演が東京（AiiA 2.5 Theater Tokyo）および大阪（森ノ宮ピロティホール）にて行われる。この舞台公演は，カプコンのアクションゲーム「戦国BASARA」シリーズを原作とするものだ。

「斬劇『戦国BASARA』第六天魔王」公式サイト

■出演キャスト（敬称略）

眞嶋秀斗（伊達政宗）
松村龍之介（真田幸村）
中尾拳也（徳川家康）
沖野晃司（石田三成）
椎名鯛造（猿飛佐助）
井上正大（片倉小十郎）
瀬戸祐介（明智光秀）
汐崎アイル（後藤又兵衛）
斉藤秀翼（島 左近）
桜田航成（浅井長政）
高柳明音（お市）
大湖せしる（京極マリア）
伊藤裕一（黒田官兵衛）
唐橋 充（織田信長）

　初日の開幕を控え，キャストおよびスタッフによる挨拶が行われた。伊達政宗役の眞嶋秀斗さん，真田幸村役の松村龍之介さん，徳川家康役の中尾拳也さん，石田三成役の沖野晃司さんらが公演に懸ける意気込みを語った。

　なお，沖野さんは稽古中に脚の怪我を負ってしまったため，予定どおり石田三成役を演じるものの，殺陣のシーンには殺陣指導の泉 紫太朗さんが入るとのこと。沖野さんは「自分としても必ず舞台に立ちたいと思いました。僕のすべての力を使って，この舞台に尽力して参ります」と力強く決意を示していた。
　また，今回の公演をもって，「斬劇『戦国BASARA』」シリーズから卒業となる猿飛佐助役の椎名鯛造さんは「舞台を観に来てくださる方に敬意を払い，楽しい『BASARA』にしようと考えています」と語った。


　構成・演出・映像を手がけるヨリコジュン氏によると，今回の公演は「デジタル化などによって個人で何でもできてしまう現代において，大きな壁にぶつかり，一人で悩んでいたとき，ふと横を見たら一緒に戦ってくれる仲間がいた。そういうことに気づける内容」になっているという。「ぜひ，多くの人に観てほしい」と自信を見せていた。
　また，企画・原作監修を務めるカプコンの小林裕幸氏は「今までと違う内容を目指した」ことを明かした。その結果は「舞台を観て確かめてほしい」とのことだが，なかなかチャレンジングなものに仕上がっているようだ。

ヨリコジュン氏

小林裕幸氏

　挨拶後に予定されていたゲネプロ（通し稽古）は，第一幕の冒頭，20分程度までとなった。沖野さんの怪我を踏まえて，大事をとった形だ。
　「斬劇『戦国BASARA』第六天魔王」のストーリーは，“第六天魔王”こと織田信長に敗れて人質となった豊臣秀吉と武田信玄を救出すべく，政宗や幸村，家康，三成らが立ち上がるところから始まる。しかし，信長の真の目的は彼ら，若き武将達だった……。
　キャスト陣によると「こんなことがあっていいのか！」と思わせる衝撃的な展開が待っているとのこと。会場に足を運ぶ予定の「戦国BASARA」ファンは，ぜひ期待してほしい。

「斬劇『戦国BASARA』第六天魔王」公式サイト