バンダイナムコエンターテインメントは本日(2018年9月20日),2019年1月17日の発売を予定しているPS4版「
エースコンバット7 スカイズ・アンノウン」に関して,
VRモードの情報を公開した。
VRモードはPS4版のみに存在するゲームモードで,プレイヤーは
「エースコンバット04 シャッタードスカイ」の主人公である
メビウス1となり,“本物のパイロット体験”を味わえるというものだ。内容は大きく分けて,
VRハンガー,VRミッション,VRエアショーといった3つのパートから構成されている。本稿では,東京ゲームショウ2018に先立って実施されたメディア向けプレゼンテーションのインプレッションを踏まえつつこれらを紹介する。また,開発者インタビューも別途掲載しているので,そちらも参照してほしい。
なお,リリース文中で
「オンラインモード」の存在に言及されていることにも注目したい。こちらは概要すら不明だが,気になるところだ。
VRハンガー
VRハンガーは,その名の通りハンガー(格納庫)で機体をじっくり眺められるモードだ。キャンペーンモードよりもさらにハイディテールとなったVR専用機体をさまざまな角度から眺められる。
ちなみに,VRモードで使用できる機体は全4種類。ラインナップはF/A-18F(スーパーホーネット),F-22A(ラプター),Su-30M2(フランカーF2)まで明らかになっていて,残りの1機は未公開だ。
VRミッション
VRミッションは,実際に機体を操作して自由エルジア軍の部隊を撃滅するパートだ。ミッションは全3本だが,そのぶん出撃から交戦,帰投といった一通りの流れがパイロット体験として統合されている。出撃する基地も飛行場だったり空母だったりと,ステージごとに異なるため,それぞれの体験を楽しめるようだ。
1つ目のミッションは,空母から発艦し,敵航空機を邀撃するというもの。戦いは雨雲の下から晴れ渡った高高度へと移っていく。ここで使っていきたいのが,QAAM(高機動ミサイル)などの特殊兵装だ。VRモードでは視界中央部の敵が優先してロックオンされるので,従来よりも「狙って落とす」感覚が増している。
2つ目のミッションは,空襲を受ける地上基地からスタート。撃墜された味方機が凶器と化して落ちてくる滑走路で,命がけの出撃を強いられる。離陸間際には輸送機が滑走路に直撃するので,それをいかにかわして離陸するかが最初のハードルとなる。筆者はフランカーF2で2度挑戦したものの,機体重量の重いフランカーF2で離陸を成功させるには特有のコツがあるらしく,2度とも失敗に終わってしまった。
離陸に成功した場合は,敵勢力に対地攻撃を行っていくことになる。なお,離陸間際はスカイアイ(E-767)の巨体や味方の自走式対空砲が果敢に戦う姿,物理演算でバラバラに飛び散る輸送機の残骸など,なかなか見どころが多いので,周囲を見渡してみるといいだろう。
3つ目のミッションは未公開となっているが,これら2つのミッションに負けず劣らずの苛烈なシーンとなるだろう。
VRエアショー
VRエアショーは,空母上からスーパーホーネットの飛行演技を観覧するモードだ。マニューバは22種類あり,演目はプレイヤーがエディットできる(BGMのON/OFFも可能)。今回のプレゼンでは2種程度のマニューバしか見られなかったが,リラックスした環境でゆったりと眺めたいところだ。
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VRモードとは
VRモードは「エースコンバット7」本編のキャンペーンモード、オンラインモードとは別に、PlayStation 4版のみに収録されたVR専用コンテンツです。PlayStation VR専用に制作されたVRミッションと、搭乗するハイモデル機体の鑑賞、VRで発艦、着艦、離着陸といったパイロットの総合体験をお楽しみいただけます。
VRモードのコンセプト
エースコンバットファンに送る、本物のパイロット体験
プロデューサーズ メッセージ
「エースコンバット」シリーズの【未来】をプレゼンテーションする
「エースコンバット7」PS4版に収録されるVR専用コンテンツは、『エースコンバット』シリーズ、ひいてはフライトシューティングというジャンルの体験や楽しみ方に対する、ひとつの未来の可能性をプレゼンテーションすることが目的です。
新感覚のパイロット体験を実感できるユニークなアイデアを厳選し、「本物のパイロット体験」を味わえるコンテンツに仕上げております。ぜひPlayStation VRをお持ちの方には、「エースコンバット7」に華を添えるコンテンツのひとつとしてお楽しみいただければ幸いです。
VRモードを構成する3要素
ミッションだけでなく「本物のパイロット体験」をめざしたVRの総合体験を楽しめる
#1 VRミッション
離陸から着陸まで、一つに統合された本物の空戦体験
VR専用のオリジナルミッション全3話をPlayStation 4版に収録。
VRミッション1 VRで空へ飛び立つ、戦う
空母の発艦シーンからVR体験が始まる。飛び立つと全視界に美しい空と地上の風景が広がり、自由に見渡すことができる。
敵とのエンゲージ。操作やプレイ感覚はシリーズの操縦感そのまま。さらにVRの「周囲を見渡せる」自由さを利用し、360度から敵を探して後方の敵を「目でロック」して攻撃することもできる。(QAAM等)
「7」ならではの、美しい空と雲の表現はVRでも引き立つ。ミッション1では、圧迫感のある雨雲の下での低空戦から、高高度での防空戦へと戦場が移り変わっていく。空を堪能する体験。
VRミッション2 衝撃の脱出劇と、地上軍を救う戦い
敵の攻撃を受けている味方基地。スクランブル出撃すべく格納庫を出ると、まさに防空戦の真っ最中。降り掛かってくる敵の攻撃を前に、死線をかいくぐって滑走路までたどり着く。
眼前に墜落してきて力尽きる、味方の輸送機。既存のVRゲームを凌駕する迫力体験が続く。
なんとか滑走路に到着し、緊急離陸のための加速の途中……。
敵に撃墜された輸送機が頭上から迫る!
「エースコンバット」史上にも例のない究極の離陸劇。
この極限状態を見事切り抜け、空へ飛び立つことができるか!?
このスリルはVRで体験しないと分からない!
ミッション後半は攻撃を受け続ける自軍基地を空から支援する任務が続く。地上攻撃の迫力を体験せよ!
#2 VRハンガー
戦闘機の本物のサイズを身体で感じられる
VR用に新規設計されたハンガー。様々な場所から戦闘機を眺められるモード付き。コクピットを見下ろすタラップも登ることもできる。歩き回る整備兵や、ヘルメットに映るホロ表示といったVR独自の仕掛けが、臨場感を盛り上げる。
搭乗可能機体
すべてVR表示に耐えうるよう、細部ディテールまで作り直されたVR機体モデルとコクピット
F/A-18F Super Hornet
F-22A Raptor
Su-30M2 Flanker-F2
Secret
4機目の機体も存在!
#3 VRエアショー
いつでも飛行の美しさを味わえる
全天360度の青空を見上げ、航空機のショーを眺める臨場体験
空母上で繰り広げられるエアショーを眺められるVR専用のモード。
観覧できる飛行演技(マニューバ)は22種類!
=ずっと飽きないで観続けられます。(しかも無線による音声解説つき。)
自分で飛行メニューを組み立てることもできる。自分だけのエアショー!
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エアショーで感じる、空のすがすがしさ、飛行機の爆音、優雅な飛行。あの空気感をいつでも味わえる。
VRコクピット
MFD(マルチファンクションディスプレイ)
機体ごとに作り込まれたコクピット。レーダーや武装に関する情報は、画面合成ではなく、本物さながらにコクピット内のモニタに表示される。
被弾・撃墜
さらに、機体がダメージを受けると警告ランプが光り、撃墜されるとコクピットが炎上し煙に包まれる。「空の戦い」のリアルが、あなたを恐怖へと陥れる。
その他
・VRミッションの難易度はEASY、NORMAL、HARD、ACEの4種類。
・VR専用のミッションブリーフィングや、クリアランクの分かるリザルトも存在。
・VRで表現された美しい空と雲、陸地や海を自由に飛べる「フリーフライト」モードも搭載。
※PlayStation VR(別売)対応の「VRモード」では、VR専用の新規ミッションがプレイできます。そのほかのモードはPlayStation VRに対応しておりません。
※「VRモード」はPlayStation VR(別売)専用となっております。その他のVR機器には対応しておりません。