連載
結のほえほえゲーム演説:第105回「雪山で人の温もりに触れる『Project Winter』」
皆さんは「Project Winter」というゲームをご存じでしょうか。「雪山人狼」と呼ばれていたりもする,正体隠匿系のゲームです。
プレイヤーは8名。
6名の「サバイバー」は,雪山から生き延びて脱出することが目的。チームワークを駆使し,建物などを修理しながら救助隊との合流を目指します。
残る2名の「トレイター」は「サバイバー」に紛れ,脱出を妨害することが目的。こっそり機械を破壊したり,アイテムを盗んだり……はぐれたサバイバーを襲撃して殺したりします。
ゲーム開始時,人数が少ないトレイター側は完全に不利。なのでとりあえずは“協力するフリ”をするんです。建物の修理を手伝ったり,食料を分け与えたり……。“役に立ってる感”を醸し出し味方アピールをしつつ,チャンスをうかがいます。
脱出のための準備は手分けして行わないと,制限時間に間に合いません。つまり全員で団体行動するわけにいかず,2〜3人で分かれて行動しなければならないのです。これがトレイターにとって絶好のチャンス。サバイバーが仲間を呼べなくなる距離まできたところで,協力するフリをやめ全力で襲いかかります。これがキマった瞬間が,最高に気持ちイイ〜〜〜。
地味にコツコツ妨害するのも楽しいんですよ……。みんなで協力して集めた修理部品をこっそり抜いてみたり。修理部品の数が合わなくなったことに気付いたサバイバーが疑心暗鬼になるのがたまらないんです。正体隠匿系ゲームだからこそ味わえるドキドキ感。
私ですね,このゲームで面識のない方とのボイスチャットを初めて行ったんです!!!!
今まで友人知人とボイチャしながらゲームすることはあれど,いわゆる「野良部屋」に突撃する勇気がなく……。「このヘタクソが! ××するぞボケェ!」と怒鳴られることを覚悟しつつ,緊張で震えながら参加ボタンをクリック。
……ん? 優しい?
初心者部屋ということもあったのか,参加者がめちゃくちゃ優しい。むしろ現実世界よりはるかに優しい。初対面なのに「ベリーいりますか?」とか食料を分け与えてくれる? くれないよね? 現実はね?
丁寧に接すれば丁寧に返ってくる。ものすごく当たり前で自然なことなのに,現実世界ですべての他人に望むとなると,とてもハードルが高いように感じます。人間関係に疲れがちな私の心にじーんと沁みました。東京が雪山だったらいいのにな。
人狼をはじめとする正体隠匿系ゲームって,だまし合いをしていると思われがちなのですが,実は“人を信じる”ゲームなんですよね。雪山で人を信じられたときの達成感,ぜひ味わってみてください。
YouTubeチャンネル「結ちゅーぶ!」でもプレイしてます〜。
最近プレイしているゲーム(2020/2/8)
Nintendo Switch:「リングフィット アドベンチャー」
Nintendo Switch:「To the Moon」
PlayStation 4:「十三機兵防衛圏」
PC:「Project Winter」
PC:「インペリアル サガ エクリプス」
iOS:「ロマンシング サガ リ・ユニバース」
iOS:「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」
iOS:「雀魂」
■■結(女優・タレント)■■
女優・タレントとして活動中。国内映画祭にて主演女優賞を多数受賞。幼少期からのゲーム好きが高じ,数多くのゲーム番組でMCを務め,イトキチ(糸吉)の愛称で親しまれている。
公式サイト:http://yui-monogatari.com/
公式Twitter:https://twitter.com/xxxjyururixxx
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